「　やたら正義感に燃える元警察官と、この父親が経営するボクシングジム...」スペンサー・コンフィデンシャル　ララリレロさんの映画レビュー（感想・評価）

　やたら正義感に燃える元警察官と、この父親が経営するボクシングジムの有望株ボクサーがカジノ建設の利権に絡むギャングと警察の汚職をすっぱ抜き、一網打尽にするという、よくあるお話。
　元警察官のマーク・ウォルバーグ、その父親アラン・アーキン、ボクサーのウィンストン・デュークなど個性的なキャラクター揃いだが、その魅力が引き出せていない。元警察官の恋人役も強烈な性格と行動を見せるが、明らかに浮いている。
　お定まりのストーリーに登場人物がうまくかみ合わない。そのうえ、コメディタッチも甘いとなればいかんともしがたい。