「【色々な意味で哀しく、切ない映画】」マイ・エンジェル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【色々な意味で哀しく、切ない映画】
◆感想
・序盤、マリオン・コティヤール扮するマルレーヌの安っぽいタトゥが哀しい。
「フロリダプロジェクト 真夏の魔法」の母親を想起させるからである。
(あの母親を演じた女性のタトゥは本物であり、一回見たら忘れない位インパクトがあるので、メッセージ性も含めて迫力が段違いなのである。)
・後半は子役のエイリーヌ演じるエリーの母を見つめる眼差しの変化と表情が哀しい。口をきりっと結び、何かを決意したようなエリーの健気な姿。
彼女の小さな体から発せられる叫びは心に刺さる。
・ラストも”ああっ!”と思って手に汗を握るが、印象深いシーンである。
・この映画はこの子役のエイリーヌの演技に依るところが大きいと思う。
<マリオン・コティヤールは出演する映画を吟味するそうだが、今作品は彼女の華麗なキャリアの中で、どういう位置づけになるのだろうか?、と思った作品である。>
<2019年8月10日 劇場にて鑑賞>
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