劇場公開日 2020年9月25日

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「主人公の存在感は?」ウルフズ・コール よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5主人公の存在感は?

2021年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

国際的な謀略に巻き込まれた潜水艦乗組員達の奮闘を描く物語。

「外れがない(?)」と言われる潜水艦映画に、サスペンス色を付け加えた映画です。

深海での攻防が緊迫感を煽り、サスペンス部分の意外性もあり、設定としては良質に感じます。ラストに向けて、軍人としての使命感で命を賭して闘う様子は感動的に感じます。

それだけに、中盤での青春映画チックな差し込みは必要なかったように思えます。潜水艦映画の肝である密閉空間の緊張が緩み、それが映画全体の緩みにも繋がりました。
若手ソナー担当が主人公だからの差し込みだったのでしょうが、この映画内容なら、艦長を主人公に当てた方が無理がなかったかもしれません。実際、ラストに向けて主人公の存在感は希薄になっていましたから。

もう一つ苦言を言えば、クライマックス前に「軍人として~」みたいな議論がありましたが、あれは真面目に話をしているのですかね?フランス軍がその意識だと怖すぎるのですが・・・

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よし