劇場公開日 2020年11月13日

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「身体が不自由でも生きることは尊い、死んじゃダメ」さくら シュッポッポシューさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0身体が不自由でも生きることは尊い、死んじゃダメ

2021年6月29日
PCから投稿

身体が不自由でも生きることは尊いはずだ。それを否定する話は見る価値無し!
父親や妹の彼女は生きてゆくのに何故兄を殺したのか?弟の最後教訓じみた言葉、全く響かない。この弟は何も見えていない、妹の行動、兄への固執を見ていても、彼女からの手紙を隠す位はするだろうとかも感じない!むしろ妹よりイヌのことに関心が有るくらいだから。弟目線にする事でソフト路線と言うか、犬を引き合いに邦画独特の雰囲気にしたかったようだが、ストーリーの根幹、何を訴えたいのかが見えない話しになってしまった。むしろ弟は居なくてもいい位だし、まして彼女との情事なんか邪魔だし、父親の彼女や妹を慕う彼女のエピソードに比べると、全く意味が無いエピソードだった。メインは妹のブラコンに絞ったストーリーなんだから、余分な演出はせず、兄を一生懸命サポートしていく妹の真の愛情みたいなラストにして欲しかった!
例えば・・・妹のサポートを受け元気を取り戻しかけた兄は、ある日家族の誰も気づかない妹のいじょ過ぎる愛情に戸惑い、妹が彼女からの手紙を隠していることにようやく気付く。妹無しでは生きられない兄は妹を責めることができない。妹は彼女を密かに探し出し、兄に合わせるが、それは兄が一番恐れていたことだ、妹は兄が喜んでいると思い、心のわだかまりが消え喜ぶ。やがて妹は彼氏を作り兄から離れていき、兄は一人で生活できるようになる。

シュッポッポシュー