劇場公開日 2020年1月17日

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「缶コーヒーをプレゼントするのは飯島直子にしてほしい。「こらこら、一生懸命も休み休みにしてよね。ひとやすみ・・・」」太陽の家 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5缶コーヒーをプレゼントするのは飯島直子にしてほしい。「こらこら、一生懸命も休み休みにしてよね。ひとやすみ・・・」

2020年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 熱い、熱すぎる男の長渕剛。女に弱いなどと言っていたが、シングルマザーの広末涼子に一目惚れかと思いきや、彼女の一人息子・龍生に対して熱い男心を注入していたのだった。「棟梁!よっ、大統領!」てな感じで、まさに男気を感じる作品ではあったものの、真っ直ぐ過ぎて、こんな方向に行ってもいいのかな?と徐々に疑問符が浮かんでしまいました。

 意外なことに、娘カンナ(山口まゆ)も家を出て行った高史(瑛太)も血の繋がらない子どもたち。妻の飯島直子の子どもでもないんかな?と、ずっと気になる存在でもありましたが、この血縁無しの家族はまるで『万引き家族』ではないか。かなり影響受けてる気がする。

 気になる女性の家にホイホイとついて行って、あっという間に生命保険の契約。あぁ、なんだかよくある話だな~とも思いつつ、棟梁は仕事さぼりすぎ。だけど、8歳の子を預かることになってからは本領発揮。カンナの削り方とか練習したんだろうな~と、感心する。ハエが止まったら滑り落ちるくらいにツルツルです。

 まぁ、一日に似たようなプロットの映画を観てしまったことにも驚きましたが、やっぱり『ロマンスドール』の方が圧倒的に上。広末には荷が重すぎる。そうして、タイトルにもなってる“太陽の家”なるものをプレゼントされても嬉しいのかな?などと、ひねくれた見方になってしまいました。それに真っ直ぐ過ぎるための葛藤不足。

kossy