劇場公開日 2019年8月16日

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「日本人には馴染みのないアル中のくるしさ」命みじかし、恋せよ乙女 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0日本人には馴染みのないアル中のくるしさ

2020年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

恐らく!
外人さんの重度のアル中って、こんな感じの幻覚に苛まれるのだろうなとは思ったけれど、
その表現時間が長くて飽きる。

そして謎の女ユウも、
日本人らしからぬ振る舞いに違和感を感じる。
調べると本業は舞踏家さんなんですね。
もうちょっと日本人らしい女優さんでも良かった気がします。

とにかくしつこくしつこく幻覚が表現されて、
かつ叙情的な風景が合間に挟まり、
日本人には到底受け入れられなそうな作品でした。
樹木希林さんの遺作ですが、
彼女の登場はかなり後半。
しかし重要な役です。
彼女が泣くと観客も泣きます。
そりゃそうだよね…。

ハリウッド初登場にして遺作。
この謳い文句はズルい!
と思うくらいです。
120分がこんなに長いと感じたのも久しいです。

茉恭(まゆき)