黒い司法 0%からの奇跡のレビュー・感想・評価
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冤罪で収監された黒人と弁護士の物語 当たり前にあると思っている正義...
冤罪で収監された黒人と弁護士の物語
当たり前にあると思っている正義がなかったら?
ゾッとする話だがまだほんの一昔前の話
こうゆう事件を知ると
やはり黒人の地位や貧しい人間の地位が
守られていないと感じても当たり前な気がするね
自由を奪われるのがどれだけ嫌な気分か
自由に生きてる人にわかってもらうのは難しいよね
だからこそ、こうゆう映画を観てみんなに自由の大切さを理解して欲しい感じかな
トランプ政権以来、差別を取り扱った作品が多かったがバイデンになって...
トランプ政権以来、差別を取り扱った作品が多かったがバイデンになって変わるのか。
1980年代の話だがまだまだ根強い問題なんだろうなぁ。
奇跡というのはブライアンに出会えて、諦めずにいてくれたこと。
予想以上
一言「劇場で見たかったなあ!」
冤罪(多分)で死刑囚となった黒人を、黒人弁護士が助ける。
まあよくある話だよなあと思ったら。
これがどうしてどうして。
◎よかった点◎←今回は予測の斜め上をいった点
・アラバマ=アメリカ南部。人種差別が国内でも根強かったエリア。
そこで起きた「1989年頃の“実際の話“」。
割と最近の話、まだこんなで事件があったんだなあ。
・主人公は北部出身でハーバード大卒の弁護士。
だけど黒人というだけで、刑務官に全身の身体検査をさせられる。
事件の根深さを表すシーン。
・裁判のシーンは割と少なくて。
そこまでに至るいろんな調査や、やりとり。
過程がじっくり描かれているので、裁判シーンに気持ちがグッと入る。
・「俺たちはずっと仲間だ」。
死刑囚たちが自分の気持ちを、音で示すシーンが印象的。
場面は少なかったけど、最初弁護士を差別的に身体検査した刑務官。
徐々に温情的になっていくのが、ニヤリ。
△いまいちな点△
・なし
いやー見終わったあと、涙がポロポロしちゃったナイスな1作でした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「正義にはまだ間に合う」
実話である事の怖さ!
こんな冤罪が1980年代にあったなんて、憤りや悲しさ、アメリカの恐ろしさを思い知らされる。黒人を軽視する白人の奢り。この事件だけではなく、無実の罪で死刑になる黒人が大勢いた事実は悲劇としか言いようがない。
そんな無実の黒人を助けようとする弁護士のブライアンは超エリートで、高収入を得て悠々自適に暮らす事も出来るのに、信念を貫いて無実の人々を助けるために奮闘する。凄い人だ。一緒に仕事をするエバも、白人女性なのに、家族が嫌がらせを受けても負けずにブライアンと共に闘う。エバも強い女性だ。彼女のような白人がいてくれた事が救いではある。
白人警官が黒人を逮捕する際の執拗な暴力や死亡させてしまうケースをキッカケに暴動が起こったりと根深い差別は2021年になった今でも無くならない。肌の色で差別している場合ではないのに💦今の世の中、世界中で力を合わせて闘わねばならない事は沢山あるのに💦
エンドロールで実際の映像が流れたけれど、みんなよく似ていて、さすがだな〜と感心した。似た俳優を選ぶんだろうけど、俳優も本人に似せていく、凄いです。
正義の味方
ハーバードを出て、わざわざ南部のアラバマ州で死刑囚を助けるためにやってくる、これこそ正義の味方。名優ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンが脇を固め、素晴らしかった。脅され嘘の証言をしたが撤回したティム・ブレイク・ネルソンも良かった。ラスト、検事も認めざるを得なかったのだろうが、もっと早く取り下げるべきだった。死刑囚の10人に1人は冤罪、それ以外は執行って恐ろしい数字だ。。実話だけに、ハッピーエンドで良かったとなるが、釈放されても、自由を奪った時間は取り戻せない。
まともな裁判さえしてもらえずに死刑判決が下されて執行を待つだけの状...
まともな裁判さえしてもらえずに死刑判決が下されて執行を待つだけの状況。
そこから釈放まで持っていくのは奇蹟に近い。
これがフィクションなら出来過ぎだろ、という評価になってしまうが、実話だから物語に厚みが出る。
本来なら無罪で当たり前なので、これで感動している場合ではないのだろう。
冤罪で死刑になる人が相当数存在するという恐ろしさを感じた。
こんな冤罪があるなら死刑制度はなくさなきゃいけない
もう20年も、恩師と死刑制度の是非を討論している。
私は、死刑制度は「あり」だと思っているけれど、その大前提は、きちんと捜査がなされて、有罪である揺るぎない証拠があること。
恩師の主張は、1%でも冤罪の可能性があるのならば死刑制度は廃止すべきだし(執行してしまったら取り返しがつかないから)、司法も人間がやるものなのだから、冤罪の可能性を100%排除することはできない、というもの。
日本の司法制度はここまでひどくないと信じたいけど、この映画を見たら、死刑制度を支持するのが難しくなるな……。
いい映画です
これは私の勝手な偏見ですが、黒人の方々のパワーは凄まじいものがある。自分が何かで辛かった時もたくさん励ましてもらいました。学校を転校した時も周りの目など気にせずに真っ先に助けてくれたのは今も友達の黒人でした。
ただ、そのパワーや行動力の代償なのか、何か起こった時に後先考えずにことを起こしてしまうことがあるように思います。この映画でも解放された死刑囚の息子が法廷で叫んでしまいました。もちろん後先考えずに行動した方がいい場合もあります。日本人である自分なんかは考えすぎていつも行動が遅いです。ただ黒人の人たちの行動力が事件などでの逮捕につながってしまっていることもあるのではないでしょうか。色々考えさせられます。
もちろんこれは自分の勝手な偏見であり、自分もほんの一部の黒人の方にしか会ったことがないので、いい加減なことは言えないのですが。
いい映画です。ほんの一部でしょうが、黒人の方々がどのような扱いをアメリカ南部で受けてきたのかが分かります。
堅実な実話もの
正直、この手の作品はいつも余り楽しめないのだが、作品は見る側を裏切らない良質さを備えている。しかし問題の深刻さは物語がハッピーエンドであればあるほど残った闇の深さと巨大さが増すばかりで見終わった後の感動よりも暗澹たる気持ちの方が増大する。個人的感想は別に作品の客観的な完成度で、今回は星付けした。
権力者が真実を曲げても、希望があれば前へ進める!
現在のBLMにマッチした象徴的な社会派作品。ただし、黒人ということは強調してなくて、貧困など社会弱者という言葉を使っているのも印象的。しかも実話であるということが驚き。黒人差別の根強いアラバマ州での冤罪事件を扱い、司法の杜撰さも浮き彫りにしている。
皮肉なことに「アラバマ物語」の舞台となっているモンロー郡というのも凄いことで、人種差別をなくそうとする町が半世紀の間に元に戻ってしまったのも興味深い。しかも、扱う事件は胡散臭い証言によるもので、物的証拠は何もない・・・何じゃこりゃ。
人々が安心して眠れる社会。その“人々”には黒人、貧困家庭は含まれているのですか?若き弁護士ブライアン・スティーブンソンは問う。「貧困の敵は正義」だとも主張する。つまり誰でもいいから犯人をでっちあげることで人々は安心を勝ち取ることができるという、偽の正義が横行しているわけだ。自分も死刑になるからと、司法取引によって“でっち上げ”を強要されたマイヤーズも貧困世帯。検察にとって都合のよい犯罪者であった。
日本でも冤罪事件はあるけど、アメリカほど多くはなさそう。そして10件の冤罪のうち1件しか釈放にまでは持っていけない現実。その冤罪被害に遭うのもほとんどが黒人・・・
ちょっとしたことですが、車の運転者を白人か黒人かと見極めようとする姿も見られ、まずは人種チェック!といった様子が興味深いところでした。もちろん黒人弁護士のブライアンもそれをやっていた。どうしても見た目で決めちゃうんですね。
こうした法廷モノは大好物。判決は楽だったわ~などと、結審する裁判官の言葉も面白いし、再審請求が中心となる展開も緊張感max!!! マクミリアン(J・フォックス)の静かな演技もいつもと違い、あらたなジェイミーの姿を目撃した気分。マイヤーズの火傷痕のメイクアップも良かったし、家族たちの演技がもっと良ければ言うことなし!でした。
ビビる白人俳優が巧い
アラバマ物語を撮っても直らなかったのね。
これ撮っても直らぬと見ねばね。
日本は駄目って言うけど他国も相当だね。
差別問題でなく事務屋のメンツVS証拠不十分論者のお話し。
この手の正統王道で真面目なエンタメ一本撮るのが米映画の強み。
ビビる白人俳優が巧い。
Lives matter
白人警官による黒人に対する行いが社会的争点となった今年に象徴的な一本。差別問題なのか当時の捜査の杜撰さを扱った話か分からないほどデタラメな対応。日本人として笑えぬところ。
白人の変化がストーリーの肝となる。終始、象徴的に背景に入ってくる看守、そして検察官。なによりも供述を変えたマイヤーズを演じたティムブレイクネルソンの演技が印象に残る。しかし、白人の変化に希望を寄せるといっても、これは30年前の話で、今年起きた事象を考えると、ループ感が否めない。
この話のポイントは、むしろマスコミの役割かもしれない。流れを変えた60 minutesエドブラッドリーのレポート。真実を伝えるメディアにどれだけの信任を示せるかが、こちらの課題かもしれぬ。
見応えありました。
1980年代のアメリカの南部は、まだこんなのか?
貧困の黒人は、犯罪者?そんなアラバマ州で死刑囚になったジェイミーフォックスの無罪は取れるのか?
勝ち目ない闘いを粘り強く闘う
若き弁護士マイケルBジョーダンがいいね。
「フルートベール駅で」を観た方が良い!!
ありふれた内容でテンポも悪いので、とても退屈で内容が頭に入って来ませんでした。主人公の表情が終始乏しく、逆境を撃ち破るぞと言う気持ちには全くさせてくれませんでした。黒人差別の問題は語り尽くされていると思うのですが、私たちを取り巻くワクチン、5G、長時間労働、非正規労働、放射能、汚染水、食品添加物、遺伝子組み換え、種苗法、自由貿易、経済特区、新自由主義等の問題は全く話題に挙がらないので、気が気じゃないです。
重厚しかし見やすく面白かった
面白かった。
よくある裁判物と流れは変わらないけど、
それでも苦難に次ぐ苦難。差別に次ぐ差別。
それも、最後まで覆らなそうなまま
話は進めから目が離せない。
そういう意味では作りは半沢直樹。
しかし、「評決のときと言いアメリカという国が
いかに黒人を差別して来たかが分かる作品だった。
こんな事じゃ外を歩くのは怖いし、
一人でいるのも怖い。
常に誰かが自分が何をしてるか知ってる人がいないと
真実も証明出来ない。
しかもそれが黒人同士だったら何の意味もない。
国の分断は今に始まった事じゃないんだなと思いました。
ジェイミールフォックスの「何が起きたんだ?」という
台詞とキョトンとしてる演技が泣かせた。
マイケルBジョーダンの「権力者が真実を曲げても
希望があれば前に進める」という言葉は映画だけじゃなく
現在のアメリカに向けて言ってるような気がした。
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