町田くんの世界のレビュー・感想・評価
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善意が周りを変えていく
いつ終わるかもわからない外出自粛の中、人の善意に溢れた映画を観たくて観た
心に残る台詞
わからないことがあるからこの世界は楽しい
わからないことがあるからこの世界は素晴らしい
わからないことから目をそらしちゃダメだ
わからないからこそしっかり向き合わなきゃいけない
”善意”に翻弄される人々
脇役を主役級の俳優で固めて、主役が無名とは斬新だなあと、思っていたが
なるほど、こうでなきゃいけない理由があったのか。
町田くんの存在は、この映画では”善意”そのものとして描かれている。とにかく悪意のない存在。
そんな彼と、悪意に満ちた社会を知り過ぎてしまった周囲の人間との触れ合い。
彼に触れた人間たちは社会への希望を見出しだす。
だからこそ、彼は無名であり、裏では主である脇役こそが、主役級でなければいけなかったのかもしれない。
それぞれのキャラクターも良かった。
特に、汚れ切った池松壮亮がもうらしくてらしくて好き。
そして猪原さんが猪原さん過ぎてもう、どんどん可愛くなってくからそこも見どころ。
あと、がんちゃんが町田君と出会ったことによって、”想像力”を学んだのは素敵だったなあ。
ベタなセリフも「青春」をいい意味で感じられるし、ちょうどそれを俯瞰でみてくれる前田敦子の存在があったし、違和感なく見ることができた。
思い出したのは槇原敬之の「GREEN DAYS」(作者が何をしたとか関係なく超名曲)。
ザ青春な曲だけど、この映画と同じように、一度世界の悪い部分を十分に知ってしまったけど、それでも僕らは青春するぞって感じがダブりました。
(↓一部歌詞抜粋
"よかった この世界はサイテーだと誤解したままで
今日いちにちが終わらずにすんだよ 君といたからだ”)
うん、最高。腐りかけてる若者にこそ観ていただきたい映画。
原作未読だからかもしれないんですけど、 最後のファンタジー展開は納...
原作未読だからかもしれないんですけど、
最後のファンタジー展開は納得できなかった。
あと、氷室くんがなんでさくらのこと好きになったのかも絵が描かれてなかったのが気になった。
主演の2人の演技は違和感なく良かった。
なので、最後の空飛ぶシーンだけが本当に微妙だった。
それ以外は青春映画で良かったと思う。
高校生のロマンスものだが見せる
主人公の男はバカが憑くくらい優しい。
そんな男が人嫌いで不登校気味の同級生と知り合う。
好き、愛、優しさなどを突き詰めていくと・・・。
新人二人は新鮮で、ベテラン勢が上手くサポートしている。
情けは人の為ならず
むちゃくちゃハマった!!
とにかく他人に優しい町田くん。
そこまでするか?と思うけど、それが町田くん。
彼を中心に描かれるこの物語。
キャストのキャラバランスが秀逸だ。
助演を固める主役級の女優たち。
初めは薹が立ちすきてなんでこのキャスティング??
と思ってたが、映画が進むにつれて納得!
二人の新人ダブル主演を見事に成功させた。
前田敦子さんの一言一言がしっかりストーリーを締める。
この役回り、重要です。
人嫌いの猪原奈々が優しいだけで取り柄のない町田くんに段々と惹かれていく。
そんなバカな!
こんなオタクっぽいヤツ、好きになるかいな!
と言う気持ちにならず、この娘は見る目あるなぁと見られる流れを上手に作り込んでいて気持ちがいい。
とは言え、こんな町田くんだから、そんな気持ちに気付かずすれ違いまくり。見てる方はヤキモキしっぱなしで、すっかり心を鷲掴みにされてしまった。
歩道橋の階段で花束を💐渡した時の町田くんのセリフはキュンキュンものです🥰
広瀬すずさんと芳根京子さんを足して2で割ったような関水渚さん。注目です😊
ホントに気持ちが和らぐいい映画でした。
複数回見直せます。
豪華すぎ
原作は少女漫画ということは知らずに観た。
私は子供の頃漫画を買ったことはない。
TVのアニメには夢中には夢中になったし、
小学○年生に掲載されているものは見ていたが、
漫画の本なるものにはほとんど触れていない。
代わりによくコミック本を買っていた妹の少女漫画を読んでいた。
だから、少女漫画に対する抵抗感はない。
私はどちらかというと池松演じる記者に近い人間だ。
だから、町田くんへの見方としては池松そのもの、全く想定外の生き物で心が躍った。
ヒロインも影がありながらもけなげで、心惹かれた。
前田の的確なコメントにも、ニヤリとさせられた。
終始心がほんわか温かく、時には涙し、おっさんが言うと気色悪いがキュンキュンした。
存分に楽しんだ!☆5つでもいいくらいに。
ただ、周りの俳優陣が無駄?に豪華すぎて、そちらに気がとられることが多かった。
また、ラストのファンタジックすぎる展開には、おっさんとしては少々冷めた。
その分、マイナス☆半分。
やわらかな風がふくこの場所で
人の振り見て我が振り直せと言うがまさに模範解答の様な優しい町田くん。彼のフィルターから見える世界に触れるだけで、今の息苦しいと思う世界に優しい風が吹き込む様な少しだけ優しくなれる様な気がし、人間捨てたもんじゃないと思わせてくれ、ペイ・フォワードの様に誰かにしたかとはいずれ自分に返って来るのだと思わせるような展開と、普通で不器用ながらに頑張る町田くんと彼を取り巻く、人々等も傍からみたら同じ人間であり、1人の力では生きていけず彼の世界に触れ触発され変化していく様子は微笑ましかった。恋愛にもどかしむ主人公とヒロインの姿も初々しく良かった。最後は少しファンタジーでポカーンな展開もあったが、自分も町田くんの世界に巻き込まれたと思えばまぁ、ええやんの心でなかなか不思議な青春群像劇。久しぶりに鑑賞後ホンワカさせられた。
町田くんの世界とは
漫画を読み、町田くんの世界に癒されて映画も見て見ました。
序盤から暗い雰囲気で原作の世界観と異なり違和感。映画の町田くん、所々リアクションが大きくてなんか違うな感が否めません。ヒロインの子は、最初は全然イメージと違うと思ってましたが、どんどん近づいてきたかなと思いました。中盤はとてもよかった。終盤にかけて、町田くんの世界とはどんどんかけ離れていって冷めました。
ただ、脇を固める俳優陣は素晴らしいです。特に、池松さんと松嶋さんがよかった。松嶋さんは、原作で思い描いてた通りのお母さんでした。
原作の世界観を求めて見るのはおすすめしません。
罪な男、町田くん
自分の好きな人が他の女の子にも優し過ぎるのは辛いなあ〜(普通に優しいのはいい。)
やっぱり自分だけ特別にして欲しいよねえ…町田くんはそのつもりなくても優しくされてうっかり好きになってします女の子はいるだろうし、現実に自分のまわりにこういう男の子がいると大変そう(笑)主人公の女の子はどっしり構えていかないとね!とやけに心配してしまった。個人的に前田敦子さんの演じた女の子のキャラが最高だった。
石井裕也の世界
原作未読
映画館で観たかった
自主制作時代から石井監督のファン
商業になってから自主制作時代の良さがちょっと薄くなったような気がするが今回の作品はあの頃の石井作品に近い気がする
ただあきらかに違うのは脇役が豪華で桂都んぼが出ていないことくらい
無知で申し訳ないが主人公の男の子とヒロインは全く知らない
新人なのか
だとしたら悪くはなかった
ヒロインは自然な演技だが主人公は不自然
特に走り方がおかしい
原作に寄せているのかな
不自然だがそういうキャラならいいだろう
2人は無名に近いが脇役は贅沢
高畑充希前田敦子池松壮亮戸田恵梨香佐藤浩市松嶋菜々子北村有起哉土屋アンナなどなど
保険かけすぎ
あのキャラに前田敦子はよく似合っていた
やっぱり高畑充希はうまいね
太賀が2人より年下というのが信じられないくらい老けている
僕は高校生役が20代後半の役者でも全く苦にせず受け入れることができる
それができない人はかわいそう
だいたい映画ってそういうこと多いんだけど日本はもちろん海外も普通
メリーポピンズじゃあるまいし風船で空を飛ぶのはちょっと・・・
あとあの高さからプールに落ちたら絶対に死ぬよ水を張っていても
でも石井作品なら許せる
こういう映画でも楽しめると幸せな人生だし楽しめないと普段の顔つきも悪くなるし不幸だと思う
世のため人のために人助けに精を出す町田君 しかしその親切さゆえに誤...
世のため人のために人助けに精を出す町田君
しかしその親切さゆえに誤解をする女の子も出てきてしまい
全く罪作りな町田君
その町田くんパワーが周りを巻き込み
みんなが響きあう様は観ていて心が温かい
クライマックスはありえないでしょみたいな
ファンタジーの世界へ誘われて
笑いありのハラハラドキドキありーのでした
今回池松壮亮君は学生役ではなく
悩めるゴシップ記者の役で
彼もいよいよ大人の役にステップアップしたんだなと
これからも益々期待度アップです
(あと岩ちゃんも好きです♪)
ほんまにもう…町田く~ん
五人兄弟の町田君なのに人間関係に弱いのは不思議。
博愛的な町田君に幸せを感じる時もあるが、猪原さんの気持ちわからんトコとか「ええかげんにせいよ!」とか思うが、マンガの映像化故にオーバーな表現もまあ良しとしよう。
高校生やるのがギリギリな前田敦子や高畑充希とか変な勢いがあって面白い。
貧乏揺すりしたり、フラフラと揺れたりとか、不安な高校生らしさが伝わってくる。
高畑充希が制服がピチピチでキツそうだったのは個人的に良かった。
町田君がモテるのは分かる。良いやつだ。
木村くんはモテる意味が分からない。自分から選んだモデルの世界でうだつが上がらないから、学校では偉そうとかモテそうにないのに…なのに町田くんの熱に当てられて変わっていく様は観ていて楽しい。
芸能記者とかのエピソードは何だか気分悪いが、世界は悪意に満ちているのは間違いない。
町田くんの善行が町田くんを救っていく様は臭い青春ドラマそのものだが、だがそれが良い(笑)
久々にこんな気分に浸らせてもらった。
町田くんというファンタジー。
いそうでいない、いや、いなさそうでいない。現代には全くいるはずのない町田くんという存在が、今の現代にいたら。ごく普通の高校生の中に混ざっていたら。それはもう町田くんの世界になるだろう。こんな子は絶対にいない、ということがクライマックスの風船のシーンが物語っている。ハッピーエンドで終わっているが、ふと現実の世界を思った時、それは残念でもあり、悲しくもあり、現代への警鐘でもある。主演の2人が無名であるからこそ、町田くんの世界が違和感なく出来上がっている。周りを濃くする事で一層だ。面白い構造。
薬物中毒者が夢見る世界
とてつもなく違和感と嫌悪感を持ってしまう映画でした。
町田くんの走り方といい、話す内容といい、人間離れしています。
なんらかの薬物中毒か泥酔者の言動や行動としか思えません。
特に後半は、顕著にそれがうかがわれます。
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