劇場公開日 2018年12月8日

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暁に祈れのレビュー・感想・評価

全61件中、41~60件目を表示

3.5言葉がわからずに暮らすこと

2018年12月16日
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興奮

「君への距離、1万キロ」で気に入ってしまったジョー・コール主演で、賞レースに挙がっていたので早く観たかった作品。タイでボクサーとしてファイトマネーで食べていた麻薬中毒のイギリス人のタイの刑務所での体験を書いた本が原作の実話で、主人公以外はほぼ全員が本当の囚人または元囚人というのがこの映画の特徴。
主人公は、暴力や賄賂やレイプが当然のように横行するタイの刑務所でもドラッグが止められず、時々怒りを爆発させ暴力をふるう以外、父親からの手紙を読んでいる時も表情からどんなことが書かれていたのか推測ができないくらい、感情表現がない。またタイに何年もいるのにタイ語を全く理解できず、周囲が何を言っているのか全くわからず、よくわからない異文化の中で暮らしている。それは観客も同じで、字幕のないシーンも多く、誰が敵で味方なのかもよくわからないまま主人公を見守る。しかし英語がわかるレディボーイと接触し、ボクサー時代のアシスタントが面会に来てから、少しずつ生きる気力を取り戻し、頼み込んでムエタイチームに入れてもらい、再度ボクサーを目指す。
余計な説明も音楽も殆どなく、いわばタイ語がBGMみたいなもので、ジョー・コールの熱演が際立つ。

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ミーノ

2.5刑務所の凄まじさだけはよく描かれてる

2018年12月16日
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克晴

3.5臨場感、これが真実なら間違いなく地獄

2018年12月15日
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最低限の字幕スーパーは主人公が「言葉の通じない国で収容された」を疑似体験出来るので恐怖がより増してると思う。
断片的に刑務所での暮らしを切り取って進む日常な地獄がテンポ良く進められてついていくのに必死になる。

主人公は身勝手で共感出来る部分は少ないが、何度も絶望を越えてそれでも生きている自分に向き合っていく様が見てとれる。

改心したと思ったら小さな事でのすぐに堕ちるところなど麻薬中毒の恐ろしさを見せつけられるのでこちらとしては理解に苦しむシーンも多い。
映画的シナリオで脚色されてないような部分はドキュメンタリーチック

本物の刑務所、本物の囚人と謳われているが気合の入りすぎてる極道めいた入れ墨はタイのマジでヤバイ人はこんな感じなのか…とジメジメした恐怖が襲ってくる。

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モ-ts

4.0ひたすら眺める獄中生活

2018年12月15日
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主人公のモノローグや説明もないので、人によってはエグいだけで退屈な時間になるのかもしれませんが、自分は墜落を繰り返す典型的な人間を中心とした、獄中観察日記として興味深く観ることが出来ました。
主人公には全く共感できませんが、案外誰の中にでも潜んでる弱さ、みたいなものもチラホラありましたしね。

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lynx09b

4.0面白かったかと言えば?だが、受けた衝撃はNo. 1である!今日一日...

2018年12月14日
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鑑賞方法:映画館

面白かったかと言えば?だが、受けた衝撃はNo. 1である!今日一日ショックが引かないだろう…自分の人生に絶望を感じた人は観ればいい!希望しかないじゃないか!!ナイスなラスト☆

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片腕コージー

4.0脳天殴られる感覚

2018年12月13日
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鑑賞方法:映画館

無骨でスタイリッシュ、削ぎ落としは多くも盛り沢山な映画だった。

麻薬中毒のビリーのバックグラウンドは物足りなさも感じるほど最低限で、彼がどんな人物か把握しきれないうちにすぐ逮捕される。
急に収監されたビリー本人と同じような戸惑いと唐突さを観てる側にも感じさせるような投げかけ方。

実際の刑務所を舞台に実際の受刑者を出演させているとのことで、とにかく生々しさが半端じゃない。
家畜の豚でももっと良い生活してるんじゃないかってくらいの劣悪な環境に、スクリーンから強烈な臭いが漂ってくるようだった。
刺青と地肌の割合が1:1くらいの男たちの身体を舐め回すようなカメラワークが印象的。
テラテラと黒光りする刺青の迫力よ…。
タイ語にほとんど字幕がついてないのでそこに放り込まれた絶望的な感情が身に刺さる。

ボクシングの描写の細かさとそのリアルさに圧倒された。
至近距離で映し出される殴り合いに、だんだん自分の身体も傷んでくるような気がしてもう勘弁してよと思いながら観ていた。
ビーヒョロヒョロポンポコポコンコと軽く陽気に聴こえるタイの民族音楽と試合の泥血感のギャップが凄い。
序盤からずっと心配していたことにはならなかったことにひどく安心した。自伝小説が出ているんだから当たり前か。

意思が弱いのか誘惑に弱いのか、刑務所に入ってもなお堕落的でいたビリーの目覚めと救いのシーンが好き。
怒り以外の感情らしい感情がなかなか表情に見られなかった彼の涙が胸に刺さってくる。
レディボーイとのささやかなロマンスには安心感を覚えた。
最初の房内で世話を焼いてくれたおチビの受刑者が好き。

作品内でビリーはとにかく「ヤケになっては反省」というのを繰り返している。
境遇やレベルは全く違えど、案外どんな人にも身に覚えのあるような心の動きに共感できた。
分かりやすい大袈裟なドラマや熱く感情移入することはないけれど面白かった。ラストは驚き。

追い詰め方が激しく脳天を殴られている感覚になる。鑑賞後少し吐きそうになった。

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KinA

3.0自業自得の極み

2018年12月13日
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悲しい

怖い

興奮

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労働4号

2.5期待以下

2018年12月10日
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主人公にまったく共感できない。暗い。
予告編と違う。

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サメちゃん

2.5こんな映画どっかにあった。

2018年12月10日
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単純

寝られる

最低限のセリフ、音響による臨場感は素晴らしい。漫然的でやるせない日々はよく描けていた。しかし、序盤のストーリーはどう考えても説明不足。ホームページでは文字で書かれているが、映画では描けていない。それに主人公に感情移入出来ない。ムエタイシーンも映画的な演出は無くそんなに盛り上がらなかった。

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金のバロット

3.5☆☆☆★★★ 簡単に。 例えば、『ミッドナイト・エクスプレス』で有...

2018年12月10日
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☆☆☆★★★

簡単に。

例えば、『ミッドナイト・エクスプレス』で有ったり。『ブロークダウン・パレス』で有ったり…と。
言葉も通じない異常な環境下に放り込まれたのなら、果たしてまともな精神状態でいられるのだろうか?

この映画の主人公で有るビリーもそんな1人。
全く言葉が理解出来ない上に、「いつ殺されるのか分からない」状況下。いつ発狂してもおかしく無い。
収容所内で有りながら薬物が行き交い、殺し合う時さえ有る。
薬物の使用で何とか恐怖に打ち勝ち、精神を保てていた状態でも有った。

そんなビリーが、収容所内でのムエタイをやり始めるのは。元々ボクサーで有ったビリーにとっては必然だったのだろう。
だがそれによって、ビリーの身体はジワジワと蝕まれて行くのだが…。

最後は、生き急いだ青春像の様に描き。やがては絶望に変わるのか?と思わせたのだが…。

絶えずクローズアップを中心とした撮影によって。観客をあたかも、その場に居るかの様に仕向けている演出が怖さを倍増させている。

2018年12月9日 イオンシネマ市川妙典/スクリーン5

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松井の天井直撃ホームラン

3.5囚人版ロッキー

2018年12月9日
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2010年に出版された同作名の自伝小説の実写版
イギリス人ボクサー、ビリームーアがタイで麻薬の罪で囚われ、無秩序な刑務所に収監され、ボクシングに対し本気に向き合うという作品である
余談ではあるがタイで麻薬を使用しそのまま起訴されると、だいたい2年半の服役と1年の保護観察を受ける。
私はまだまだ幼い身であるのでビリームーアについては全く知らなかっため、かなり無責任なやつ感しか思わなかったが、彼がボクシングに目覚めてからはトレーニングシーンやゲーム中などロッキーそのものでかなり楽しめた。ストーリー展開もロッキーに近いものがありそのまま興奮して楽しめた。
また、彼は英国人なためタイ語に疎く、我々にもほぼ字幕なしで感情や表情がすぐ移入できたところは良かった。
少し囚人たちの演技やもろもろがオーバーでダーティではあったが結構面白かった。

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もとき

3.5ボクシングがあって

2018年12月9日
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良かったですね。無かったら転落の一途でしょう。

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ごっとん

3.5よかった

2018年12月9日
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興奮

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吉泉知彦

2.0自己責任

2018年12月8日
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単純

寝られる

タイでタイ式ボクサーをするヤク中イギリス人が薬で捕まり服役する自伝を基にした話。

全部自分の為だしただの甘ったれた自堕落でダメな主人公で、昇りもしなければ堕ちもせず、何の成長もしないストーリー。

しまいにはイギリスに帰って努力しているって何それ?

ストイックな訳でもなければそもそも何故タイに住み何故ボクシングをやっていたのかもわからないし、雰囲気は良いけれど、みどころらしいみどころもなく冗長だった。

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Bacchus

4.5嫌〜な感じ

2018年12月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

なんだか常に不穏な音(曲じゃないよね)が鳴り響いていて、より一層不快な気分になる。

体調の悪い時だと間違いなく落ちてしまう。
今日は体調万全で良かったかも。

何故しょっぱなから刑務官が罪人にヤクなんか与えるんだろと疑問に思っていたら
なるほど、悪いやっちゃね。

しかし怖い所ですな。
あんな現実の地獄に行くくらいなら
死んで地獄の閻魔様とご対面した方がよっぽどましかな。

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ダラ

3.5kick経験者にも観て欲しい!

2018年12月8日
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相当ヤバい作品。
ムエタイ仲間のオジさん達のレベルが高い!

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atsushi

3.0リアルな迫力はタトゥー率の高さに比例するのか?

2018年12月8日
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松王○

3.5真実の 話なんや!

2018年12月8日
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悲しい

怖い

難しい

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大阪ぶたまん

4.0地獄で何を思ったか

2018年12月3日
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鑑賞方法:試写会

見所満載で、とても力強い作品だった!

面白かった!

イギリス人ボクサーのビリーは、タイで麻薬を使用したとして逮捕、収監されるが、その刑務所がとんでもない地獄で…

まず、ビリー本人が、とんでもなくダメな人で
麻薬をやって地獄へ送られて
さらに、またその地獄でも麻薬をやってしまう

とにかく意志が弱い

しかし、そんなダメダメなビリーを見ているうちに
彼はあらゆることに不安なんだなというのがわかってくる

言葉のわからないタイでボクシングをしているが、一流にはなれず
麻薬をやっても解決しないのに手を出してしまい
その快楽に溺れるようになる

そして、刑務所へ入っても、その不安が消えることはなく
さらに、麻薬を常習するようになる

そんな彼を救ったのが
刑務所で出会ったムエタイだった
必死になって練習して、相手を打ち負かした時、ビリーは快感を覚えるようになる

それはビリー自身の内面にある怒りを解き放した瞬間でもあり
麻薬とは違った快楽を感じたのだろう

そこから、彼はドラッグを断つ努力を始めるようになる

これは、ビリー本人が麻薬地獄から抜け出せるようにと祈り続け
やがて、その夜明けにたどり着く
ビリーが人として目覚める話だった

そのビリー自身の成長の話にも感動だったけれど
タイの刑務所の地獄っぷりも、かなり眼を見張るものがあった

映画を観る前に丸山ゴンザレスさんのトークショーがあって
撮影で使われた刑務所のレポを観たのだけど、
なんだろう
刑務所というよりも、家畜小屋っていう印象

人権なんて、まるで感じられない
まさに地獄

こんなところにいるぐらいなら、ラリってた方がマシっていう気持ちは、分かる気がする

それでも、ビリーがそこから何とか這い上がって生還しようと思ったのは
彼の中に生きたいという気持ちが残っていたからに違いない

そのことに、ビリー本人が気づいた時が
ビリーの夜明けの時だった

ごみ溜めのような刑務所の映像には、かなりショッキングな部分もあるけれど
この世のリアルな地獄を観たい人は是非

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とえ

3.0

2018年12月2日
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鑑賞方法:試写会

クレイジージャーニーなどで知られる丸山ゴンザレス氏のトークショー付き試写にて。本作のウリは「出ている囚人はメインキャスト以外全員が元囚人や、ムエタイ選手。ロケ地も刑務所の廃墟」というところ。映画で出てくる刑務所の実情は本当に想像を絶する。グロ耐性がいくらあっても、画面から放たれる異様な嫌悪感に思わず目を背けたくなる。まさに厭な感じなのだ。レイプや暴行が横行する刑務所は地獄という表現がぴったり。

でも、肝心のムエタイ要素があまりなく、ボクシング映画特有の胸熱的な展開もあまりない。
ロッテントマトでの高評は聞いていたが、タイのヤバい刑務所事情を知ることができるだけの映画だった。そして自分はかなり嫌な気分になって、映画館でもかなり窮屈な気がした。感情描写もあまりない。というか主人公がかなり自業自得。

ラストシーンはかなり美しい。

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こうき