「マセラティ」バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0マセラティ

2021年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 見知らぬ女性ではあるが正義感が急に目覚めた青年ショーン。ビビりのくせについつい犯人逮捕に没頭してしまった。対するサイコキラーのケイルは、ショーンの空き巣に対して復讐するように、ニーノのレストランをクビにさせたり、恋人のライリーのヌード写真をネットでばら撒いたり。さらにショーンの母や義父までが職を失うという、じわじわと真綿で頸を絞めるような陰湿な攻撃を受ける。そしてついに恋人ライリーや親友デレクまで・・・

 シリアルキラーではあるけど、計画的で執念深い性格の男。自宅のセキュリティに関しては、簡単に忍び込むことはできても脱出が困難という、まさにケイルのハイテク刑務所に陥れられたショーン。ハイテクに対してハイテク・・・なのだが、金のかけ方に雲泥の差があった。

 億万長者の御曹司でもある犯人の性格がちょっと変わっていたけど、金に不自由してないという金持ちの歪んだ一面かと思う。幼い頃に馬を殺し、ついでに調教師の女性まで手にかけてしまったという過去。だから調教癖がついた?よくわからんぞ!

 身体はひとつしかないのに、高級車を複数持ってるところが唯一の弱点か。スマホで遠隔操作するにも限界が感じられた。それにしてもハイテク小道具や凶器や拷問道具などいっぱい持ってる割に、戦い方はアナログというところが何とも言えない。ちなみに原題は“よきサマリア人”に対しての“悪きサマリア人”。

kossy