引っ越し大名!のレビュー・感想・評価
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まず、武士にも大名にも見えない
いくら時代考証がいい加減でも、少しはそれらしくしないと。
服装だけ和装で、現代劇みたい。
笑いを取ろうとしていても、笑えないところが多い。
大画面で観るようなものでもない、荒も目立つし。
なにより、星野源は武士には見えない。
楽しかった。
時代劇苦手ですが、十分に楽しめました。
星野源さんの冴えない顔が次第に変わっていく様。
高橋一生さん、最高。何より、全編通してドロドロした所もハラハラした所も無く、安心して見られました。
楽しく、面白かった。
攻めた新感覚エンタメ時代劇、私は楽しめず…
「サムライマラソン」とはまた違う角度での、新感覚エンタメ時代劇。言葉遣いやシチュエーションなど、ギリギリの時代劇感を保ちつつほとんど現代劇なので、時代劇苦手でも飽きずに観賞できます。
主役の星野源が役にハマっているし、端役までしっかりした俳優陣で固めているので安心感もある。音楽要素もあったりと挑戦的。
…と、新鮮に観れましたが、個人的には全く面白いとは思えませんでした。これはこれでアリなのも分かるので、もう好みの問題かな。私はあまりにもぶっ飛び過ぎ、御都合主義過ぎ、過剰演出過ぎでハマれず。もうちょいリアリティライン上げてくれればなぁ…。超高速参勤交代は楽しめたのにな…。残念。
最後に不満を二つ。
・高橋一生が力自慢の武士役なのは違和感あり過ぎ。鈴木亮平とか伊藤英明がやりそうな役どころを薄顔細身の高橋一生って…。
・ずっとお茶の間エンタメ時代劇なのに、刀を手で押さえて切れる描写を何故たっぷり見せたのか。痛い!!
片桐式速読術
1682年(天和2年)姫路藩主の越前松平家が約半分の8万石の減俸となる豊後日田藩への国替を命じられ、かたつむりと呼ばれる書庫番が引っ越し奉行に任命されて彼を中止に巻き起こる話。
実際に引っ越し大名とあだ名された松平直矩をモデルにしたコメディで、藩の内情や引っ越し奉行とか、どこまでが本当か、ほぼフィクションなのか全然知らないけれど、主要メンバーの人柄が良く、それぞれに人を惹きつけるモノを持ったキャラで安心してみられる。
序盤はドタバタばかりな始まりから、徐々に理解者を増やしつつ難題を解決するとともに信頼を得て活躍して行くストーリーで、コミカルさの中に痛快さや温かさもあり、ラストの展開は読めてしまうのは否めないけれどちょっと胸アツで面白かった
現代的!時代劇コメディ
時代劇×コメディとして面白い映画でした。
ストーリー、キャラ、アクション!感動。
人を選ばず楽しめそうな作品です。観に来て良かったと思っています。
時代劇というと、古典的な価値観にうんざりすることも多いですが、そういう点で時代にあった作品でした。
劇中歌や台詞も分かりやすい言葉が多く、こてこての時代劇を観たい人は物足りないのかも。私は大変楽しめました。
主人公は派手なわけではないけれど、人を惹きつける魅力があるという描写で、一緒にがんばりたくなるリーダー。これも現代的な理想像では。
ストーリーは定番。でもそれが苦にならず観れるというのはすごいことなのだと思います。
そして、一番感動したのは役者さんの演技の上手さ。
メインから脇まで、上手過ぎでは。
ひとりひとり語れます。すごすぎ。中でも高橋一生さんに驚かされました。
前見た役は生まれてこの方余り喋りはしないけれど、頭の中で色々考えている天才タイプのひと。
今回は生まれてこの方荒々しく豪快に、でも多くの人を愛し愛され生きてきた人。でした。
その時々じゃなくて、本当にそういう生き方してきたんだろうなと思ってしまって。お話がすすんで行くに連れて人柄が分かるわけじゃなくて、最初の掴みで彼の過去まで想像させてしまうような演技。圧巻でした。
まだまだ語りたいぐらい、ステキな演技をしている役者さんが多いので思わず世界観にずぶずぶと入って、最後には一緒に達成感に溢れ感動し泣いていました。
劇中、みんなで歌ったり踊ったり。振付に野村萬斎さんの名前があって、エンドロールで驚きました。
他にも著名で権威ある方が関わっているようで、松竹の予算に驚いています。
アクションシーンも素敵でした。御手杵の槍。
界隈の人は大興奮できます。
大団円の王道コメディ。何がお勧め?と聞かれたらお勧めします。
映画に裏切られることなく、すっきり楽しく、感動もあるいい作品でした。
思ってたのと違う。。
「超高速!参勤交代」のような痛快な映画だと思って観たら、真面目な話で、クスッとさせたいんだろうなって笑いのセンスもそれほどでもなかったかなあ。
少し疲れてたからコメディー路線なら寝ずに見られると思った分、前半寝てしまった。
勝手にそういうイメージを持って見たから仕方ないとはいえ、予告もポスターも明らかに「参勤交代」臭を存分に出し、それ狙っているだろうから、やっぱり期待外れとしか言えない。
「高畑充希抜群」
高校の時に日本史で転封(国替え)は習いましたが、それが実際どのように行われたか、そこまで深くはもちろん勉強出来なかったので、非常に為になる2時間でした。
高畑充希は「DESTINY鎌倉物語」から大ファンになったので今作も抜群でした。
ユニークな時代小説好き。
何時の時代も仕事を全うする者は格好いい!
面白かった…試写会と初日に観ましたが、特に試写会は爆笑の嵐だった🤣
意外とお仕事ムービーの印象でした。武士も会社員も似てる。務めを全うする人はどの時代も格好良い!
あと高橋一生ファンの同志のみなさん、若干クズ橋がかったバカ橋炸裂だったよ!観て!
立ち回りのシーン、不覚にも「この人銀幕俳優さんや…活劇スターなんや…」と推しを再確認しました。
思い出したんですが、先日観劇した『キネマと恋人』という舞台の主人公と全く同じような状況で全く同じような気持ちになりました…脳筋鷹村とか言われてるけど、彼に一瞬うっとりしながら観ちゃいました。スクリーンの中の推しに感謝!
あと初日の舞台挨拶ライビュでの話なんですが、とにかく源さんと一生さんと岳さんとミッチーの並び尊すぎて…一瞬目を合わせたり、どんどん本音が出て共演者への好きが溢れて照れて小声トークになっていったりする一生さんがドチャクソ可愛かった…我が推しと誰かの推しが仲良くしてる世界に感謝…😭🙏
実はミッチー様の麗しさとトーク力と場を回す力とファンサが神がっていて、本当にベイベーになるかと思った…内も外も格好いい方なんだなあって…あの短時間でご自分のキャラを出しつつ、共演者みんなも引き出してた…こりゃあ沼…じゃなくて泉に溺れてしまいそうだ…
勤め人さんに是非オススメしたい映画
サラリーマンが急な転勤を強いられた時の、実際に相当な大変さとリンクして感情移入できました。
まして、国替えとなるともっと複雑で多角的、遠方でもあり規模も比ではなく、引っ越さなければならない武士の心情、今でいうリストラされて帰農させられ置いていかれる武士の無念さ。
また、物のリストラ、断捨離。
時代劇ではあっても現代劇を観ているように違和感なく、心で共鳴できた。
主人公が国替えの大役を押し付けられて真っ青な弱々しい状態から、周囲に助けられながら持ち前の長所を活かして、徐々に落ち着き顔つき振る舞いが大名らしくなっていくのも見もの。
帰農を言い渡す際の主人公の辛さと置いていかれる武士の辛さのやりとりにはグッときた。
高橋一生の武芸は立つがハチャメチャ武士ぶりも面白い。
全体的に筋立てがしっかりしていて分かりやすく、笑いどころがチョコチョコはいって笑わせてくれる。
ラストについては、あのようになって感傷的にはなったが安心もした。
ごちゃ混ぜ時代劇
実在した人物をモチーフにしたドタバタ時代劇。
やはり引っ越しは時代問わず面倒で金も人も要る。
そこに恋愛や成長、はたまた殺陣などと色んな要素を加えバラエティー豊富な内容でした。
イメージ通りの配役で違和感なく観れます。
もうちょっと春之介とおらんの関係を引っ張っても良かったのではと思いました。
ピエール瀧
カットしなくて大正解
原作未読。高速参勤交代も未見です。
お話が良くも悪くも起伏に欠ける、ザ邦画です。
監督、無難にまとめたなと。
役者はみなさんよかったです。特に高橋一生。
同じく松竹制作の決算!忠臣蔵も期待してます
楽しい映画
楽しい映画である。役と役者の相性がいいから物語の設定が無理なく頭に入って来る。プロットが解りやすくて冒頭を少し観れば凡その結末まで見通せるので、あとはひとつひとつのシーンを愉しめばいい。水戸黄門みたいなものだ。
J-POPを聞くことがないから星野源はテレビドラマ「逃げ恥」で初めて知った。気が弱くて優柔不断だが、仕事では非常に優秀なSEの役で、役にピッタリ合った演技ができていた。本作品で演じた主人公も、「逃げ恥」と同じような感じの性格の役である。だからまたしてもピッタリとはまっていた。今後は流石に二枚目の役は難しいだろうが、普通に見えてどこかエキセントリックな人物なら、善玉でも悪玉でも上手に出来そうである。
高橋一生がこういう豪傑と言うか、いたずら好きのガキ大将がそのまま大人になったような役を演じたのははじめて観た。ボソボソと台詞を喋るイメージだったのに、本作品の鷹村の役ではこれまでの演技とは打って変わって野太い声が出ているし、動作も大きい。泣くのも笑うのも酔っ払うのも豪快だ。もはや線の細さなどどこにもない。こちらも名演技である。
高畑充希が演じた於蘭の役は意外に難しい役である。この立場の女性が主役たちに絡むには、脚本が強引すぎる。それを百も承知で力技で役にしてしまった。高畑充希には場の雰囲気を全部持っていくようなところがある。他の女優さんでこの役ができそうな人をあれこれ考えたが、思い浮かばなかった。それほどはまり役だったということなのだろう。
将軍は綱吉と言っていたから、関ヶ原の戦いから少なくとも80年以上が経過している。現代史で考えるなら1945年9月2日の降伏記念日から74年経過した現在と同じくらい、戦の記憶が遠くなっていたと思う。現代とは時間の流れが違うから一概にいえないかもしれないが、たとえば山口百恵などが花の中三トリオでデビューしていた頃はまだ敗戦から30年である。たった30年経っただけで、もはや日常には戦争の影はなかった。情報の伝達速度が遅い時代だったとはいえ、綱吉の頃にはもう天下泰平が世上に広まっていたのではなかろうか。この映画の製作者の見方も多分同じだと思う。作品の雰囲気が全体におっとりしている。
当時はお家というパラダイムが絶対で、藩=国が武士の奉る対象だ。日本という国家についてはそれほどのこだわりはない。権力闘争は常にあるが、大義名分に逆らえば切腹である。そのあたりは世界中で変わらないようで、旧ソ連やロシアでは粛清という名で処分されていたし、日本の過激派だったら自己批判というリンチがあった。テロ組織内部も似たようなことが起きていると想像できる。民主主義は人類にとってまだまだ遠い道のりである。
しかし今のところ日本では「新聞記者」「主戦場」「日本鬼子」「東京裁判」「カメジロー」「誰がために憲法はある」などの比較的反体制の映画も普通の映画館で上映されている。言論の自由はまだそれほど損なわれていない。しかしそういう映画は精神的にかなり応えるので、こういうほのぼのしたコメディもたまにはいいと思う。とても面白かった。
おもしろいはおもしろい
超高速参勤交代に比べると内容と逆転劇に欠ける。
敵に襲われる蓋然性も悪役が執着する理由も薄い。
つまり、シナリオが浅い。
でもね、お国替えに掛かる費用の捻出やその準備に掛かる大変さは知らないことばかりだったし、ここら辺のストーリーは良く出来ていた。
高畑充希は美しく魅力的で、星野源との息もピッタリ。
観て損はない。
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