劇場公開日 2018年9月7日

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ブレス しあわせの呼吸のレビュー・感想・評価

全42件中、1~20件目を表示

4.0イノベーターでユーモラスなイギリス万歳!

2018年9月21日
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ポリオ患者は生涯を病院のベッドで過ごさなければならない、という医学上の常識を、本人の意思を尊重し、車椅子と呼吸器を友として"普通"の日常を全うさせる。そんな常識は自分で切り拓くというイノベーション的な発想、何でも笑いに転化しようとする人生哲学は、イギリス人の特技だと痛感させる。実録ものとして全部を鵜呑みにすることはできないにせよ、生きる上でユーモアがいかに大事かが、描写の端々から伝わってくる。オールイングランドで固めた布陣からはアンチハリウッド的な対抗意識も。そんなバックグラウンドはさておき、鑑賞後の爽快感は貴重だと思った。

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清藤秀人

3.5心地よい裏切り

2023年9月25日
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鑑賞方法:VOD

 あらすじを読んだとき、重たそうなストーリーかな、もしくは感動を強要するような映画かな、観るのどうしようかなと迷いました、が・・・杞憂でした。どちらでもなく、家族の愛や人の温かさを心地よく伝えてくれる作品でした。
 普段は気取ることもなく粗野で倹約家。だけど困っている人を見ると惜しみなく手を差し伸べる根っからのお人好し。私のイギリス人像です。そんなイギリス人の真のやさしさがこの映画にも感じられたように思えます。時折映し出されるのどかな田園風景にも心洗われました。そして、生きることに対する尊さにも気づかせてくれた、私にとってはそんな映画でした。

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おまつ

4.5闘病!病にも勝てると思わなかった人生の大きな賭け

2023年5月31日
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鑑賞方法:VOD

が、夫婦の愛と共に描かれていました。
運命的な出会いをしたロビンとダイアナ。
ダイアナに新しい生命が宿るも、ロビンは
ポリオ、小児麻痺の病気になり呼吸器を使わなければ生きていけない、声も出せない
寝たきりの生活になり絶望の淵にいる感覚を味わうことになります。
しかし、妻であるダイアナはロビンが生きる
可能性があることをあきらめなかった!
ロビンの入院したままでいるか、自宅に帰って
在宅介護するか、大きな人生の選択をした場面、呼吸器が外れると死を意味するなか
家族と生きることを選んだ勇気、
0ではない可能性に賭けた、同じ病気を持つ患者に生きていくことの幸せや新しく切り拓く人生を教えてくれたストーリーでした。
実話の人間ドラマでしたが、息子のジョナサンが製作に関わったことも子孫繁栄する
明るさや両親に対する深い尊敬をイメージする作品でした。

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美紅

4.5素晴らしい夫婦愛

2022年11月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

感動のノンフィクションでした。
クレア・フォイの美しさが印象的でした。
とても良かったです。

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tuna

4.0胸打たれる映画でした

2021年1月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

多少の脚色はあるにせよ、これが実話とは。ダイアナさんの強い意志に感動しました。最後のフィルムも良かった。

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bigsuke

4.0QOLの真髄

2020年12月10日
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福祉用具の仕事をしているが、つい最近もALSの方が旅立たれた。ご本人だけでなく、ご主人の覚悟があったから2人の為に手伝おうと思った。
本作のご主人と奥様同様に素晴らしい方々だった。あのお二人の生きる覚悟を見せられたらて周りはサポートしない訳にはいかない‼︎
きっと、本作の家族や友人方も同じ気持ちだっただろう。時代は関係なく、お二人を思い出させてくれる作品に出会えて感謝‼︎

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ハイマウKTM

4.0タイトルなし

2020年3月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ポリオに感染し首から下が麻痺
余命数ヶ月と宣告された28歳のロビン
人工呼吸器と共に生きた男と家族の実話
.
重い障害を持つ人が病院の外で暮らすなど考えられなかった時代
約60年前の重度障害者をとりまく現実
病院でのショッキングな映像も
「世界で実際に使われた技術や装置をもとに描いた。医師としてはただ最善を尽くし、病を抱える人たちが生きられるようすばらしいサービスをしているつもりで、人間として満足できるかどうかには思い至っていないだけだったりする。」
.
ロビンと家族はリスクを理解し
生きるために外へ出た
ユーモアをもって前向きに
彼の人格・元からの人柄
そして妻の愛・度量があり
多くの友人たちの力も借り共に生きた
そして
周りの人々へ自ら伝えることにより
多くの重度障害者や家族に希望を与えた
人生を
生きることを考える
素敵な映画でした
.
You gave me a wonderful life
.
.
「ロードオブザリング」でゴラムを演じた
アンディ・サーキスの監督デビュー作
製作はロビンの息子である
ジョナサン・カヴェンディッシュ
主演はアンドリュー・ガーフィールド
クレア・フォイ「#蜘蛛の巣を払う女」
ディーン=チャールズ・チャップマン「#1917」
ヒュー・ボネヴィルやトム・ホランダーと
英国俳優が脇を固めている
.
映画の中で英国文化にも触れられます😉

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lily

4.0さすがイギリス!

2020年1月29日
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◎よかった点◎
・難病物?と思いきやそこはイギリス映画。ポジティブに軽快な面が多いのがいい。
・ここ(病院)で機会に繋がれていき続けるか、ここを出て死ぬか。
身動きできない主人公を、妻をはじめいろんな人が協力して一歩を踏み出す。
リスクを恐れていては、何も先に進まない。
・病院から抜け出した外で見た青空。とても綺麗
・どんなアクシデントもジョークで乗り切る主人公の明るさ・強さ。
・息子(子役)の成長から、夫婦がずっと過ごした月日がわかるのもいい。
・できないこと、ないことは「工夫次第でなんとなかる」。なるほどね。
その熱意が世界をひろげ、変えていくんだな。
できないと思った時点で、できなくなっちゃうのだ。

△いまいちな点△
・特になし。

✍️マーカーワード✍️
「ここ(主人公)に来るたびに、元気になれたんだ」(主人公の友人)。
その存在感の大きさが、みんなをつないでいた。そんな感じ。

思ったのと違った心地よい良作でした。

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ゆき@おうちの中の人

3.5ポリオ

2019年12月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(アンドリュー・ガーフィールド)は28歳でアフリカ滞在中にポリオに罹る。
妻(クレア・フォイ)は出産間近だが、主人公は死なせてくれと喚く。
帰国して妻の励まされた主人公は生きるために・・・。
終盤の展開は倫理感で意見が分かれると思う。

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いやよセブン

3.02019 BD/DVD 68

2019年11月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

世界中には様々な障害をもっている人が一生懸命生きているわけで五体満足の自分は考えさせられるものがあった。色々悩んでる人に観てほしい作品です

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しゅん13

4.5【ポリオによる障碍を前向きな気持ちで克服した実在の夫婦の姿に感銘を受けた作品。主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドが絶望の淵から生の喜びを再び見出す姿が印象的な作品である。】

2019年10月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 ー 20世紀半ば、28歳でポリオに罹患したため首から下が麻痺し、人口呼吸器が無ければ2分と生きられないと宣告されながら、妻ダイアナ(クレア・フォイ)からの尽きる事のない無償の愛や献身的に世話をする親類(双子の兄弟:トム・ホランダー)、知人達の絆により64歳まで人生を豊かに過ごしたロビン(アンドリュー・ガーフィールド)の姿を明るいトーンで描いた人間性肯定感の強い感動作。ー

■プロデューサーはロビンの息子、ジョナサン・カヴェンディッシュ。正にこの親にしてこの子在りともいうべき感動作を世に出して来た方だ。

◆感想

 ・人口呼吸器がどんどん改良されていく過程
 ・改良度が進む度ロビンの笑顔も増していき
 ・行動範囲も広がり、果てはスペインへ旅立ち素晴らしい経験をする場面
 ・そして、ロビンと同様に首から下が麻痺した人々が改良された人工呼吸器を装着した車椅子で笑顔で列をなし進む姿・・

 モーション・キャプチャーの第一人者、アンディ・サーキスが監督を務めた、質の高いイギリス映画である。

<2018年9月7日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

4.0支え

2019年5月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

身動きのとれない状態で生きようなどと、本人からしたらまずあり得ない考えでしょう。病院のベッドでただ生きているだけなら、なおさらです。

いろんな人の愛の詰まった、いい作品でした。

妻は強し。

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ユージーン

4.0自分の生き方を管理されるのでなく、主権者として自分の人生を歩む。

Tさん
2019年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

自分の生き方を管理されるのでなく、主権者として自分の人生を歩む。

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T

5.0良作!

2018年12月2日
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こういうイギリス映画は大好きです!

ちゃんと演技も観客に伝わるし
ストーリーも変に泣かせないし
良作品!!

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moviesmusicmyl1

3.0良い話しだけど?

2018年11月21日
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もう少しドキメンタリーっぽい方が良かったかな?
少し浮いた感じで鑑賞した!
映画始まってしばらく劇場の室内灯が点滅してて気になって映画に集中できず映画途中で劇場の人に消灯依頼しに行く羽目になった!最低のイオンシネマだった!

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シゲゾ〜

4.0とても心地よい作品

2018年11月20日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

大好物のイギリス映画 いかにもという始まりで、前向きに頑張って、気持ちいい達成感で最後を締めくくった。
重くなりがちな題材をスマイルで料理した感じでした

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daikokumai

4.0自力で呼吸できない!

2018年10月31日
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鑑賞方法:映画館

COPDの可能性ありと診断されてから、たばこをやめる決意。
あ、俺のことか・・・

医者から言われました。
肺気腫になったら、みじめな死に方をすると・・・

映画自体は実話ということもあり、勇気をもらうことができましたが、もっと一般的な病気を扱ってくれれば禁煙する人が増えるんだろうな~などと考えてもみました。

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kossy

4.0生き方は変えられる

2018年10月27日
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鑑賞方法:映画館

運命は変えられなくても生き方は変えられる。幸せへの鍵はすべて自分の心の中にあることを教えてくれた素晴らしい作品。妻の一言が夫に生きる勇気と希望を与える夫婦の強い絆に感動した。過去の常識を破って新しい道を切り開く真にパイオニアでもある。
2018-213

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隣組

4.5発想って大切だよなぁと。

2018年10月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

会場涙の渦でしたよ笑

発想があるかないか、そしてその発想を可能にする人たちが身の回りにいるか、で人生って大きく変わると改めて感じました。

何も知らなかったり何も思い付かなかったら、現状から抜け出すこともできず、あるいは現状から抜け出すことができるとも知らず、まさに井の中の蛙のまま生きていく。それでもいい場合もあるけれど。

なにせ、これまでの長い歴史の中の、多くの人々の発想によって僕らは生き長らえているわけですから、感謝ばかりです。心からありがとうございます、となります。

映画の無機質的なところを言いますと、僕らの想像で補えるところは潔きカットし、約二時間濃厚に使っていると思います。外国の映画って全部こんな感じでしたっけ笑
ジョナサンさん、すごい。
アンドリュー・ガーフィールドは、やはりどうしても堺雅人とかぶるところがあると思ってしまいますね。
そして、音楽もよかったです。作品に花を添えるというのはまさに、こういうことでしょうか。

ともかく、温かい映画を久しぶりに見た気がしました。

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ワッフルつね

4.5必要は発明の母で有り、QOLの向上こそが最も大切

2018年10月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

本作は先ず実話を基に描かれたヒューマンドラマと言う事である。

この作品を観ると、やはり人間の作り出した架空のフィクションでは到底描き出せない実際の体験に則した、真実の重み、重厚さと言う物が画面から溢れ出し、私達観客の心を優しく抱擁してくれた様に思う。
「事実は小説より奇なり」とは、良く物事の本質を表現した言葉だと感心するばかりだ。

本作の舞台は、1950年代後半の英国、何の苦労も無いかの様に見える青年ロビンが、英国社交界の華と謳われるダイアナに恋をし、遂に結婚。誰もが羨む幸せな結婚生活のスタートだった筈。

だが、結婚後間もない2人の甘い生活を一変させるロビンの重い病の発覚。それからのロビンとダイアナ、そして生まれて来る息子ジョナサン、この3人家族の愛の日々を軸に、この3人を取り囲む人々との人間の絆と愛の成長のエピソードの数々が凄いのだ!

60年代70年代の重度障害者の置かれている現実の生活と社会環境問題が描かれていく。
ロビンの妻、ダイアナの家族の協力を得て、当時の英国の介護常識では無かった、障害者の生活をサポート向上させる為の車椅子の開発、及び数々の器具の発明や、その挑戦的な日々の生活の描写を通して、その彼らの生き様に因る、障害者達が健常者と共に、普通に社会で暮らす現実生活の意味を問うていくヒューマンストーリーには兎に角目が離せなかった。

この主人公ロビンには、童顔のハンサムガイであるアンドリュー・ガーフィールドが当たっているが、いつの間にか彼も30代半ばを迎えて俳優としての素晴らしい成長を魅せてくれた!
ロビンは肢体不自由な重度障害者の為に、自力では身体を全く動かす事が出来ないので、アンドリューの芝居の総てが顔の表状だけとなる。彼は単なるハンサムガイと言うだけではなく、「私を離さない」や「スパイダーマン」「沈黙サイレント」でも巧い俳優だと思ったが、更に素晴らしさが際立っていた。
そして彼の妻ダイアンをクレア・フォイが演じていた彼女を観るのは初めてだったが、また彼女もアンドリューに負けずに応戦して見事な芝居を披露している。

ポリオを患うロビンの様な患者の今日に於ける状況については、本作では何も語ってはいないが、しかし、障害の有無に関係なく、人が社会で人々とどの様な関わりを築いて生き、家族とはどのような生活を営む事が大切か?といったヒントが沢山詰った作品だ。
そして最後は、誰もが避けて通る事が出来ない家族との死別を通して、生と死について再考させてくれる素晴らしいヒューマンストーリーだった!安楽死を含め、人間の生きる事の尊厳を描いた秀作を観る事が出来たのは本当に幸運だった!
芸術の秋、泣いて、笑って是非この作品を通して自己の生きる意味を共に発見出来たら素晴らしいと思う。この作品を世に送り出してくれたジョナサンに感謝を捧げたい!

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ryuu topiann