劇場公開日 2023年11月3日

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「北はソ連、南はアメリカ、鎌倉は行動を起こすという意味で、山桜は・・・。」サタデー・フィクション 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0北はソ連、南はアメリカ、鎌倉は行動を起こすという意味で、山桜は・・・。

2023年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

日米開戦直前の上海でうごめく、スパイ同士の諜報合戦。だけど、テンポがいまいちで古臭く、もったりとした印象。劇伴もほぼなく、時代背景の知識がないととても退屈な映画だろう。オダジョーと中島歩が出ているのでどうにか鑑賞する気力が持つ。個人的には、ユー・ジン役の女優の演技は好きではないな。不機嫌な表情をしていい女気取りのような。ああいう役なんだろうけど。「愛する人に愛されたいと思うのは、愛ではなく虚栄心である。」とニーチェの言葉を引用しているのが、なんだか安っちい。原作は、横光利一「上海」なのだろうか。気にはなるが、この映画のあとには読む気にはならない。

栗太郎