劇場公開日 2019年11月22日

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「もはやアナ雪1のアンチテーゼになってしまった駄作で蛇足」アナと雪の女王2 ステイサムさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0もはやアナ雪1のアンチテーゼになってしまった駄作で蛇足

2022年9月24日
iPhoneアプリから投稿

単純

タイトルにも書きましたが駄作and蛇足である。

内容

いきなり平和だったアレンデールに謎の歌声が聞こえて来る。エルサにしか聞こえないらしい。
その後すぐに災害。エルサ達は魔法の森に向かう……

まず、災害の順番をエルサが把握?してることがおかしい。いきなり出てきた閉ざされた魔法の森。なんぞそれ。

森の中にはいると精霊に攻撃される。戦うと仲間になる。
もはや意味不明。なぜ襲った?倒してもないのに精霊は鎮まり仲間になる。WHY。
そして精霊を鎮めると過去の秘密映像が御大層に当時のセリフ付きで雪像により再現V。WHY。

で、アナとエルサの両親が死んだ理由。エルサの力の謎を解き明かすために秘密の場所を目指して航海にでたから。

必死こいて命からがら秘密の場所に辿り着くエルサ。
両親は大きな船で行って即波に呑まれ死んだのに生身and泳いで(途中で水の精霊と戦闘)無傷で到着。
え?両親犬死じゃん。無駄死にじゃん。

秘密の場所行ってみたら謎の歌声の主は母親だった。
一緒に歌歌って感動的なのだが歌詞に問題が。
「待ってたのはあなた」母親が言う。
アナは?ねえアナは?!アナもお前の子供だよね?なぜエルサだけ待ってたの?ねえ???という疑問で頭を埋め尽くされエルサもアナのこと全然無視。もういないものとしてことシーンは作ってある笑

そして謎の変身シーンを挟んで閉ざされた森の謎を知るエルサ。なぜか凍って絶命するエルサ。これは心が凍る比喩かな。でもアナの頑張りですぐ生き返る。
生き返ったエルサの頑張りで津波からアレンデールを守り何一つ犠牲のないご都合主義映画の終盤。
馬乗っただけで津波に間に合うくらい近い秘密の場所…そんな近所に行くために犬死した両親……

両親の死がチンケなものになってしまったのだが、特に父親。マジで可哀想である。
アートハランで思念として残った?母親とは反対に父親はマジで何もない。死んで、終わり。なんの言及もなく物語としては王妃にエルサとアナを産ませるだけの役割しかない可哀想な父親……綺麗に父親の存在をなくしている作品となっております。
もはやこの作品の父親への扱いの酷さに涙するくらいには酷いですね。

さらにこの作品がいかに酷いか、これです。

最後にエルサが女王を辞めて、ノーサルドラの村に移住してしまったこと。

アナ雪1では「他の人と違う私。でもそんな自分を受け入れて生きていこう」じゃなかったんですか?

アナ雪2で他の人と違う理由は精霊だったから。なので精霊信仰してる村に移住します。人間界は人間であるアナが受け持ってね。私は精霊だから精霊の村に行きます。

おいー!!!

全然レリゴーじゃねええええ!

本当に酷いです。結局違う種は違う生活圏で暮らしましょうで終わるんですから。

ステイサム