劇場公開日 2018年4月13日

  • 予告編を見る

「そっちに振り切ってきたか!」パシフィック・リム アップライジング Takさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5そっちに振り切ってきたか!

2018年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

4DX/3D吹き替えで鑑賞。
前作は「超絶暑苦しい」「超絶フェティッシュ」「超絶エモーショナル」の主に3つの要素が詰まった「超絶感動作」だった。
そして今作はその3要素をいったん捨て、作品として全く新しい方向に思いっきり振り切っている。
その新しい方向とは、古くは「バトルシップ」や最近のだと「バーフバリ」などの「思わず開いた口が塞がらない、超絶バカ映画」である。
前作のような「超絶感動作」を期待して観に行くと最初は「アレっ?」となるが、デナイト監督が打ち出した新しい方向性に気付いてくると途中から「なんだこれは・・・?!」という驚異の展開の乱れ打ちに脳内がオーバーヒートを起こし、強制的な思考停止に追いやられる。
ファンの間で意見がバックリ割れるのも理解出来る。おそらく今作は「全然面白くない」か「滅茶苦茶面白い」かの両極端な意見が大勢を占めると思われる。
私は「滅茶苦茶面白かった」と思う。特に大人数で観に行って鑑賞後に議論するのが滅茶苦茶面白いテの作品だと思う。
とりあえずジョン・ボイエガが本当に良い役者だし、ちっちゃい女の子もメカ好き&ツンデレという男子の潜在的な欲求を大いにくすぐる設定で良かったし、博士コンビは相変わらず最高だし、マコさんみたいなお姉さんが欲しかったと強く思わされたし、前作へのオマージュも多分に盛り込まれていて、一回観ただけでは理解しきれない情報量の多さだった。
おそらく鑑賞後にはこういう気分になる人が現れるだろう
「論理?そんなの関係ないね。」

Tak