劇場公開日 2023年11月17日

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007 ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・感想・評価

全528件中、1~20件目を表示

5.0愛と絆に満ちたボンド

2021年10月24日
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賛否分かれるようだが、私は圧倒的に賛だった。ブロスナン時代には全く興味関心を持てなかった自分を、クレイグ演じるボンドは初めて感情移入させてくれたし、心身の傷口をあらわにして走り続ける姿は本作でさらに加速を遂げていた。歴史と伝統が長く存続するにはそれなりの「時代と共に変わり続ける」姿勢と覚悟が必要だが、ある種の超人でもあり一人の脆い人間でもあるこのキャラを、荒療治とも言える展開の果て、とことん描き尽くしたところに誠意を感じる。「スペクター」に加えてもう一筆描くのであれば、やはりここまで行かなくては。一方、冒頭からダイナミックなカメラワーク、カラッと乾いた空気感に感情の粒を浮き上がらせるフクヤマ監督の演出も見応えがあった。数々の計り知れない困難を乗り越えて公開までたどり着いた本作。仲間との愛と絆が際立つボンドの姿は、自らを”家族”と称するスタッフ、キャストのあり方そのものだったのかもしれない。

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牛津厚信

4.0今感じる想定外の喪失感とその理由

2021年10月1日
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ノルウェー、洞窟住居で知られるイタリアの世界遺産マテーラ、ジャマイカ、そして勿論、本拠地ロンドンと、冒頭から元祖ロケーションムービーとしての魅力を発散。一方で、前作『スペクター』から繋がる悪の陰謀を挫くべく、命懸けのアクションを展開するジェームズ・ボンドは、どこか悲壮感を漂わせている。それは、今回のミッションが愛する女性、マドレーヌとの関係に直結しているからだ。

シリーズ最長の上映時間、2時間44分は確かに長いし、所々で脚本の不備が気になる箇所もある。

しかし、これが最後のダニエル・クレイグを堪能したいファンにとっては、時間は思いの外足早に過ぎ去る。鍛え上げた体には若干の劣化が、顔には深い皺が見られるものの、危険な場面でビクともしない鋼鉄の表情と、マドレーヌに対して見せるリアルな感情表現との対比は、思えばかつてのボンドアクターにはなかったもの。時には深刻な怪我を負いながら、出演した全5作を通して、人間ジェームズ・ボンドの物語を演じ切ったクレイグのために用意された"花道"としての『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、期待に違わぬ内容だった。

ボンドシリーズをダニエル・クレイグと共に楽しんだ15年間が、これで終わる。世代やタイミング、そして好みの違いはあるだろうが、幸運にもクレイグ本人に2度取材するチャンスに恵まれたこともあってか、自分は今、正直予想していなかった喪失感の中にいる。

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清藤秀人

4.0劇場で見る価値のある、アクションは健在でダニエル・クレイグの007のラストに相応しい集大成的作品。

2021年10月1日
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前作「007 スペクター」で綺麗にボンドはスパイを引退していたので、本作はファンサービスのような位置付けなのかもしれませんが、これまでのダニエル・クレイグ版の4作品を総括するような構成で、ラストの作品に相応しかったです。
逆に言うと、「007 カジノ・ロワイヤル」のエヴァ・グリーン演じるボンドガールの名前が「ヴェスパー・リンド」であることなどを忘れていると少し置いてけぼりを食らうことにもなります。
突然の監督・脚本家の降板などで時間がなかったことも関係あると思いますが、全体的に脚本が有機的に上手く繋がっていない点は惜しく、せっかくのラミ・マレックの悪役ぶりも、どこか中途半端な印象が残りました。ただ、能面での印象的な不気味さや、後半の舞台となる秘密基地での日本庭園風な様式美は日系アメリカ人監督ならではで良かったです。
また、女性の活躍を描くのは良いのですが、せっかく上映時間が007シリーズ最長だったので、もう少し新規の登場人物らに活躍させる場を作っていれば、なお良かったと思います。
いずれにせよ、これまでの007アクションは健在で、まさに劇場で見るのに相応しいスケールの大きな作品でした。

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細野真宏

4.0ダニエル・クレイグ、ジェームズ・ボンドを卒業

2021年10月1日
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鑑賞方法:映画館

もう、カーアクションにガンアクションに、ロマンスやら人事異動やら、メガ盛りの007に仕上がっています。ここまで盛っていただけるんなら、多少の脚本の暴走や辻褄合わせなんてどうでも良くなるよね。2時間44分、浴びるように堪能しました。最後はちょっとウルッときたね。

個人的に一番好きなところは、キューバのパートですね。アナ・デ・アルマスの役どころと、「私はここまで」ってスカっと引っ込むキリの良さ。お見事でした。

まあ、とにかくダニエル・クレイグがボンドを卒業するってのが一番の話題になるので、気になってる方は、とにかく急いで映画館で見てください。

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駒井尚文|映画.com編集長

4.5007史上最も“人間らしいボンド”が終幕。前作「007 スペクター」再見を推奨

2021年10月1日
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楽しい

興奮

萌える

2006年の「007 カジノ・ロワイヤル」で6代目のジェームズ・ボンド役となったダニエル・クレイグは、自身5作目の本作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が最後になると表明している。クレイグ版ボンドになってから、それ以前の007映画に比べてシリーズ作のストーリー上のつながりが強くなった(クレイグ以前はだいたい一話完結の作りだった)が、中でも2015年公開の前作「スペクター」と新作の物語は密接につながっている(特にレア・セドゥが演じるマドレーヌ、クリストフ・ヴァルツ扮するブロフェルド、それにボンドの3人の関係性)。したがって、前作を未見の方はもちろん、6年前の公開時に観たきりで細部を忘れたという方にも、新作鑑賞の前に「スペクター」を観ておくことをおすすめしたい。

クレイグ以前のボンドといえば、絶体絶命の危機もクールに立ち回るダンディな英国紳士で、任務の先々で出会う美女とベッドを共にしても執着することはないプレイボーイのイメージ。だがクレイグ版ボンドになり、おそらくは競合シリーズの「ミッション・インポッシブル」や当時の新興勢力「ボーン」シリーズの影響もあって、汗まみれ血まみれになりながら全力で疾走し格闘する、いわば“肉体派ヒーロー”の印象が濃くなった。女性との関係についても、本作のボンドはもはやプレイボーイではなく、かつて愛し死別した女性に許しを請い、新しい愛に生きようとする。シリーズ全25作を通じて、最も人間らしいボンドが描かれているといっても過言ではない。無敵のスーパーヒーローでもなければ、対人関係でクールな男でもない。熱い心と情を持つ生身の人間として、クレイグ版ボンドが終わりを迎えることは実に感慨深い。

余談めくが、ラミ・マレックが演じる悪役サフィンがらみで日本文化が引用されていて、これが正直微妙で単純には喜べない。能面、畳、作務衣風の上着、石庭の砂紋などが出てくるのだが、欧米人から見た日本文化のエキゾチックな雰囲気を、サフィンの狂気や不気味さを強調するために利用したのだろう。監督のキャリー・ジョージ・フクナガ、日系アメリカ人なのになあ……。

もうひとつ、在キューバのCIAエージェント役を演じるアナ・デ・アルマスが、短い出番ながらもボンドとのユーモラスなやり取りや派手なアクションで活躍し、鮮烈な印象を残す。「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」でもクレイグと彼女のずれ気味な掛け合いが楽しかったし、クレイグのお眼鏡にかなったか。次回作は全キャストが刷新され完全リブートとなる可能性もあるが、MI6メンバーなど一部が続投になるなら、ぜひアナ・デ・アルマスも出番を増やして再登場してほしい。

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高森 郁哉

2.0プレイボーイ

じゃないと、職務と女性に真面目なジェームスボンド

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全国連加盟国不可侵条約締結、武装中立主義、多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。

2.0☆☆★★ やっとユーモア皆無で、リアル路線に拘ってのダラダラした展...

2024年3月18日
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☆☆★★

やっとユーモア皆無で、リアル路線に拘ってのダラダラした展開が長々と続くダニエルボンドが終了してくれて嬉しい。

とにかく早く荒唐無稽でバカバカしい、旧路線でのニューボンドに戻って欲しい、、、と、ただそれだけを祈る。

もう無理か(。-_-。)

2021年10月8日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン9

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松井の天井直撃ホームラン

3.5あともう少し…惜しい。

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ほぼ初めて最近の007を見ました。
シリーズ物ですが、前作はスペクターという悪の組織の親玉を捕まえて、親玉の娘と結ばれたというだけで十分です。
ジェームズ・ボンドの人としての喜怒哀楽と人生は良かったです。
ミッションインポッシブルとはちょっと違う肉体感のあるアクションも悪くなかったです。

ただなんだかなと思うところはありました。
科学者やスペクターの残党がなぜ裏切ったのかとか、Mがあんだけやらかしてるのに全て終わったあとノウノウと仕事を続けているところとか、絶体絶命のピンチが何度もあるくせにそこからの逆転方法が陳腐なところとか、正直微妙に感じました。
またあのラストも最後に謎の人物から兎のぬいぐるみが届けられるくらいはあっても良かったんじゃないかなと…。

映画館で視聴している中で期待は高まるくらいには面白かったけど、その期待に答えてくれなかったかな。

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たこつぼ

4.5ダニエルクレイグ最後のジェームズ・ボンド

2024年2月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

知的

劇場30作目 / 140 / BOND60 007 4Kレストア
【字幕】

序盤からハラハラドキドキでした
ダニエルクレイグさんのジェームズボンドだけ追ってたので最後はなんとも切ない気持ちになってしまいました。
アナデアルマスがめっちゃ可愛いかったなぁ

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あきと

4.0途中、少し冗長に感じたけど…

2024年1月6日
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結果的に面白かったですよ!
「ジェームズ・ボンド」の007は終了なの?
だとすると、寂しいですね😔

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KF

5.0安定の品質

2023年12月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

外れはないスパイ映画。格好いいし、映像技術も納得。

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シャカ

4.5最初のマドレーヌ

2023年11月28日
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鑑賞方法:映画館

かっこいい!

マドレーヌの父は誰?

マチルドの父は誰?

ボンド、死んじゃったの?

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完

4.0クレイグ選手引退記念作

2023年11月22日
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栄光のJames Bondも20作あたりから新しい方向性を目指して試行錯誤していますが、コネリー先輩の時代から接している保守派ファン層からみれば、余計なお世話です。

JBはひたすら二枚目で伊達でええかっこしいで、必要以上の高級感を漂わせながら、女子にとっての宝塚的に男子にとっての完全無欠のスーパーヒーローであればそれで十分。

一番避けてほしいのは「生活臭」、今回はクレイグ選手顕彰のためドラマサイドが重視され、秘密諜報員の内面や苦悩が前面に出ていますが要りません。全体のトーンも暗めでユーモア皆無で陰鬱です。JBのイメージとは程遠いクレイグ選手はずっとそうでしたけどね。

繰り返しますが、JBに映画としての深みや厚みや人間ドラマは必要ありません。

JBとしての評価は2点ですが、JBを離れれば悪くはないので4点です。

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越後屋

3.5007好きにゃたまらん

2023年10月31日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

幸せ

ダニエル・クレイグはついに一本も外すことなく007を引退した。
まだ、コロナ禍だったが、僕は公開日に映画館に駆け込んだ。ちょうど1日だけなぜか秋休みだったので初回のを観た。
大好きなシリーズの大好きな俳優主演の作品群の最終作ということで、僕は期待で弾けそうなあまり、中々家から出れず、もう少しで遅刻しそうだった。
とうとう、始まってしまい、あのオープニングシークエンスを映画館で観た時、それだけで、ここにきて良かったと思った。
その後の3時間弱はとても幸せだった。たっぷりと007を堪能して、寂しさと次作への期待感を胸に劇場を去った。
その割に星が低いのは、正直今観ると色々粗い作りになっているから。
長すぎる上映時間、収まりきっていないストーリー、雑でありきたりな展開、どうしょうもないご都合主義と身内ノリ(身内と言っても世界の007なので身内が広すぎる)、正直007好きじゃない人が見れば、よくある良作大作アクションに見えるだろう。
しかし、007としてみればテンポの悪さや脚本の荒さを除けば、中々だ。
だって兎に角映像の迫力が凄い。セクハラで捕まってしまったが、フクナガ監督の映像技術はコッポラに比肩すると思う。
さらに、セット。こんな馬鹿馬鹿しいSF的で大掛かりなセットは久しぶりに観た。ちょっと古い映画、特に60年代の007映画みたいで凄く良かった。
主題歌は歴代最高の出来だった。
ダニエルは歳とってて、正直鈍い動きだが、頑張ってるからよし。(甘い)
007好きは当然観て、ブルーレイも買ってるだろうが、他の007観た人は是非是非。

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HAL2005

3.5ダニエル・クレイグ好き

2023年10月8日
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鑑賞方法:VOD

興奮

これが最後のジェームスボンドなので良い評価つけたいんだけど正直そこまで良くなかった。映画館で見られずVODで見たせいなのかイマイチ引き込まれず途中でうとうとしてしまった。改めて元気なときに見直したいと思う。ダニエルはやはりかっこいいし素敵。でも年齢は重ねてるからどんな女も落とすプレイボーイ演じるのはきついかも。イメージを壊したくないだろうしここでボンド引退を決めたのは理解できる。

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モロッコガール

4.5ジェームズに献杯

2023年9月18日
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鑑賞方法:映画館

冒頭ジョンバリー風の懐かしいメロディが流れる
いや、これ「愛はすべてを超えて」やん。
おーようやく製作者も音楽というものがわかってきたか。
しかしこれがエンディングの重大な伏線だったとは。

恒例の話のまくらでは強烈なダニエルクレイグのアクションと
レア・セドゥとの関係を一気に見せてつかみはオッケー。
引退したジェームズボンドがお友達のCIA諜報員の協力に
キューバに飛び、現地連絡員にアナ・デ・アルマス登場。
途中で引っ込めるのがもったいないのほどの格闘技量を見せる。
次の007は是非あなたに。

敵の力量をみせつけるためスペクターもあっけなく全滅させ、
ブロフェルドまでえー?!って感じで死亡。
それにしちゃラミマレックは力感ないんだけどね。
MI6本部ではちゃっかり後釜の007がいて
ジェームズはビジター扱い。
けど真打ちだけにあっさり復帰。なんやそれ!

ラスト、おーいQよ。俺って結局帰ってもみんな不幸になるんか?
Qの答えはそのとおりです!正解!
で、予想だにしなかった結末へと。

ダニエルクレイグ5作サガで見事にジェームズボンド物語を
殺しのナンバー授与からスペクターとの闘い、結婚まで
完結してくれました。
まあ一旦シリーズをリセットするにはなかなか練った脚本であり
ボンドをこうする必要があったのかと。

初めて劇場で見たのは「私を愛したスパイ」でしたが
当時月曜ロードショーでテレビ改変期に007の新作がたびたび
観られ、以来50年余。
映画史上最高最強のシリーズだったことは間違いありません。
90点
TOHOシネマズ日比谷 20211007
パンフ購入

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NWFchamp1973

3.5ひとつのマルチバースが終焉

2023年8月24日
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悲しい

楽しい

興奮

映画としての迫力はありましたが、カジノロワイヤルで感じた様な、能動的なハチャメチャ感は影を潜め、どちらかと言うと受動的に振り回されながらアタフタしている印象でした。

人間的で良いといえば良いのかもしれませんが、これまでの様に、飄々としつつも鋼鉄の信念に基づいて行動していたボンドのイメージからすると、ややこしい女性呪縛に囚われた、情け無い男のイメージを受けてしまいました。
最後も、別に死ななくても、隔離するなりすれば良いだけで、もっと色々と打てる手はあったと思いますが、それらを全無視しての行動には違和感を感じました。

製作サイドの大人の事情が見え隠れして、少し興醒めしてしまいました?

そもそも、自分で依頼した攻撃命令だし、ハナから自殺するつもりだったのかと、なんかチョット感は否めませんでした。

これはこれとして、ひとつのシーケンスは完結し、次作はパラレルワールドの様に、全く別のシーケンスが始まるのでしょうか?

何だか、ボンドという存在が、人物としてのMI6のスパイではなく、歌舞伎役者の○代目襲名の様な気がしてきました。

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だるちゃ

3.5有終の美

2023年8月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

知的

007らしく、アクションシーン満載で楽しめました。
ダニエル・クレイグ版として、いい終わり方だったと思いました。
気になる点は、ラスボスのからみが微妙なこと。
ラストは対峙がありますが、少なかったのは残念。
また、前作との話の続きではあるのですが、期間が空きすぎて記憶が曖昧だったので、視聴する人は復習を忘れずにしてください。

パルマ役ででていた、アナ・デ・アルマスですが、シーンこそ少なかったですが、彼女の持つキュートさと新人という役どころが重なり好印象を受けました。彼女の出演する作品は何作かみてますが、今後の活躍にも期待したいです。

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たけお

4.5圧巻の180分弱

2023年7月5日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

ドルビーシネマで鑑賞。映像の美しさやスケール感、見やすさ等々パーフェクト、音響はサラウンド感がもう少し欲しいかなあとは思いますが聞きやすさと迫力が上手くバランスしていました。ここだけでも観る価値はあります。
話の方ですが、本作の前提条件(発生条件)、ラブ・ロマンスからの疑心暗鬼、絶体絶命への一気の切り替わりは、お約束として分かってはいるんですがハラハラドキドキしました。ここで007の世界にハメられます。もう抜け出せません。ここからはひたすら007シリーズのいいところが次々と襲ってきます。カーアクションに銃撃戦、爆破、そして国家主権をガン無視(笑)したミサイル攻撃まで。MI6の権力ってすげえなw。派手なスタントアクションだけでなく、各々のキャラの心理描写も巧みでした。そういう点では抜き差しが上手く出来ていました。あ、パロマ役のアナ・デ・アルマスがいい味出してたなあ。次回作にも起用して欲しい。 なお、本作の上映は延期に次ぐ延期でしたので、散々、予告編は眺めていたわけですが、改めて予告編の作りは上手かったなあと関心しました。「あああ!あれってこういうシーンだったのか?!」とか「ん?さして重要なところじゃなかったんだなあ」とかとか。なお、予告編と本編で明らかに変更している/されている箇所もありました。すぐに気付くと思います。
とても面白い映画になってはいますが、ストーリーのつなぎ込みがやや雑で話が寸断されているところがいくつかあるのが気になります。
ああ、ダニエル・クレイグはこれで終わりなんですよね。残念というか、この結末からどうなって/どうやってジェームズ・ボンドが新たな話を紡いでいくのか気になって、楽しみで仕方ありません。

(追記) グランドシネマサンシャインにてIMAX鑑賞。やはりデカくて綺麗なスクリーンだと迫力が違います。機会があればIMAXでの鑑賞をお勧めします。 ただ、フルサイズは前半のイタリアのみでした。

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zem_movie_review

4.0それは良かった

2023年2月23日
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前作を思い出しながらで長ーいお話しに、色々とお話しがてんこ盛り、結局何がしたいんだっけ?と思いつつもクレイグ007は好きだなぁ。
はぁ日系の方が監督なのに何故かやや不可解な日本文化が登場。畳のシーンはちょっと笑えた。
次のシリーズはどうかなぁ

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GAB I