劇場公開日 2017年11月3日

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「人類の危機と痴話喧嘩を同時進行で描くちょっと風変わりな怪獣パニックもの」シンクロナイズドモンスター よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0人類の危機と痴話喧嘩を同時進行で描くちょっと風変わりな怪獣パニックもの

2017年8月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

失業中のグロリアは毎晩友達と遊び呆けていたのを同棲中の彼氏ティムに咎められてアパートを追い出される。やむなく郷里に戻り幼馴染のオスカーが経営するバーでバイトを始めたグロリアだったが、韓国のソウル市内に巨大な怪獣が出現したことをニュースで知り、さらになぜか自分の動作がソウルの怪獣とシンクロしていることに気付き驚愕する。オスカー達に秘密を打ち明けたグロリアはなんとかソウルの街を救おうとするが事態は意外な展開に。

今やオスカー女優として確固たる地位を築いたアン・ハサウェイが演じるグロリアは髪の毛ボサボサでだらしない酔っ払いですが、あれやこれやの予想外の展開の末に彼女が遂に意を決して起こす行動がバカバカしくもカッコいい。

監督はスペイン映画の珍作『エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる』のナチョ・ビガロンド。どちらの作品も人類の危機と他愛のない痴話喧嘩を同時進行で描いた話ですが、本作には清々しい爽快感があって後味すっきりです。

よね