配信開始日 2018年2月5日

「最強まとめ映画!」クローバーフィールド・パラドックス shironさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最強まとめ映画!

2019年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

見たいシーンを見せてくれる。
映画ファンにはたまらない、リスペクト(パロディ)がたっぷり詰まった
見どころ満載!サービス満点!の映画でした。
劇場の大画面で見せていただいて、満足満足(*^▽^*)

特に今回は文句ナシのSF。(←TSUTAYAでは前2作を“アクション”に分類)
宇宙が舞台でパラドックスですから、何でもアリ☆
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、過去に宇宙船モノで描かれてきた数々のエマージェンシーをブッ込んだストーリー。
あの名作、この名作のシーンが蘇るだけでなく、諸星大二郎が好きな私には、たまらんシーンもあり、おぞましくも美しい仕上がりはトラウマ間違いなし。

しかし、J・J・エイブラムスは古い映画の魅力を現代に蘇らせるのが、ほんとに上手い。
今となっては使い古されたベタなシチュエーションでも、改めて見るとやっぱりドキドキハラハラするし
人と人とのドラマや葛藤は、やっぱりジーンと胸に響く。
初心に返って素直に「やっぱり映画って良いなぁ。」と思わせてくれる。
『スター・トレック』『スター・ウォーズ』に抜擢されたのにも納得。
古くからのファンを満足させつつ、次世代ファンの獲得へ繋げる手腕が見事。

『HAKAISHA』が『ゴジラ』へのリスペクト映画なのは周知の事実ですが
“なかなか全貌を見せない”焦らしと、“相手の事がわからない”恐怖は
スピルバーグ師匠の名作『ジョーズ』の系統でありながら
手法はあくまでも現代的で、身近な設定に臨場感が増して興奮しました。

『レーン』はうって変わって密室サスペンス。
個人的に大好物なジャンル(*゚▽゚*)
脱出にはお約束のあそこも通ってくれて「これこれ!待ってました〜。」と、拍手を送りたい気持ちでした。
良い人にも悪い人にも見えるジョン・グッドマンが素晴らしく、心理劇の面白さを堪能。
音楽のセンスも良かった。

既に次回作が待ち遠しいのですが
クローバーフィールドブランドで、全てのジャンルの映画を制覇してほしい!
そのうちミュージカルで度肝を抜かれる日が来るかも〜。なんてww

shiron