ライフ(2017)のレビュー・感想・評価
全71件中、61~71件目を表示
ゼログラビティにエイリアンの要素ブラス
ISSを舞台にした、ゼログラビティは宇宙デブリによる事故パニック映画だったが、こちらは、地球外生物のバイオハザードパニックでした。
真田広之が普通にハリウッド俳優として演技しているところが見物。
最後に2人生き残り、1人だけ助けるべく、
地球外生物を確保して脱出船で宇宙のはてにもっていったとおもったら、逆に地球上に突入したほうが地球外生物入りの脱出船だったとは。
バットエンディングて残念です。
なんつーかな…
エイリアンでも摂氏-270度は凍結しちゃうんじゃ???。更に空気が必要な生命体なら、宇宙空間で呼吸は出来るのか?。細かいことにツッコミを入れてしまうけど、話のオチは良いところに落としたと思う。続編の地球編を見てみたい!。
こんなにリアリティ至上主義なのに、やっぱり火星人はタコ型なの?
久々に骨太の宇宙SFスリラーの登場だ。
"外来生物を、水際で食い止める"といえば、ちょうど話題の"ヒアリ(火蟻)"である。それが火星で採取され、宇宙ステーション内で暴走する生命体(=LIFE)だったら、というSF映画である。
ちょっとプロットを聞きかじっただけで、リドリー・スコットの「エイリアン」 (1979)をはじめとする古典SFスリラーを思い浮かべるはず。しかし時代は変わった。
NASAが、土星の衛星"エンケラドゥス"に生命が存在する可能性が極めて高いと発表したのは、今年4月のことだ。もうエイリアン的な話は、フィクションではない。
とにかくリアリティ至上主義だ。「シン・ゴジラ」(2016)が、「ゴジラ」(1954)の現代的なアプローチだとしたら、本作と「エイリアン」 (1979)の関係性はそれに似ている。満を持して登場したといってもいい。
「ゼロ・グラビティ」(2013)で再現された"無重力"、「オデッセイ」(2016)での描写に使われた"科学的裏付け"、そしてもちろん宇宙空間を作り出す"デジタルVFX"、地球外生命体をはじめとするクリーチャーに命を吹き込む"CG技術の進化"、さまざまなエレメンツも揃った。
その一方で、リアルすぎる国際宇宙ステーション(ISS)内のディテールは、アナログな手法を使ってこだわる。ISS内のシーンでは、グリーンバック(クロマキー)によるCGで描くのではなく、実際に大掛かりなセットを作ってしまった。劇中で、地球外生命体を観察する実験棟は、日本が開発した"きぼう"だったりする。
ISSの搭乗員の人種、性別、職業(役割)、キャリアなどひじょうにバラエティに富んでいて、ストーリーの深みにつながっている。出演はライアン・レイノルズ、ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、真田広之と、かなり豪華である。本作は地球外生命体の検疫問題が主たるテーマであるが、このISSにも宇宙の検疫担当官が乗船している。
地球外生命体の幼体時の姿は、実在する"粘菌"をモチーフにしている。なので「エイリアン」のようなワクワクするクリーチャーデザインではない。それなのに変態を繰り返して、"タコ型"になる。「メッセージ」(2017)もタコ型だったが、火星人=タコ型というのは?である。SFは昔の方が夢と色気があった・・・。
"ヒアリ"の上陸根絶ができた国はほとんどない。だからこのエンディングは正しい。
(2017/7/8 /丸の内ピカデリー/シネスコ/字幕:稲田嵯裕里)
人と宇宙生物のすれ違いの話
この話は、VSエイリアンという単純な話でなく。人と宇宙生物のすれ違いの話でもある。
カルビンは、確かに生存本能を第一としているが、それだけではない。始めに黒人男性が言ったように、好奇心や興味など感情がある。であるならば、きっとそれ以外も……。
ありきたりでつまらないと思った人は、人間側に感情移入してるんだと思う。次見る機会があった時はその気持ちを宇宙生物側に2、3割位むけてみて。そしたら最後、酸素発生ライトをギュっとしている宇宙生物が可愛くみえ……。
いえいえ、この映画に今までのVSエイリアン物とは違った新しい楽しさや、深さを感じると思う。
=====================================
敵対行動をとらなければ人類にもワンチャンある!
多分みんな思ってたと思う。客観的に見れる観客の立場だからこそだけど……。
最初の電気ショックで「あーここから始まるのか……。」ネズミで察して、「そこは、攻撃の指示じゃなく、友好的に><」みたいな。
最後ベタだけど女性のポットは宇宙へ。宇宙生物のポットは地球へ。作戦の説明してた時から予感はしてた。最後のシーンでポットの男性が生きてたのは、
宇宙生物『寒くて冬眠しそう。……!酸素?!それに暖かい!!君は良いフレンズだね!!ありがとう!!!』
大気圏突入
宇宙生物『はっ!この衝撃は!?ヤバイ君は脆いから僕が守るよー』→ネッチョネチョ
みたいな感じかな?(笑)妄想ですが、、、。
絡みついてきたのは、この生物(人)に物持たせたら攻撃されるかもって学習してたんだね。//そして、AEDのシーンで全て理解したカルビンは、生存本能が先んじてたものの、光る酸素スティックで一先ず安定したので殺さず、何とか歩みよろうとしたのかも?
【追記】
AEDを黒人男性に使用したシーンで宇宙生物は、最初のあれは攻撃でも敵対でもない。助けようとしたんだ、と気づいたっぽいね。
興味津々に這い回るわけでなく、止めをさすわけでなく、逃げる訳でもない。
足の先の方にギュっとしがみついてジっとしてる姿はまるで『ごめんね』って、しょんぼりしてるみたい。
宇宙ステーションで、AEDなんてシーンもこれを表現するためっぽいね。
あっという間に見終わった感じ
なんだかあっという間に見終わった感じがしました。
ずっと展開が急でハラハラの連続でした。
私はエイリアンという映画は見ていないのですが、それに似ているというレビューが多いですね。
面白いのですが、ところどころ設定がおかしいところがあり、完全に感情移入できませんでした。
ここで手を離さないのはおかしいだろう…とか、なんでISSに三角フラスコがあるのか…とか…
三角フラスコは液体を測るものなので、宇宙空間で使うとは思えません。
そういう細かい設定を詰めて、もっと完成度が高ければもっと評価が高い作品になったのではないでしょうか。
謎の豪華キャスト
まぁ面白くはある。イメージ的には『ゼロ・グラビティ』+『エイリアン』+『オール・ユー・ニード・イズ・キル』てなところで残念ながら目新しいものは特に提示されないが。
これ、『クロニクル』や『プロジェクト・アルマナック』みたいなチャレンジ枠でやったら「面白いね!」って評価されるだろうところで謎の豪華キャストを持ってくるもんだからどう評価して良いか分からない…
「お、おぅ…」って止まってしまった…
技術的考察が全く無い。
キャストが魅せるだとか、キャストのリアリティだとか、いつから映画がキャストで決まるものになったのか知らないけど、映画はストーリーとその場面の考察が出来ているかで善し悪しが決まる。
キャストはその場面のリアリティを如何に魅せるか程度である。
で、未知の生物そのものは斬新ではあったが、汚染発生そのもののプロセスが余りにも米国人が考えたような杜撰さが出ている。
普通、未知の病気もとい病原菌やウィルスに対して、何らかの予備的な検査や調査もせず、手袋一枚で接触しません。それが生物なら尚の事。
その後は感情論のやり取りだけで、科学技術に基づく様なプロセスが殆ど無い。汚染防止プロセスはきちんと有る様な素振はあるが、素振なだけである。
エイリアン自体はそれが生物かどうかも分らないものから始まっての急激な汚染拡大であり、今から30年以上も前の科学技術を元にされているので、エイリアンはその点秀逸であると言える。
現代でこの程度の作品しか作れないのはアメリカ映画らしい。
ここのレビュアもキャストがキャストがと、馬鹿の一点張りで全く実がない。
衝撃!
男も女もそれぞれ違う場所で同じセリフ「No!、No!、No!」で終わる衝撃のラスト。
途中までは典型的というか定型的な展開で、あのまま「Gravity」の様な終わり方(地球に戻ってメデタシメデタシ)なら、つまらないと思っていたら、素晴らしいどんでん返し。
それまでの定型的な展開は、もしかして、このラストのために「あえて」そうしたのかも。
いろいろ余韻に浸れる映画でした。
全71件中、61~71件目を表示