彼女がその名を知らない鳥たち

劇場公開日:2017年10月28日

彼女がその名を知らない鳥たち

解説・あらすじ

沼田まほかるの人気ミステリー小説を蒼井優、阿部サダヲ主演、「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督で映画化。下品で貧相、金も地位もない15歳上の男・陣治と暮らす十和子は、8年前に別れた黒崎のことを忘れられずにいた。陣治に激しい嫌悪の念を抱きながらも、陣治の稼ぎのみで働きもせずに毎日を送っていた十和子は、黒崎に似た面影を持つ妻子ある水島と関係を持つ。ある日、十和子は家に訪ねてきた刑事から、黒崎が行方不明であることを告げられる。「十和子が幸せならそれでいい」と、日に何度も十和子に電話をかけ、さらには彼女を尾行するなど、異様なまでの執着を見せる陣治。黒崎の失踪に陣治が関係しているのではないかとの疑いを持った十和子は、その危険が水島にまでおよぶのではとないかと戦慄する。

2017年製作/123分/R15+/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2017年10月28日

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(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

映画レビュー

4.0 彼が孤独な彼女を知っていた

2025年9月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

驚く

ドキドキ

 前情報無しで観ました。

 十和子というキャラクターにズッキューンでした。蒼井優さんのファンになりました。阿部サダヲさん、松坂桃李さん、竹野内豊さんと4角関係の役でした(結局、男たちが駄目なのであって、十和子は悪くない!…と思います)。

 エロティックで、怖くて、没入できて面白かったです。

 ショックが大き過ぎて記憶が飛んじゃったんですね、でも思い出してしまって、お別れの時が来てしまったんですね。
 最後、あの人が飛んじゃうんですけど、エンターテイメントとして、とても良かったと思います。

 良い人にめぐり会って、是が非でも子どもを産んで欲しいです。産まれた子が男でも女でも、可愛がって欲しいです。そのメッセージは、鑑賞者に向けたものだと感じました。

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Don-chan

4.0 愛の形は人それぞれ

2025年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

原作を読んで物凄く面白かったので、映像も見てみたいと思い鑑賞。蒼井優と阿部サダヲの高い演技力により原作と全く変わらなかったが優男の松坂桃李もさすがだった。ただ2時間という短い尺の中に濡れ場が多すぎて、その半分くらいに留めてもらいたかった。ラストは陣治の十和子に対する愛が深くて切なくて泣いてしまったが、これは親が子供に抱く無性の愛に似ている気がした。

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ゆうき

3.5 何を感じるべきなのか

2025年6月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

竹野内豊さんのこんな悪い役、初めて見たような気がします。昔と変わらずハンサムで、十和子の恋心を利用し手玉に取る演技が最高でした。
松坂桃李さんも上手くゲスさを表していて良かったです。書類が見つかった後のあの様子、軽かったですね。
阿部サダヲさんはもう安定感抜群で言うことなしでした。
蒼井優さんも、本命としては相手にされてなくてむしろ上手く利用されてしまう不憫な役どころがぴったりハマってました。演技もとても自然。
ただ個人的な嗜好になってしまうのですが、蒼井優さんの声が少し広末涼子さんの声に似ている感じがしてどうも好きでないのです。

話は戻りまして、十和子は自分の正反対のタイプなので、共感は難しかったです。好きな男のために好きでもないおやじとの行為を受け入れたり、プレゼントされた時計が安物だと分かりつつ期待し続けたり。自分を大切にしてくれないただルックスが良いだけのクズ男達を本気で愛してしまう。よく言われる「騙される方も悪い」って切り捨ててしまう自分は冷たい人間かもしれない。

陣治の一途な愛には切なさを感じましたが、この感情で正解なのかな。でも、どんなに頑張っても振り返ってくれないこのどうしようもない女を愛してしまうあんたもどうなのさ、と思ってしまいました。

評価、難しいです。

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SING SING

2.5 最後が切ない

2025年2月1日
スマートフォンから投稿

尽くしすぎて軽くみられ、ひたすら男性にだらしない稚拙な女性と、ペテン師の浮気男。お父さんの様にひたすら愛してくれる男性だがストーカーぎみ。
やたら帰りの遅さや様子を心配していると思ったら、それには理由があって。
全てを受け入れ愛してくれるジンジ。
「これからは思い出した事全て抱えて生きていくんや」阿部サダヲの演技はやっぱり素敵でした。
最後に自殺してからの思い出の想起が素敵でした。

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wataridori

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