劇場公開日 2017年5月20日

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「映画の内容以外に価値を感じる方ならオススメ」君のまなざし No more 劇場さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5映画の内容以外に価値を感じる方ならオススメ

2017年5月30日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

寝られる

もう全てが酷すぎる。お金を取れるレベルじゃありません。

宗教については置いておいて、純粋に映画としてレビューします。

1. いろいろ詰め込みすぎ。
思いついたストーリーを無理やり全部突っ込んでます。シーンが詰め込まれてて、どれも夢オチや過去オチで繋げています。

2. ダラダラ引き伸ばしすぎ。
各シーンでいちいち(押し付けがましい)名シーン。
まるで科学調味料でその場しのぎの味付けした料理を、次々と食べさせられているような思いです。
映画全体として見ると、伝えたいことの軸がなく、何も印象に残りません。
サビが終わって終盤か、と思ったらまたサビ、この繰り返しです。
伝えたいことは1つに絞る。これ大事なことですよ。

3. 主張が矛盾している。
憎しみで復讐しようとしている相手に、「無償の愛で赦すべきだ」と主張していますが、結局やっていることは力で相手をねじ伏せているだけではありませんか。
無償の愛で赦すならば、戦うのではなく左の頬も差し出すべきではありませんか?

4. 欲望にまみれている。
純粋な主張だけではなく、偶像化した神や神の力などが所々に出てきて、幸福の科学の広報に繋げようとしている欲望にまみれています。
また、神社を映像的に強く結びつけていますが、あたかも幸福の科学の主張が日本古来から続く神道と同等であるかのような印象操作ですね。
現実の神道の考え方は、映画の主張とは大きく異なっていますので、神道にあやかろうとする映像は極めて姑息だと思います。
真っ当な主張であれば、他の宗教を巻き込まず、正々堂々と主張していただきたいです。

5. まとめ
この映画、いろいろダラダラとやっていますが
結局のところアンパンマンと一緒です。
正義と名付けられた者と悪と名付けられたものが戦う。
力を持って制したものが、己の主張を声高々に掲げる、と。
死んでしまっても魂は生き残り、新しい顔に交換すれば万事OK。
こういうよくある話を、大川一家のオナニーで作り上げた映画です。
いやー、出演俳優に息子を出して、エンディング曲まで息子に歌わせる。なかなか普通の神経で出来ることではありません。壮大な公開オナニーだなと関心しました。

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