セザンヌと過ごした時間のレビュー・感想・評価

セザンヌと過ごした時間

劇場公開日 2017年9月2日
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セザンヌさんがっかり

芸術作品は存じ上げてましたが、ご本人は激しい性格、口悪いのにびっくり。

びわ湖のこーちゃん
びわ湖のこーちゃんさん / 2017年11月12日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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セザンヌファンは、打ちのめされるのを覚悟して! ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

学生の頃からずっと好きだったセザンヌ。画集を通じて、それなりに思い描いてきた彼のイメージが、この映画で塗り替えられた。
社交性に欠けた頑固者ながら、禁欲的な画風は信心深い孤高の画家ならではと勝手に思っていた。
世間の無理解に背を向け、自分が信じる自然の輝きを表現する方法を追求し絵に没頭した頑固者、そう信じ込んでいた。

小さなエピソードや登場人物が交わす会話、インテリアや衣裳に至るまで、資料に裏打ちされたものだろう。
映画の中の晩年のセザンヌは卑屈だ。成功したマネの名声を妬み、批判し嘲笑する。ゾラの作品を恨み、ゆすりまがいの言いがかりをつける。
最も友達になりたくない種類の人物。

印象派の旗揚げになった落選展や、仲間たちの口論の場面は臨場感いっぱいで、目をみはるほど新鮮。
マネやモリゾ、タンギー爺さんの姿にも、時代の空気を感じる。
「セザンヌとゾラの40年に渡る友情物語」だが、セザンヌの良いところはなくファンには辛い。
彼の死後、絵を世間に売り込んだのは、遺族の生活を心配した昔の仲間だったのではないだろうか。仲間たちの尽力でセザンヌは天才になれたのだと思う。

最大のギャップはセザンヌの女癖の悪さ。女性に関心がない朴訥人だと思っていたので真逆!
家庭では息子ポールを産んだ夫人を、自分の自由を阻む「錨を付けた女」と疎んじ、母や妹が入籍を勧めても彼女を妻と認めず冷淡だった。
没落した元資産家出身のプライドが許さなかったと言うより、女性に人格を認めていなかったのではないか。
セザンヌの冷え切った家庭とは対照的に、純情なゾラは初恋のピンク帽の娘の面影を忘れられず、若いメイドに恋をする。

エクスプロヴァンスの赤い岩肌、「水浴図」やマネの「草上の昼食」の舞台を連想させる美しい川辺の光景が眩しい。
エンドロールに重なる「サント・ビクトワール山」のきらめきに、セザンヌの生活臭が浄化されていくようで救われる。
自分の思い込みと作品世界とのギャップを差し引いても、やはり美しく上質な映画だといえる。

yoko
yokoさん / 2017年10月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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セザンヌの静物画が好きだ

彼の風景画は風景ではなく機械的な構図で、肖像画は無機質なポートレートで、美味しくない。

映画を観てこういう人物がこれらを描いていたのかと合点がいった。

彼はそう言う天才なんだろうと思う。

静物画を観たら一目瞭然だ。
それは静物ではなく動物のように描いているではないか。

私の好きなピカソやマティスが近代絵画の父と言うのも当然だ。

あの人格があの天才的な絵画を完成させたのだ。

そんなところに互いにわかり合う友情とパトロン性があるのだろう。

映画としては?だが、
セザンヌの奇行はよく描かれていた。

ゆたか
ゆたかさん / 2017年10月2日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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ゾラからみたセザンヌ

最初はセザンヌの方がゾラを助けていたけれど、ゾラの成功後関係は変わってくる。

Momoko
Momokoさん / 2017年10月1日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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変わりゆく関係

子供の頃はとても仲が良かったのに、大人になって関係が変わってしまったのが、自分の身に覚えがあることで、切なかった。
ゾラとセザンヌも、社会の中で生きる苦しみがあって、別離は仕方のないことだったのかもしれない。その代わりに、ゾラは幸せな家族に心が満たされて、セザンヌは故郷の美しい自然に囲まれて、それぞれの才能を発揮した輝ける人生だったのだろう。
天才であっても、全てがうまく行くわけではないけれど、お互いに、幼い頃の思い出をずっと大切に思っていたことは確かだ。
だけど、思い出よりも、今の関係を大切にしたいと思う。

由由
由由さん / 2017年9月24日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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性格破綻者のセザンヌと、寛大で理性的なゾラの友情物語 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

直訳すると、"セザンヌと私"。いわゆる歴史人物モノだが、画家ポール・セザンヌと文豪エミール・ゾラという2人の有名人の知られざる友情物語という切り口に、が然、興味が湧くはずだ。

原作はなく、オリジナルなので、よくぞここまで調べあげたというべき、ダニエル・トンプソン監督(女性)取材の勝利である。

近代絵画において、ピカソに"我々の父"、マティスに"絵の神様"とまで評されるセザンヌだが、本格的に評価されたのはその死後で、実際には先に成功を収めた、幼馴染みのゾラだけが、セザンヌを"天才"と呼び、生活費を工面したり、公私にわたる擁護をしていた。

ストーリーは、ゾラの発表した小説「作品」(本作字幕では「制作」)のモデルとなった画家が、"セザンヌである"ことについて、2人が口論になり、関係に致命的な亀裂が入ってしまうエピソードを描いている。

登場するセザンヌは、ホントここまで性格破綻者だったのかと思うほど、コミュニケーション能力が絶望的に欠如している。それでもゾラは、40年間も"親友"でありつづけたのは凄い。

むしろ、絶交は信じられないほど呆気なく、"ブチ切れた"状態に近い。劇中でゾラは、"彼は天才です。しかし、その才能は花開かなかった"と断じている。

トンプソン監督は、小説「作品」はもちろんのこと、それぞれの伝記、幼馴染みだった2人の子供から大人になるまでの往復書簡、周囲の人々の日記やメモなど、あらゆる素材を元に創作している。

また第10回アカデミー作品賞を受賞した、「ゾラの生涯」(1937)を併せて見ると、セザンヌが出ている。また"ドレフュス事件"の詳細や、やはり画家マネを評価するゾラもクリアになる。セザンヌは、マネを嫉妬の対象として、ゾラを取られまいと気を揉んでいたのだろうか(amazonビデオで観られます)。

映画としては、2人の友情をやさしく包み込んでいるが、実際は100年以上も前のこと。真実は知るべくもない・・・そこで、女性遍歴も重大な要素という説を盛り込んでいる。他人事だが、あまりにもセザンヌは変わりすぎていて、いろいろ面白い。

(2017/9/17 /Bunkamura ル・シネマ1/シネスコ/字幕:齊藤敦子)

Naguy
Naguyさん / 2017年9月18日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:映画館
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画家と作家の友情

ポール・セザンヌとエミール・ゾラ。同郷の二人は少年時代からの友だちで家族ぐるみのつきあい、セザンヌの林檎は、その友情のシンボルでした。二人とも、絵画と文学と分野は違うけれど、後世に名を残す偉大な人物になったのだから、すごいですね。
ポールが動ならエミールは静。対照的な二人を、たまたま同じファーストネームの俳優が熱演しています。
フランスの自然も美しい。エクスアンプロヴァンスに是非行ってみたいです。

マリエル
マリエルさん / 2017年9月7日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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セザンヌの生きざまって知らなかった

子供の頃からの友人との映画だ
年下の弟のような友人に
焼きもちを焼いたり、ののしったり
でも大好きだったのだなと
エクスの風景も良かった
モデルには動くなと言いながら、自分は山を色々な角度から描いている❗

れこほた
れこほたさん / 2017年8月16日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:試写会
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