不能犯のレビュー・感想・評価
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思い切って主人公の宇相吹を沢尻さんにしたらもっと面白かったような気がした。
明確な殺意を持つ行動であっても、殺害が不可能な場合は罪に問われない。
例えば呪い殺そうとしても罪には問われない。これを不能犯というらしいです。
主人公の宇相吹正(松坂桃李)は正体不明の人物で、電話ボックスに殺人の依頼を書いた紙を貼ると実行してくれる。
ただしその殺意が純粋なものでないと依頼者も殺されてしまう。
殺害方法はマインドコントロールによるプラセボ効果と映画では説明していた。
プラセボ効果とはいわゆるニセ薬効果。
ニセ薬でも効果があると信じていれば病気が治るということです。
でも逆に悪くなる方だからノセボ効果かな?いわゆる病は気からというやつです。
この方法でどんどん依頼を実行していくのだけれども、いずれも不能犯で、犯罪が立証できない。
これを追っていく刑事が多田友子(沢尻エリカ)で、登場人物の中でただ一人マインドコントロールがきかない体質の持ち主です。
原作では男性のキャラで、立ち位置が違っていたけど、女性にして沢尻さんになっていたので、映像的には派手な感じになってよかったと思う。
内容は最後以外は原作とほぼ同じで、何が正しいいことなのか悪いことなのかよくわからない。
正しいと思うことが悪いことになって、悪いと思うことが正しかったりする。
そして最後は皆死んでしまうみたいな世界観になってます。
最近はキッチリ原作通りという映画が多いけれど、この映画の場合は設定の細かい変更はあるけれども、前半はだいたい原作通り、最後の方だけ前半に伏線を入れていた映画オリジナルの事件が起こるという作りです。
原作を知っている人でもネタバレのないところを楽しめるようになっていた。
CGもそこそこ使って見せているし、そこも実写化の見所かもしれない。
構成は原作と同じで、一話完結のオムニバス形式みたいになっていて、ゲスの極みみたいなキャラがたくさん出てきて面白かった。
特に真野恵里菜さんや小林稔侍さんはこういう映画に出るイメージはなかったので、ちょっと驚いたけれどもそこそこ合っていた。
でも松坂桃李さんの宇相吹は合ってなかったような気がする。
人気とか興行とか考えるとしょうがないのかもしれないけど、別の人がよかった。
原作物で無理だとはおもうけど、沢尻さんもイメージ的には宇相吹側の人間という感じがするし、替えるなら思い切って主人公の宇相吹を沢尻さんにしたらもっと面白かったような気がした。
仕事人
必殺仕事人にしても、ゴルゴ13にしても、殺し屋という職業は漫画、ドラマ、映画などにしか登場しないが、殺しの報酬は莫大な金額だ。電話ボックスの裏に誰かを殺して欲しいと書いた紙を貼っておくと、その願いが叶うという、都市伝説を実際に行うストーリー。宇相吹正(松阪桃李)はボランティアで殺しをやってるというのだから、これはもう『笑うセールスマン』か『地獄少女』かといったところ。しかも催眠術のようなマインドコントロールによって相手を殺すのだから、証拠も何も残らないという凄技だ。また、ブラックユーモア的に、殺してしまった後にも残酷な現実を依頼人が突き付けられるシニカルな面も描いてある。
金融業者がスズメバチに襲われて殺され、町内会長が毒を飲んで殺され、女刑事が腕に少年の顔が浮かび上がってカミソリでリストカットしてしまうなど、全て幻覚を見せられ殺されてしまうのだ。依頼人は必ずと言っていいほど何らかのしっぺ返しを食らうのだが、殺されたのは実はいい人だったという無情な結果であっても宇相吹は何ら関知もしない。それぞれのエピソードが微妙に繋がり、あーあ、やっちゃったよ・・・的な面白さもあった。
後半になると、刑事多田(沢尻エリカ)と宇相吹との対決が中心となっていくが、頻発する爆弾魔が絡んでくると、よくありがちなアクションとなってくる。せっかくのブラックさが薄らいで、俗っぽい映画になっていくのが残念なところ。また、彼女の未だに女王然とした演技も辟易してしまうのです。
真剣に人を怨んで殺したいと思うのなら、必死で働いて金を貯めてそれなりの誠意を見せなきゃ面白くない。都市伝説を信じて、安易な気持ちで試してみたり、あろうことか殺し屋までもがボランティアという設定も子供だましすぎやしないか。コミックが原作だと、やはり人の命は軽いものですなぁ・・・
何だこれ。
最初から最後まで不愉快で気持ち悪い。出てくる人みんなクソみたいな奴で誰にも共感できない。なぜあの能力を手に入れたのかも描かれていない。殺す方も殺される方もろくな奴はいないということか。星1は松坂桃李のイカれっぷり。
悪くはないですが、深くはない
漫画を見ずに、この映画を見ました。人間の脆さ、強さを伝えた作品です。伝えたいことを伝えるためのストーリーをいくつか並べた構成になっています。なので、それぞれのストーリーにあまりつながりがありません。ただ、こういう系統の話(人間の闇みたいなもの)は個人的に好きなので、結構楽しめました。松坂桃里の演技もよかったです
酷評だらけだが…
先入観無く鑑賞。
単に映画として観るには満足。
出来の批評はこっちへ置いておいて
高望みしなければモチーフは充分。
デスノートに似てるという声は多いけど
こういうパターンでもいいんじゃない?
これはこれで。
愚かだね、人間は・・
映画「不能犯」(白石晃士監督)から。
「やっぱり、この一言ですか?」と言われようが、
この作品を思い出すには、このフレーズが相応しい。
松坂桃李さん演ずる「思い込みやマインドコントロールで、
ターゲットを殺害する『不能犯』の男」が、殺害したあと、
その殺害を依頼した本人が嘆き悲しむシーンの後に呟く。
(実は私のメモだけでも、3回は記録に残っている(汗))
でも「なぜ、彼はこんなことをするのかな?」と思っていたら、
物語の中に、しっかり会話として残されている。
「あなたの目的はなに? 何なの?」の問いに
「人間のもろさと強さ、知りたいんです。
どちらが本当の人間の強さなのか」と答える。
強がっている人に限って、もろい面を持っている、
そのもろさを隠すために、強がって見せている、
だから、どちらがその人の本性なのか、知りたい、
ということなのだろうか?
どちらにしても、自分の欲の為に殺害を依頼するなんて
「愚かだね、人間は・・」。
漫画を超えられていない・・・
これはマンガで読めばいいかな。
実写映像が漫画を超えられていない。
この脚本・演出だと、わざわざ映画で観る必要性が残念ながら僕には感じられませんでした。
沢尻エリカさんの刑事役、ハマっていないなぁ~。
漫画の実写化
松坂桃李の猫背と不気味な笑みが印象的。
ネットで噂の「電話ボックスの男」
とある電話ボックスに殺人依頼の紙を貼る。殺意が純粋で無い場合は依頼人も死ぬ。死因は殺害を立証できるものでは無い。
ルールに従い宇相吹正がマインドコントロールで殺害を実行。
そんな不可解な事件を追う刑事の多田と新人の百々瀬。
ターゲットに近づき目を見つめ暗示にかけ思いのままに操る宇相吹だが、刑事の多田に暗示は効かないらしい。
度々起こる爆発事件。
その犯人がかつて多田が更生させ職まで世話をしたタケルだと知り絶望する。タケルが病院と幼稚園に爆弾を仕掛けたと多田に話す。そこへ宇相吹が現れた。
タケルの職場の先輩から依頼を受けた宇相吹がタケルを殺しに来た。
一見すると爆弾魔を倒しに来たヒーローのように思える宇相吹。
結果的に百々瀬や幼稚園児に被害は無く宇相吹に助けられた様なものだ。
人の心の闇は深く怨み、呪いなど憎悪がネットの裏サイトに棲みつく昨今。
安易に死をつぶやくと取り返しのつかない事態になり兼ねない。
愚かだね…今ひとつ
コミックが原作だそうで、皆さんもレビューしているように『デス・ノート』と似ていまが、ストーリーとしては、悪くはなかったと思います。
元々レビューも低かったようですが、セットや脇役がかなりB級で、リアル感や緊迫感が伝わらなかった。ハリウッドで、もっとダーク感を前面に押し出し、サスペンス・ホラー的な演出すれば面白くなりそう。
ラストシーンも、もう少し壮絶な最期を期待していましたが、消化不良でした。
松坂桃李は、得体の知れない役をよく演じて、いろんな役をこなせるようになりましたね。沢尻エリカの役が中途半端で、どうも入り込めなかった。
2時間枠のドラマかな…。
それなりに面白かった
松坂桃李君ただのイケメン俳優では無いね。
笑顔がゾワっとする。
沢尻エリカは嫌いじゃないけど、この役はイマイチ合って無い。本人の性格とは違うのかもしれないけど、もっと可愛らしい役の時の方が違和感が無い。
どこを視点にするかで
面白いかつまらないかが、ハッキリと別れる
タダ刑事は敏腕にみえない
ウソブキがグロく演じても、なぜか怖さが繋がらない
マッケンユウと祥太朗の演技がもう少しみたかった
いまいち心に残らない
あまり前情報を入れなかったので、不快でイヤミス的な内容だと勝手に思っていましたが・・どっちかと言うとホラーテイストで予想外でした。
のわりに、怖くはなく、松坂桃李の役はそこまで猟奇的でも残虐でもない。描写は少しグロテスクなところもありましたがΣ(私の中ではそうでもない)
変に正義感が垣間見え、完全な悪じゃない役どころが逆に残念にしているように感じました。
内容も、序盤の入りが良かったので期待しながら観ていましたが…思っていたよりも激しくなく、中途半端な終わりで微妙でした。
松坂桃李の演技は良く、過去作を観ても、もっとおかしくなれる役者だと思っているので、そこを生かしきれていなかったのかなーと、偉そうな感想を持ちました。
真剣佑の普通の演技がなかなか良かったですが、沢尻エリカはこういう役柄は合わない感じでした。
彼女自身は好きですけどね!
原作を知らなかった為に目から何か出ているのかと思って見てた。 かけ...
原作を知らなかった為に目から何か出ているのかと思って見てた。
かけられた本人しかその現象はみえていない。
その場に実際にはないモノが見えている通りに本人に効果が及ぶ。作中では爆弾が足元で爆発するマインドコントロールで、実際にはない爆風で焼けたように死んだりもする。
警察のいる目の前でもやるのだが本人以外は見えずで立証不可能だから不能犯。
沢尻エリカ刑事だけ思考の類似でマインドコントロールが効かないという設定。キレイ過ぎて刑事ぽくない。寿司屋シーンはビールのCMかと思った。松坂桃李ハマり役だと思った。
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