羊の木のレビュー・感想・評価

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羊の木

劇場公開日 2018年2月3日
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異色作という枠内の面白さ ネタバレ

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山上たつひこ原作、いがらしみきお画の同名漫画が原作なのだそうな。

日本海に面した小都市・魚深市。
「ひとも良いし、魚も旨い」とは市役所職員・月末(つきすえ)(錦戸亮)。
そんな彼が携わっているのが、過疎対策の極秘プロジェクト。
それは、刑務所から出所した元受刑者たちの身元引受人に地方自治体がなり、彼らを10年間住まわせるというもの。
元受刑者たちの社会復帰を支えるという面から考えても一石二鳥のプロジェクト。
魚深市が引き受けた元受刑者たちは6人。
ただし、6人が6人とも罪の軽重はあるものの「ひとごろし」だった・・・

というところから始まる物語で、冒頭からかなり不穏な雰囲気が漂ってくる。

6人を演じるのが松田龍平、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯と一癖ある役者さんたち。

なので、上手く撮れれば、社会派の要素に加えて、人間の原罪にも迫るようなとてつもない傑作になる可能性があったのですが・・・

うーむ、なんだか、いちばん予想がつくようなところに着地してしまった感じ。

6人がやって来た早々に市に人死にが出て、すわっ、殺人者がまたまた殺人なのか・・・と思いきや、という状況を知っている者には疑心暗鬼になるあたりまでは興味深いのだけれど、後半はフツーのサイコスリラーになっていました。

市に古くから伝わる神事が出てきたあたりは、山上たつひこが持つ昭和40年代の雰囲気が漂ってきたのですが、アクセントレベルにしかなっておらず残念。

異色作という枠からははみ出していきませんが、観ているあいだはそれなりにハラハラもドキドキもする映画になっています。

りゃんひさ
りゃんひささん / 2018年1月11日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:試写会
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  • 共感した! (共感した人 0 件)

監督さん、おまけしておきます!

評者の世代にとっては「がきデカ」を描いた漫画家のイメージが強い、山上たつひこ原作の漫画の映画化。

金沢が実家の自分にとっては、今は金沢に住んでいるらしい山上に親近感がある。
彼自身は漫画そのものを描かなくなって久しく、今は小説家となっているが、その作品が売れた、とは聞かない。

漫画「羊の木」も原作は手がけているが、作画は山上を信奉するいがらしみきおの手になるものだ。
何年か前にその原作も、単行本で読んだが、途中で放りだしていた。
それなりに面白かったが、山上たつひこの本領発揮には至らない内容であったから…。

さて、それはともかく、映画をみた。
そこそこ面白く、最後の場面もなるほど…と腑に落ち、悪い作品ではなかった。
事前の情報もなく見ており、「これだけに仕上げた監督はそこそこの力量があるな」と思って、最後のタイトルを見て得心がいった。

監督は「桐島、部活やめるってよ」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「紙の月」…と秀作、僕にとってはいい映画を撮っている吉田大八ではないか。
ただ、彼の作品昨年の「美しい星」にはがっかりさせられたし、「クヒオ大佐」とか駄作もある。

その意味からすると、ぎりぎりの及第点。あれだけ力量のある監督の作品としては物足りない。

舞台は架空の町だが、ロケ地は金沢の隣の富山。
もっと方言を使うとかローカル色を出してもよかったと思う。

本当に、場所だけ借りてそのロケ地に住む人の息づかいやにおいが感じられない映画ばかりだ。
スクリーンから漁港や魚市場のにおいがしてくるような作品にすれば、もっと評価は高くできたと思うね。

★1個以上おまけしてます。

トコマトマト
トコマトマトさん / 2017年12月15日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  笑える 怖い 興奮
  • 鑑賞方法:試写会
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