トリプル9 裏切りのコードのレビュー・感想・評価
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悪徳警官も結局は捨て駒
トリプル9は警官殺害事件の警察内の通報コードと言っているがジョージア州ではシグナル63が使われるそうだ、999は別のスピリチュアルな意味を含ませているのでしょう。
銀行強盗シーンは撮り方がリアル、盗難時を想定して現金に発色ガスが仕込まれていて強盗団が混乱するなんてシーンは初めて見ました。
アクションはハードで見応えあるのですが、ストーリーは正義の不在のような犯罪映画、エロ・グロシーンもちりばめてB級の匂いもしますがよくできた部類でしょう。
ただ、ロシアンマフィアが出てくるなら警察とギャング団の正面からのぶつかり合いかと期待したが犯罪集団の裏物語でちょっと外された感じ、悪徳警官物語かと思いましたが彼らも所詮、捨て駒でしたね。
冒頭から照明を消して黒人の顔を映すのは監督の嫌がらせかと思ったり、登場人物がどれも似通って見えてしまうのは年のせいかと思ったが画面を凝視させるための細工、作風のようにも思えます。悪徳警官ものと言えばLA警察が本場だが今回はアトランタ、南部は犯罪都市らしいが警察がこれでは踏んだり蹴ったり、皮肉を込めた社会派の面も描いているのかしらね。
第5勢力って…
映画の基本的ルール。
1.主人公とその仲間(元警官や、悪徳警官を含む銀行襲撃犯)
2.それを操るロシアンマフィア
3.目的不明の第3勢力、敵か味方か(FBI)
4.事件捜査を遂行する組織(警察、他地域から来たケイシー・アフレック)
5.地元のマフィア(セックス、ドラッグ絡みの犯罪が資金源)
主人公(キジョフォー)の妻はロシアンマフィアの首領(ケイト・ウィンスレット)の妹(ガル・ガドット)で、FBIが狙っているファイルは警備厳重な保管庫(国土安全保障省)にあり、そのファイルを手に入れないとケイトの夫は自由になれない(FBIに拘束されている?)。
で、ロシアンマフィアは、主人公たちに約束した報酬を払わないどころか、次の仕事を押し付けてくる。それが国土安全保障省の襲撃で、主人公は奥の手(トリプル9)を思いつく。
ざっとこれだけの内容のあらすじを、ことさらに分かりにくく、見せ場も作らないまま、編集のまずさも手伝って、せっかくの豪華キャスティング(エージェントの手腕が台無し)が泡と消えた、時間の無駄遣い映画。
見せ場と言うのは、プレビズ、撮影許可、空撮、スタントの手順、エキストラの手配、リハーサルなどを要する入念な準備を必要とするシーンで、完成した映像には人を引き付ける美しさが備わっています。
ひきつける映像がないまま、終わってしまうのは、どこかに欠陥がある映画製作だからです。この映画は典型的な失敗作です。
難しいことを、分かりやすく上手にシンプルに説明できる人が知性的で、その逆、簡単なことを、わざわざ難しく、複雑に見せることしかできない人は凡人。ストーリーテリングの才能は無いと言わざるを得ません。
第5勢力まで登場する映画って。。。(ウディ・ハレルソンまでカウントしたら第6勢力。警察内部にいる、ケイシー・アフレックをサポートする血縁者で、それなりに手を汚している悪徳警官)それなりの交通整理が必要でしょう。見せ方とか、キャラクターの描き分けとか、大きなストーリーの流れとか。。。
トリプル9が発動したら、警察の動きが限定される。それを利用して、警戒厳重な機密ファイルを盗み出す。多くの観客は、そこに巻き起こるドラマを期待したはず。実際には、第6勢力まで存在するストーリーのぐちゃぐちゃを見せられて、いったい誰が何を成し遂げ、誰を倒したのか、一回見ただけでは理解できず、かといって2度見ようという気にはなれない映画です。
これを駄作と言わずして、何を駄作と言うのか。
それでも、この映画を褒めている人には、きっと何か感じるものがあったのでしょう。緊迫感かな?
残念な出来上がり。いい素材が集まったのに、料理の味付けで台無しにしてしまった料理人。腕が悪い。と言うところですね。
2017.7.31
すっごい豪華キャスト
ストーリーよりキャストの豪華さの方が大きい作品でした
999がポイントになる設定は面白いと思ったけど、救われた人は誰?という結末に心が晴れる事もなく、スカッとしたラストであってほしかったです
999
実際には絶対関わりたくないんですが、こういう映画好きです! ただムカつくキャラクターがいると本当にムカついちゃいますが、この映画に出てくる治安の悪い地域に住んでるああいう連中はもちろん大嫌いです(笑) ケイシー・アフレックはあまり好きじゃなかったんですが、この映画から前より好きになりました! テレサ・パーマーが素敵でした(^-^) チラッと見えるお尻も(笑)
面白そうになりそうな脚本だったのにね、、、。
ロシアンマフィアと絡んで銀行強盗している汚職現職警官含む仲間達が、ある理由にてまた犯罪を起こさざる得なくなり、トリプル9と言う警察コードを使う犯罪計画を立てる。
っていうか、本当にこのトリプル9(警察官がひとりでも拳銃などで死にそう、又は死んだ時発動される警察内の命令。発動されたら、殆どの警察官はその現場に向かうらしい。)って本当にあるの?やるの?である。
こんなコードがあるなら、そりゃ犯罪にはとっておきのネタだし、過去映画「ダイハード3」でもこれ使えば犯罪楽じゃん、と思うわけで、、、、現実味が無い。
さて内容ですが、この映画では「①汚職警官含む悪仲間達のストーリー」と「②それに巻き込まれる警察官クリスのストーリー」の2つがある。
最初は①寄りの話か?と思いきや、②がいきなり入り、①と②を繰り返す。これが話を分かりにくいしている。
どちらかに比重を置きそうで、実は置かないなどしている為、中盤までは中途半端なのは確か。また、トリプル9の話はかなり前半で出るものの、発動までが長く中身が無い話もある。
絡んでいるロシアンマフィアも何をしたいんだか中途半端。
面白くなったのは犯罪計画は狂ったが、トリプル9発動した後からだった。
これであればルパン3世の様に犯罪側に比重を置いて作品を作った方がまだマシになったと思う。
銭形刑事の様に警察側は完全サブで。
終わり方はこのままでもいいから。
「鳴かず飛ばずの中途半端(中途半端だから日本公開の際は副題つくんですが)」と言う言葉が似合いそうな作品でした。
残念ながらつまらない!!
好きな題材ですが、どちらの陣営もボスが信頼できなかったり魅力的ではない為熱くなれず、命懸けなのに仕方なく仕事をしている気分になります。有名俳優がたくさん出ていますがアップにならなかったり画面が暗かったりでよくわかりません。ケイシーとアーロン・ポールが似たような印象です。ガル・ガドット目当てだと1分も映らずがっかりするでしょう。映画だとつまらないですが、FPSのムービーだとしてもごく平凡な内容だと思います。出だしの赤い煙もくもくだけ良かったです。
題名勝ち。
なんだかヴィン・ディーゼルの「トリプルX」を連想させる題名に、まず惹かれました。
元軍人と悪徳警官軍団。画面が暗いので区別がつかない~。ケーシー・アフレックの警官役も、思いがけず、いい。
まさかケイト・ウィンスレットが悪役ボスなんて。最初C・ストーン課と思いました。こっち方面の悪役で、これから行けるかもです。
R15+なので、ちょっとグロイ場面があるのでお気をつけて。
オススメの作品!
「欲望のヴァージニア(Lawless)」が好きな作品なので、期待して観ました。
初めは、銀行を襲撃する場面から始まったので、なんだか人間関係が判りにくくて 大丈夫かな〜?っと心配になりましたが、観ていくうちに関係性が見えてきて のめり込むように観ました。
キャストもなかなか豪華です。
ケイト・ウィンスレット!凄い貫禄だなw
収監中のマフィアのボス(ダンナ)に代わり、アメリカの街を牛耳る おっかない姐さんがよく似合ってました。
とにかく、ほぼ知ってるキャストばかりなので 楽しんで観られました。
クリスを消すのに躊躇していて、唯一生き残ったアンソニー・マッキー演じるマーカスは、後に全て正直に話すんだろうな…っと…想像できる。キャラ的に。
クリフトン・コリンズ・jrは、徹底してたなー。なんて奴だ!って感じだけど、似合ってたw
大好きなウディ・ハレルソンは、相変わらずの飄々としたキャラで全くブレてませんでしたwww
ケイシー・アフレック、お兄ちゃんよりイイよね。これからも頑張ってほしいです。
裏切り者の末路
警察とロシアンマフィアの板挟みにされる強盗団の話
主人公が誰だったかわからないほどの豪華俳優陣で見ているだけで高揚感が有る。
腐敗した警官、ユダヤ系ロシアンマフィア、MS13、出てくる人ほぼすべてが悪人。もとはいい奴だったのだろうに、悪銭身に付かずというか因果応報というか、なぜこうなってしまったのかと思いたくなる。
アトランタの治安の悪さと、主人公の様な存在が唯一の救いだが、もっと根本に根ずく問題が見え隠れしているする物語だと感じた。
監督の「欲望のバージニア」が大好きだったので、今作も楽しめた。
悪人の掟、けじめの着け方、かっこいいと言うより、渋い個性あふれる名優達の迫真の演技がうれしい作品だった。
劇中セリフより
「舌の喋った代償は頭が払う」
口は災いの元、言葉は命に繋がっている。
自分の言動は些細な事でも他人にとっては重大だったりする。
言葉の重みを再確認した。
アトランタ
トラップシティ・アトランタ。今やアトランタは、コンプトンばりに危ない街で、っていうお話。ちょっとマイケルマン的な市街戦が観れたりする。ウディハレルソンが出ているだけで、箔が2割増し。スーツ姿のウディも素晴らしい。ロシアンおばさんがケイトウィンスレットだったって、最後まで気づかず。
アーロンポール❗
テレビドラマシリーズのブレイキングバッドの大ファンだったので、アーロンポール見たさで!
なので正直ストーリーとかはどうでもよかったわけで…。
お話はなんかゴタゴタしてて分かりづらかったけど満足です。ケイトウィンスレットも出ててビックリ‼
見応えありでした。
唐突に始まるので最初こそ「?」これは難解そうだぞ!と覚悟して観たが、案外分かりやすく仲間が一人ずつ死んで行くストーリーに固唾を飲んで観れた。
最初に殺されたのがアイツだったのが、ここでこいつが?これは誰が死ぬか分からないぞ!と緊張感が増したように思う。
ロシアンマフィアやら麻薬組織、警察内部と色々出て来るけど、仲間4人にスポットが当たってるのも親切で見やすかった。
ラストは題名のトリプル9に引っ張られ過ぎてる感じがして、そこが観たいんじゃないんだけどなぁと少し消化不良だった。見たかったのはロシアンマフィアのボスまで殺すところだったのだけど…ケイトウィンスレットとのけじめの付け方は、このやり方するんだったらもっと早く出来ただろうとは思った。
因果応報と言うか悪い奴には天罰が下る感じで案外見終わったあとはスッキリしている。
この115分で物語を読み取る力がない人は見ないほうがいい 低評価を...
この115分で物語を読み取る力がない人は見ないほうがいい
低評価をつけるのは登場人物が多く、ロシアのマフィアや警察の関係性など、ストーリーについていけていない人ではないだろうか
確かに始まりは唐突だったが、しっかりと整理しながら見るとかなり良質なクライムアクションである
主役級ではない名脇役が揃っているのも見応えアリ
R15であるもののそこまでグロいと感じる事はないが銃撃戦のリアルさは画面に食いついてしまう
口封じのために一人一人が殺されていく展開は予想がついたが、個人的にはマーカスも殺しておくべきではないかと疑問に思った
海外ドラマのトゥルーディテクティブしかりウッディハレルソンの警官役がかなりハマっていると感じるのは私だけだろうか
アベンジャーズシリーズでファルコンを演じているアンソニーマッキーはいい役感が拭い捨てられないが、悪者になりきれないあたりはハマリ役か
やはり映画館で鑑賞しておけばよかった、と後悔した一作であった
ケイト・ウィンスレット
『プロポジション』『ザ・ロード』『欲望のバージニア』のジョン・ヒルコート監督。けっこう好きなので見に行った。どっちかっていうと寓話的な作風で、今回、現代劇でミスマッチじゃないかと見る前心配だったけど。案外ちゃんと現代劇しており面白かった。
強奪団が一人一人脱落していく…。こんな映画って何百本もあるような。オーソドックスなお話だけども、それを飽かずに見せていてエラい。
ストーリーにあんまり関係ない、道端のオバさんとかバーでのストリップとかを張り切って撮っているバランスの悪さも良い。
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ケイト・ウィンスレット、すんごく上手い女優さんだけども、今回はちょっとやりすぎちゃった気が。
ヒルコート監督って、血まみれの男達の話ばっかり撮っているけども、何年か経って印象に残っているのは案外女優陣、エミリー・ワトソン、シャーリーズ・セロン、ジェシカ・チャステインなどなど。ウィンスレットも、後からジワジワくるのかもしれない。
個人的に残念だったのは、大好きなノーマン・リーダスとガル・ギャドットの出番が少なかったこと。もうちょっと活躍が見たかった。
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