劇場公開日 2016年5月7日

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「Drミレレス」カルテル・ランド pigeyesさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0Drミレレス

2017年3月9日
iPhoneアプリから投稿

ボーダーライン、皆殺しのバラッド、ナルコス、エスコバル、あるいはクレイジージャーニーとか最近南米麻薬戦争ものが来てる。
前からあったけど、今更ネタ使いされるのは、中東とものとの比較で考えていく理解し易い気がする。
製作総指揮のキャスリンビグローaka元キャメロン夫人akaネタ掘り師がハートロッカーとか0ダーク30とかの中東ものの後に、なんで南米ものに手を出してるのかということとも大いに関係してるのだが、そもそもテロリスト(ISをそう呼ぶのかは微妙だが)とカルテルの違いは、ざっくり、カミを信じるか、カネとオンナとステータスつまりは煩悩と快楽の追求を信じるかの違いで、前者を理解するには普通の感覚からの飛躍があり過ぎて宗教観の薄い日本人にはハードルが高いけれど、後者の価値観はいつの時代も普遍な、ただ度合いがエクストリームなだけで理解し易い。カルテルは、メタルだとか、ギャングスタだとかの尖った文化の延長にある。カルテルはスレイヤーで、ISはミックハリスでホワイトハウス。何が言いたいかというと、ISは未だサンプリングすら出来ない、デスメタル、ノイズだけれど、カルテルは特濃ファンクだから、ちゃんとメロディとグルーヴがあるから、すんなりサンプリング出来る。でもネタとしては、レアだけれど、ずっと前から使われてて、例えば釣崎清隆は20年前から使ってた。彼は現状を訴える報道カメラマンではないけれど、

pigeyes