劇場公開日 2016年6月18日

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「だってホラー映画だもの」クリーピー 偽りの隣人 ペンペンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0だってホラー映画だもの

2016年7月2日
iPhoneアプリから投稿

最初から最後までとにかく厭な感じ。居心地が悪く、ドキドキが続き、ヘトヘトになる。
サスペンスだと思ってましたが、これホラー映画でした。
登場人物全員狂ってます。もちろん、隣人のサイコパス西野はヤバイですが、主人公の高倉もなかなか負けず劣らず狂ってます。西野は普通にサイコパスですが、高倉も相手のことなどお構いなしのサイコパス大好き変態野郎なんですよね。
2大変人対決として観るのもいいかもですね。
高倉嫁もマトモそうに見えて、なんか変なんですよね。変態高倉の嫁だと考えれば変なのも当たり前かもしれませんが。

とまぁ、登場人物が全員マトモじゃないホラー映画だとすれば、警察のポンコツ具合とか、リアリティのない監禁部屋とか、なんとも便利そうなお薬とか…そういった点に突っ込みをいれるのは無粋かなと。そういった突っ込みどころは、きっと笑うところです。

だってホラー映画だもの

追記:
西島秀俊の演技に否定的な人が多いようなので。
確かに冒頭では、あれ?どうした?なんかとても下手くそなような気がするとは感じました。でも、考えてみれば、西島さんていっつもあんな感じですよね。演技力という意味で言うと、明らかに西島さんだけ劣ってる気が…
で、考えてみたんですが、実はサイコパスな高倉さんとして見ると、意外といいかもと。
あの棒読み感とか、謝ってるけど全然悪いと思ってないだろ感とか、後半になるにつれ、あの演技が返ってコイツヤバイってのを強調してるような。
ってのはかいかぶり過ぎでしょうか…

ペンペン