シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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矢口蘭童は、金田一耕助か?
エヴァンゲリオン:テレビアニメ第一話と最終話を観て、「はいはい、こんな話ですねー。庵野、見切った!」つって、エヴァファンから「うをいっ!」と、度々マジ切れされる私が、「あらすじ読んだから、庵野監督が言いたいことはだいたい分かってるよ」つって、シン・ゴジラ観て来た人に、「うぐぐぐぐ」ってギリギリされる私が、やっと観て参りました!
"戦後は続くよどこまでも"
はてさて矢口蘭堂(長谷川博己)は、金田一耕助か!?
※役名は奥様:安野せんせの作品からとったらしいことは重々承知しています。
※注1 暴言注意。
※注2 ネタバレ?注意。
※注3 思い込み注意。
※注4 なげーです(笑)
以上、宜しくお願いいたします。
1954年、戦後9年に制作されたオリジナル・ゴジラは、戦争の痛みをなんとか乗り越えようとした日本人の心を、ぼっきり折る恐怖の対象として描かれてたと思います。
始まって40分以上も姿を表さないゴジラに、不安感が掻き立てられ、またあの苦しみがやってくるのか!という、逃げ惑う人達の恐怖というか、絶望が、観ているこちらにも、ひしひしと伝わって来ました。
本作は、ごてごてな政治家さん達の対応から3.11が思い出され、その点からゴジラ=災害として描かれてるという感想が散見されます。
でも災害であれば、憲法解釈云々の件は必要なくなりますし、自衛隊の立ち位置の問題、某国との侍従関係を語るシーンも必要ないと思います。
あと、アメリカがあの時と同じことをしようとするのを、日本が阻止するというストーリーが、やはりゴジラ=災害という描かれ方でないと思うんですよ、はい。
私はゴジラ=日本人に染み込んでいる恐怖(に近い、不安感)の対象として描かれていると思いました。それは、やっぱり戦争ですよね。近隣某国との関係ですよね。
なので私はやっぱり、ゴジラ=敵と観ました。
これ、きっと私だけだと思うんですけど、いや、言うと引かれると思うんですけど、いや、怒られると思うんですけど。
観てる間ずっと「(失礼をお許しください)観たか駿!ぶははははは」と、心の中で笑ってました。
ジブリ鈴木Pが宮崎駿監督の後継者は庵野秀明だ!とか仰ってましたが、庵野監督は宮崎監督とは全く違う思想の持ち主で、日本国が某国から主権を取り戻し、日本国を日本国民独自で守る=日本が"諸外国並"の憲法と自国を守る十分な備えを持ち、"諸外国並"の国家の存続を図るべき。
つまり、宮崎監督とは真逆の考えの持ち主であることが分かって、嬉しかったのです。
ほんと、見切ったとか言ってごめんなさい!
あと、岡本喜八監督リスペクトって、聞いたんですけど……。
確かに劇中、登場人物紹介テロップとか、ゴジラの研究をしていた牧教授の写真が、岡本喜八監督でしたよね?
でもここだけの話、あの写真が宮崎駿監督に見え、別な意味でざわざわしたのは私だけではないと信じたいです(笑)!
え、(失礼をお許しください)は、駿を殺した!?と。
ほんと、すみません。
だけど、夢の中で自分が登場人物の一人になるくらい"犬神家の一族"を何度も観てる私としては、失踪した?亡くなった?牧教授が残した暗号を解く為に、右往左往しているその道のスペシャリストの方々ってストーリー&その姿、会議で政治家さん達が、食い気味に、被せ気味に、早口で会話している姿、役者さん達がやや過剰に(特に石原さとみさん=犬神家の一族では坂口良子さんに匹敵する?)演技する滑稽な姿、的外れな提案をして観客を失笑させる政治家さん(名前忘れちゃった)の等々力警部ばりの「よし!分かった!」を彷彿とさせる姿を観るに、"エヴァ"とか"日本のいちばん長い日"つーより、市川崑「犬神家の一族」リスペクトだなーって勝手に思って、またまた嬉しくなったのです。
そう!"犬神家の一族"も、亡くなった犬神佐兵衛の遺言によって起こる惨劇がお話の軸です。そしてその根っこにあるのは、日本の古いしきたりや、伝統に縛られる、先祖代々や、本家や、分家と言った、切っても切れない血のつながり。
本作では政治家さん達の、切っても切れない縦横のいやらしい繋がりを描く反面、そこを潔くすぱっと断ち切きり、新しい若い政治家が活躍できるような思い切った脚本になっていて、あぁ、庵野監督って、こういうとこ凄いなって感動しました。
ほんと、すみません!
そこを切らなければ、政治家同士、派閥同士の足の引っ張り合いで、何事もごてごてになってしまう、今の日本そのまんまになってしまうし、それこそ同じようなテーマを扱いつつ、陳腐なアイドルの恋愛劇や人情劇にシフトして失敗した"日本沈没"みたいに、とっちらかってしまったかもです。
あ、今思えば"日本沈没"は、本当に勿体ない作品でした。阿蘇山噴火により、我が生まれ故郷の熊本が一番先に沈んで行くのを観て震えました。
本作では、ゴジラの炎で焼かれる街を観て震えました。
映画を観て、心の底から恐怖したのは初めてです。
"犬神家の一族"は、 閉塞感のある村で起こった陰惨な事件で、恐らく大都市に住んでいる人達にとっては別世界、「今どき、長男とか次男とか、本家とか分家とか、気にするのー?」な、ある意味ファンタジーです。
本作にも、似たようなことが言えると思います。
今までの日本で、政治家さん達があのように行動力と決断力を発揮して、事を丸く収めたことはない。
某国から主権を取り戻し、自分達で何か決めてやり遂げたことがないんです。庵野監督の脚本通りのことが起これば、日本も諸外国並に独立した国家となり得るのでしょうか?
そういった点で、途中からゴジラと政治家さんとのリアルとファンタジー(虚構と現実)が反転するところが面白かったですね。
そう、面白かったんですよ。
庵野監督、今まで本当に申し訳ありませんでした!
またハリウッドであれば、一市民が世界をとか地球を救う的なあり得ないパターンとなるところを、専門的な知識を持ったエキスパートでも、常にチームで戦う日本っぽさ。
従来の日本人の美徳であった、勤勉さ、献身的で思いやりのある、「人道」を重んじるところなど描いていて、好感が持てました。
てか、ラスト泣けた。
「希望」
もうひと頑張り、私もしなくちゃと思いました。
そういう映画、久々です。
PS
ゴジラ新作は2017年。なんと脚本が「虚淵 玄」です。
そう!"魔法少女まどか☆マギカ"の脚本チームですね。
つ、つーことは、ゴジラ=魔女かしらー?????
こ、これは、楽しみっす!
世界観はエヴァのいないエヴァ。ゴジラの常に進化して希望の芽を摘んで...
世界観はエヴァのいないエヴァ。ゴジラの常に進化して希望の芽を摘んでいく姿は破壊力のある都会に現れた進撃の巨人。日本政府の対応が後手後手にまわる皮肉ったところが興味深かった。まさに311の原発の対応への皮肉。教授を呼んだのに役に立たないところは面白かった。ゴジラが毎回想定を上回る脅威になっていき、放射能と炎を吐きヘリコプターまで破壊してしまった時はもう人類は終わりだと絶望感を感じました。アメリカは大統領が意思決定するが、日本は誰が決定するのか?ラストの作戦実行までのタイムカウントがリアルだとより臨場感溢れる形にできたかな。
ゴジラ
今までちゃんとゴジラを見たことがない私からしたら、これが私の中でのゴジラになりました。
人間の廃棄した有害物質により誕生し、ゴジラのエネルギー源は核爆発とはほぉーとなりました。
その人間の生み出した偶然の最強産物を駆除するのに人間が犠牲を払う。
今地球がおかれている状況とリンクしているようで感慨深かったです。
そして、私は都内在住のため、東京の街をゴジラが破壊するのを見たときは、とても恐怖でした。
いつのまにかどこにどうやって逃げようかと真剣に考えてました。
最後に長谷川さん演じる矢口蘭堂の様な政治家が実際に日本いたらいいですね。
これからの目指すべき映画であり出発点
今作におけるゴジラの倒し方は庵野監督の映画の作り方そのものを見せられているようだった。
牧教授という天才に対し、各分野の一癖ある変わり者たちが挑むというストーリーは宮崎駿という天才監督に対して、自分はこういう風に映画を作っていくのだという庵野監督の意思表示に思えた。
これまでの映画は一人の天才がいれば成り立ちえたが、これからの映画はそういう風にはなかなか作れない。必要なのはさまざまな分野のクリエイターが、目標に向かい可能な限り限り確度をあげていくことであり、それらを統括する監督が明確なビジョンを持つことである。
「この映画で日本映画の何かが変われば」と監督は言っていたがまさしくその通りの映画だったように思う。
庵野さん最高だぜ~(*^^*)
とにかく面白かった~!!
10式戦車どこまでが実写でどこからがCGなのか区別がつかず凄かったです。
石原さとみさんが色っぽくて好きになりました。
シンゴジラの第一形態~第三形態は気持ち悪かったです。
最終形態はかっこよかったです。
しっぽとせびれからの迎撃システムにはびっくりしました。
もう一度見たいです。
楽しいが以前に似た映画が
様々な意見がありますが、楽しい映画でした。最初に出てきたキモイゴジラはまだ瞼に焼き付いて気持ち悪いのですが、それもよい映画の証明でしょう。
ストーリーの柱はどこかで見たとの感情が残ったので、帰って調べたところ、「帰ってきたウルトラマン」のツインテールがでる回がよく似たストーリーでした。
映画ですから同じストーリーでダメということはないですが、もう少しひねってもよかったのではと思っています。
映画館で観て損をする映画ではなく、十分楽しめるのでお勧めの一つです。
1回観た後、嫁を無理やり連れてってもう一回観た
一回観て「これは」と思い4DXに嫁さんを連れて再度鑑賞。
嫁さんがあんまり楽しそうにして無かったので1点減点。
満点なら誰がどう見ても面白くないと、と思うので。
個人的には文句無しに面白かったです。
ゴジラ映画は好きで、ギャレ版も私はあれで素晴らしい物だと思っています。
ゴジラがデカイ、強い、カッコいい、ならそれで良いんだと思ってました。
ビオランテを子供の頃に見て、それ以来そう思ってたんです。
今思えば、初代を観てなかったのがいけなかった。
ゴジラが何なのか、分かっている体で観てたから、それはつまりこれは映画、虚構だって知ってて観てた訳で。
そこに挑んだマグロ食ってる奴は悪い出来じゃなかったけど所詮マグロ食ってる奴で。
だから、まず、最初に出てくる気持ち悪い謎の生物に驚き、恐怖しました。
冷静になればよく分かるんですが、スピードの速い展開と謎の異形を見せられてパニックに陥り、自分がゴジラを観てる事を忘れてしまったんです。
最初の尻尾を見て、ゴジラだー!と思ったのに、映画の中の人達と同じ視点まで、まんまと落とされてしまいました。
あとは只管展開に飲み込まれるのみ。
終わってから「何で東京に来たんだ?」「最後のあれは何?」等々腑に落ちない部分が有って、でも中学生の頃にエヴァンゲリオンの最終回を見た後の投げ出された不快感も無く、心地良く興味を持たされた感じになり。
これがゴジラだったか、と分かった様な気持ちにされて。
とにかくこれは一回嫁さんに観せよう、と。
嫁さんは良い迷惑だったかも知れません。
でも、そう思わせるような作品だったんです。
好きでも嫌いでも一回は観ておいた方が良い作品なんだと思います。
全く中身に入っていけなかった。
アクションシーンに関しては純粋に楽しめました。
でもこの映画は人間ドラマに比重を置いると思うのですが、人間ドラマとしてみるなら絶賛される質だとは到底思えませんでした。
1番大きいのはドラマに気持ちが入っていけなかったこと。全体的に演出が陳腐で終始興ざめでした。中身を咀嚼する以前の問題だったと思います。
なぜそう感じたか、一部具体例を挙げます。
早口長セリフ。テンポの良さや危機感を煽る手段なのかなと思うけど、映画全体の「リアリズムを提供してますよー」というスタンスと相反してないか。うっそくさ、と思った。
余貴美子市川実日子石原さとみの主要な女性の意識的な不愉快演出。とにかく不愉快だった。必要悪みたいなこともなく、ただ高慢。石原さとみの実は情に厚い、市川実日子の最後の笑顔の伏線だとしたらお手軽すぎないか?
通っぽいキャスト達(ピエール瀧、國村隼、古田新太、渡辺哲、野間口徹、塚本晋也、片桐はいり、平泉成、松尾スズキ等)は手軽に雰囲気出すためだけの装置として使われてないか?ただでさえクセが強いんだから出すなら意味を持たせて欲しい。彼らを起用した必要性はあったのでしょうか?みんなただ出てた。
セリフのダサさ。「すごい、まさに進化だ」「礼はいいです。仕事ですから」他
嶋田久作のテーブルを叩いて悔しがるシーン、平泉成のフランス首相に頭下げるシーン、民放ドラマじゃないんだから、と思った。そもそもこれらの核を使うことをためらう演出、世間への「核を簡単に語るな!」という声への予防線にしか感じなかった。あの状況で核使う可能性を感情論でやってる場合か?と思いました。核も1つの方法として淡々と計画してほしかった。
音楽。後半のもう一踏ん張りの時に流れるBGM、あれ何なの?本気なの?ダッセー!と思ったけど違うの?
序盤で流れた唐突なジャズも違和感しかなかった。いや、ダッセー!と思った。
(ここに関してはあくまでも主観なので気分を害した表現なら謝ります。)
やってる役者達にはなんの文句もないです。ただ、こんな演出させられてどう思ってるのかなーとは思いました。榎本明あたり「くっだらねえ」と思ってそうだけど違うかな。
とりあえずこのへんにしときます。長文すみません。
多分私の見方がズレてるんだと思います。
焦点を当てるべきはそこじゃない!という声が聞こえてくるようです。じゃあどこ!?
私は本当に、イキがってるわけじゃなく、俺本当の映画とは何かを知ってるゼ、とかでもなく、純粋にこの映画全く面白くなかったんですけど、世間の評価がかなり高いことに心底驚いています。
皮肉ではなく、どこをどう感じれば面白いと思えるのか教えていただければ嬉しいです。
すごい迫力だった!
初ゴジラ鑑賞です!
とにもかくにも迫力がすごかったです。大きい建物を倒していくダイナミックな迫力もそうですし、そのマンションの中にいた夫婦が被害をくらうというような細かい場面もリアルで迫力がありました。
最初の形態のキモいゴジラから、最終形態の強すぎてそれ無理ゲーでしょ!と思うゴジラまで、ずっと怖がらせされ続けてましたf^_^;)
政治家たちのごたごたも、クスッと笑えてそれもこの映画の面白いところだと思います(ただ実際とは違いますけどね)。
長谷川博己演じる谷口さんはとってもかっこよかったし(でもなんで何日も家に帰ってない設定だったのにヒゲも生えず小綺麗なのか)、竹野内豊の役も素敵だったし、高橋一生の役もハマってたし…キャストもとってもよかったです!石原さとみを除いて…(とても英語上手だとは思いますけどやはりネイティヴとは言えない発音)
最後、大人しく血液凝固剤を飲まされているゴジラちゃんが不憫でかわいそうでしたが、ここまでドキドキさせられる映画は久しぶりで総じて面白かったです!これぞエンターテイメント!!
面白いけどよく考えたら
倒す方法に無理があり過ぎないか
いくら口が開いているのに50→60→90→100にはならんと思う。スピードも異様に早いし。気絶してたらゴジもゴックンできないでしょう。
東京駅周辺は通勤していたのですごく感情移入できて、サウスタワーやノースタワーがゴジを足止めする展開には熱くなったんだけど、ゴジの口が横を向いとるし注入は無理やろ(笑)
ストーリーは硬派なんですがここだけはギャグというかご都合かな、っと。
それから石原さとみちゃんは嫌いじゃないですが、見てる分には目の保養ですがストーリーにはちょっと。
なんだか。
周りに連れられてなんとなくで観た。
自分にはあまりヒットしなかったな…という感覚。
そこまでスリルも感じないし、感情をあまり揺さぶられなかった。
殆どの役者が棒読みのように聞こえたのは何だったんだろう。
ただ、市川さんと高橋さんはとても良かった。
(対策本部?の面々は個性的で惹かれた)
キャラクターが個人的に好みだっところも大きいかもしれないが。
一番好きだったのは「無人在来線爆弾」
これだけで何日かは笑えそう。
あとは総理とか政府を小馬鹿にしたような描写やキャラクターのバカ加減は嫌いじゃなかった。
でも全体的に、つまらないな…と思って見てしまった。
つまらない
ステレオタイプな日本の官僚とアメリカの描き方が陳腐。ストーリー的にも無理矢理であり得ない展開。(ミサイル直撃で倒れないゴジラがビルの倒壊できぜつするか?電車に爆弾積んで当てる方がミサイル攻撃より有効?凝固剤口にどんどん注いでも普通ははき出すだけで飲み込まないでしょ。)
音楽もいつもの曲でアレンジも何も無い。途中で眠気を押さえるのがしんどかった。
このような映画で喜んでいたら日本はゴジラに食われる
率直な感想は、ゴジラ映画だなという感想。
ゴジラの枠を超える事もなく、ゴジラ映画を下回る事もなく、想像の範囲内の内容で、ゴジラの作画表現のみ良かった。あとは全般的な映像表現は自主制作映画を見せられた印象で、まだまだこの分野では日本映画は進歩してないのを感じました。
日本対ゴジラをうたっているが、過去のゴジラでもそういう描き方はしていたし、目新しいものではなく、国家の動きを細かく描いていると注目されているが、豪華300人のキャストで政治家役の俳優が多く出演していても、キャスティングがはまっていないし、とにかくそろって演技が下手すぎて(台本棒読み)全く生きている政治家に見えない。
総理もバカすぎる。ろくでもない総理でもあんなバカじゃないだろう。
たたみかけるような会話のシーンでも、本来もっと面白く描けるのに、演技、カメラワークやカット割りが普通すぎてイマイチ盛り上がりにかけ不発に終わっている印象。
逆に演出のせいで日本の役者はこんなに演技が下手なのかと見てる方が恥ずかしくなってしまう。
リアルさを出すためには、役者が役者に見えたら終わり。真剣な演技が見る人を引き込み、感動したり、真剣なところにも笑ったりできるのに、そこら辺の人間を上手く描けていない。(アニメチック)
その証拠が、皆さんの感想のほとんどの方が、長谷川、石原、竹野内だの役者の名前で語っていて、演技として観ていること。登場人物が魅力に描かれていてストーリーが面白いのであれば、役柄の名前が出てくるはずである。石原さとみの演じた役の名前を言える人はそういないだろう。
庵野秀明監督は、アニメを演出できて作画表現は優れているが、人の演技指導や実写のカメラワーク、フレーミングなどは、自主制作映画を見てるようで、持ち前のセンスを全く感じなかった。
SFX,VFX技術も日本は、米国に30年は遅れているのではと思う特撮技術で、ゴジラがカメラの前を通り過ぎるシーンでは、肌感がCG感がはっきり分かり実在している感じがしないので恐怖感がないのが残念。
何をするか分からないこの先どうなるのかのハラハラ感はあっても、スピルバーグの宇宙戦争のような恐怖感は皆無。街やビルが壊されても、人が死んでる感じがしないのは、エヴァも同じだが、そこに生きている人々を描いていないからなのだろう。
一つだけ良かったのは、ゴジラの動き。
野村萬斎のモーションキャプチャーは、すごく良かった。第二形態の街中を小刻みに揺れながら這いずり回る姿は、凡人には想像出来ない動きで不気味で良かった。
またゴジラなのか分からない展開も面白く、まんまるのギョロッとした目がギャグのようで笑えました。
庵野監督は過去に宮崎駿監督のナウシカで巨神兵の登場シーンを描いてますが、口から吐く光線はまさに巨神ゴジラ!
まとめると、ゴジラの作画表現は良かったが(CGはイマイチ)、それだけ。
実写なんだからもっと人の生き様を描かないと薄っぺらく感じます。
庵野監督が目指した人類補完計画は日本人総オタクにすることだったのか?!
ゴジラは好きなのでまぁまぁ楽しめましたし、ゴジラ好きには復活がたまらないだろう。
しかし、大人がこの程度の作品でちやほやしていたら進歩はないし、未知のゴジラのように、他国が力をつけ、日本は世界に飲み込まれてしまうのではないだろうか。
これがシン 呆れ
ゴジラは脇役な?まだアメコミ感があるくらいの弾け感覚欲しい‼あそこまで、政府対応を混沌と投げかけられても?やってはいけないものばかりな思いで幻滅。東宝は観客の立場の意識無いのか?映画作りにも偏りがあるのは日本の社会性にも匹敵?カット割り多様や踊る大捜査線気取りは頂けない。良かったのは映画音楽でちょっと盛り上がり!
ゴジラ怖い
SNSでの評判と、この前の小池都知事の記者会見で名前が出ていたので気になってみてきました。
ゴジラ?ウルトラマンだっけ?みたいな感じですので、特にゴジラについて予備知識もありません。
まず驚いたのは、長谷川博美、高橋一生その他諸々有名な役者さんが出ていること。石原さとみが出ていることは何となく知っていたのですが、各所に有名な方がいらっしゃってただただびっくりしました。
今回は未知の生物・ゴジラでしたが、そういう自然災害(?)が起きたときの国会内はこんな感じなのかと想像できて楽しかったし、
防衛大臣や他の大臣と総理のテンポがよくて面白かった。
長谷川博美がシャツの襟を立ててネクタイを締めているシーンが何となく日常感を出していて好きでした。
スタッフロールで取材協力に小池百合子都知事の名前があって、会見で名前がでたのはそれでか!とやっと真相が解けました笑
エヴァ感強い
庵野さん監督だからそうなんだろうなあと思いつつ、音楽とかまで同じなのか、思ったのと、オチは少し弱めなのではと思った。あと中だるみもあり、☆3つに。
でもゴジラ自体にはものすごくテンションはあがった。
最後の 終 には、『いや絶対終わらんやん』って突っ込んでしまった笑
凄さは半端ない。
ゴジラ映画は全てコレクションしてますが、何度見ても面白いのは怪獣大戦争までで、以後のゴジラ映画は最近まで子供向けで、映画館で見た時は面白いと思ったのに、ブルーレイで見ると意外に面白くないと感じていました。今回作は大人向けのゴジラ映画であり、特撮も文句無しで、恐らくブルーレイで何度見ても面白いのではないかと思います。
ただ、会話の早さはリアルさよりも、尺に納めるためという目的の方が強く感じました。実際の会議だと、早口で喋った後、考えるために間があく場面が多々あると思いますが、矢継ぎ早過ぎる印象でした。
特撮については、日本映画もようやくハリウッド並みになったなという印象はありました。
ただ、ドラマとしてはストーリー性がないというか、やはり日本映画独特のものだなという感じは否めません。
これを要するに、凄さは半端ないと言っておきましょう。
ゴジラ強い!
全体としていい感じです。
ゴジラの強さに惚れ惚れしました。
あの放射能を絞り出す感じ最高です。
なんでゴジラの肌があんなにゴツゴツしているのかも
あぁ、食べ物のせいなんだとなんとなく納得できた気がします。
ただ、最初の幼虫時代のCGがちょっと陳腐な気がしました。
あれ、もしかしてこいつとゴジラが戦うのかなとか
思ってしまった。
それから、作戦がなってない。
あんだけ破壊しまくって、普通、
ゴジラの口近くまでトラックを横付けできるはずないでしょ!
もう一つ。
GOD・ZILLAって
ワンピースのゴール・D・ロジャーと同じノリかよ!
二回見てほしい作品
今回のゴジラ映画は作り手の意向により近年のゴジラ映画とは違った感触の映画になっており、
受け入れられない人も多かったようですが、私は物語のテンポが非常によくて、
リアリティが溢れだす映像と世界観
が作り出す臨場感により最後まで興奮しっぱなし!でした。
近年のゴジラの扱いが今まで、
「ダークヒーロー」
「幾多の怪獣と熱いバトルを繰り広げるみなさんご存じ僕らの怪獣王」
といったのに対して、今回のゴジラ
原点に立ち返り、「厄災」「核をエネルギーとする得体のしれない超生物」
という人間に対する純粋な脅威として描かれているところが非常に斬新
蒲田くんがキモカワ怖かったです。
人間サイドの時は政府の人間たちが不測の事態によっててんやわんや、法整備や巨大不明生物の対応についてもめるシーン、不測の事態に対して実はうまく機能しない日本の実態など、エンターテインメント映画ながら非常にリアリティを感じました。
今の等身大の日本だからこそ、突然の脅威、ゴジラに対して恐怖心がまして、それでも何とか立て直そうと必死に努力した結果最終的には
その努力が実りゴジラを活動停止させ、意気地を見せる。そこにカタルシスが生じ視聴者に快感をもたらす。
シンプルながらよくできた映画だなぁと思いました。
ただ、リアリティを生むためには仕方ないのですが、むつかしい単語
&早くて聞き取れない台詞が多いため少し置いてきぼりを食らう可能性があります。初見なら特にです。
なので、二回見てほしい。二回目はストーリーを追うのでいっぱいいっぱいにならず、台詞もゴジラの迫力もスッと入ってきやすくなります。
一回見ただけという人にも
二回目も「超楽しかった」と思えるとおもいますよ。
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