シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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うまれて初めての怪獣映画。
全く見るつもりが無かったのですが、おもろいおもろいという絶賛の嵐に触れて、気になってみてみました。
ゴジラもモスラも全然わからない私です。怪獣映画はうまれて初めてみました。それでもゴジラとは何かを1から定義してくれたので置いていかれません。
政治家をその働きぶりも知らず、汚い事してそうという偏見で嫌っていますが、その仕事ぶりの片鱗を見られて、大変なんだね、と思いました。すいません。会議シーンが面白かったです。
予告で聴いていてドン引きしていた「ガッズィーラ」発言も2時間のなかではそう気にならずでした。
私はエヴァンゲリオンも全く知らないのです。庵野秀明といえば、安野モヨコの漫画と風立ちぬでの声とアニメの「彼氏彼女の事情」でしか知りません。語り口が「彼氏彼女の事情」に通じるものがあるなーとは思いました。
面白く見られました。IMAXでみました。すっごく迫力がありました。
個人的には月9ドラマの「デート〜恋とはどんなものかしら〜」が大好きなので、ニート高齢DT巧(長谷川博己)と、その幼馴染でヤンキー風味の宗太郎(松尾諭)が、キリッとして絡んでいたのが、めっちゃ楽しかったです。あの二人がやり手の政治家って!!!
2014年ハリウッド版ゴジラより面白かった
早々に海からゴジラが登場し、上陸するシーンや、それに対応する政府のあたふた振りがリアルで、映画の世界に引き込まれ、最後の方まで興奮しながら楽しめた。
俳優が豪華キャストで、あの人までちょう役で出てたんだと後で分かる程だった。
自衛隊の紹介みたいなところがあり、政治的な臭いもしたが、アメリカに核を落とされそうになる等、ストーリーがリアルで考えさせられ良かった。
幼生のゴジラの目が死んだ魚の目みたいで、いまいちだったのと、血液凝固とか言いながら、血管でなく口に流し込んでるのは、あれで効くのかって思ったが、映画館で観て良かったと思える映画だった。
凍結ジュース核廃棄物味?
最後のトンデモ作戦までは完璧。
こんな面白い映画あるのか!と大興奮。
不評のさとみちゃん出演シーンでさえ許容範囲。
彼女はあの重要なセリフを言うためのヒロインでしょ?
最終決戦前の矢口の演説に泣かされた後の展開が...なんて言うか口あんぐり。
だけど、何度でも観たいと思わせてくれる映画はそうはないので☆5ということで。
加点方式で一億万点
たぶん何か色々足りてないものはある気がするんだけど、変なホルモンが脳味噌から出てるので細かい事はどーーでもいい。
まず、モノクロのスーツと温度の低い目をしたおじさん達が延々小難しい言い回しをこねくり回してる地味な会議シーンで異様にテンション上がる。執拗さで押し勝っている。早口と舌量と時間の長さで、威圧してくる。ただの会議シーンなのに。
ゴジラもすごい。第四形態まであるとか聞いてない。ミサイルの集中砲火でも微動だにしない。火炎放射をごぼごぼ吐く、終電前の新橋でこういうおじさんいるなってくらい吐く。全身からビームが出る。しかも水と空気だけあれば生きていけるらしい。もうよくわかんない。人間が相手にしちゃダメなやつ。
新幹線と電車とタンクローリーもすごい。ぶつけると強い。京浜東北線やら山手線やらがゴジラに向かって突っ込んでいくシーンの疾走感には、血湧き肉躍った。あいつら普段はすぐ遅延するけど、やる時はやるじゃん。タンクローリーもよくやったよ。ゴジラ、泥酔して水飲まされてるOLみたいな顔してた。はたらくくるますごい。
「好きなことをやれ」っていうテーマに違わず、とにかく心の小2を解放してくれる映画なんだけど、登場人物は賢く狡猾な大人達なのがグッとくる。理性的な政治家が、理不尽の塊と、破天荒に戦う。「現実対虚構」だ。
"無いこと"で魅力を出すのがうまいなと思った。例えば感情表現で、誰も泣き叫ばないし、勝っても歓声は上がらない。それでも十分、その時々の感情に共感できる。
あと、CGが妙にチープで、予告見たときとか映画の序盤は気になってたんだけど、それもどんどん魅力的に見えてくる。ゴジラのビームは郷愁だ。
イイ大人が東京駅をぐちゃぐちゃに潰して喜んでもいいんだな、映画の時くらいはって思った。
東京大空襲、原爆、東日本大震災を越えて
何年かぶりの和製ゴジラの新作『シン・ゴジラ』、ロードショウで鑑賞しました。
昨年秋の文化庁主催のシンポジウムで、平成ゴジラ中興の祖・大森一樹監督が、「ゴジラは映画のスター。スター映画というのは、ファミリー映画。庵野と樋口にはファミリー映画が撮れるのか」と述べていましたが、さて・・・
各国が太平洋に無断投棄した放射性廃棄物を食料とした古代生物が巨大化し、東京に上陸。
自衛隊を中心に政府は対応しようとするが法整備すら出来ておらず、対応ができない。
その間にも巨大生物は変態し、さらに巨大になっていく・・・
というストーリーは、第1作目の『ゴジラ』の焼き直しである。
というか、そのままである。
たしかに、政府の対応方法や細部は異なるが。
その異なる部分が今日的な視点である。
第1作では、ゴジラ出現の経緯は太平洋における核実験。今回は放射能廃棄。
さすがに、現在、太平洋での核実験は行われていないので、そのように改変しているが、「核に対する無自覚さ」というのが根底にあることには変わりない。
また、第1作では「東京大空襲」の悪夢の再現のようなゴジラのゴジラの襲来は、今回は明らかに「東日本大震災」の再現である。
幼生のゴジラがのたりのたりと川に沿って遡ってくるのは、津波のイメージだろうし、その幼生(一部変態するが)は引き波のように海に還っていく。
還っていった後に残ったのが、瓦礫と放射能なのだから、これは福島のイメージだろう。
(瓦礫の山の前に、長谷川博己演じる矢口が立つシーンは、震災後の写真を彷彿とさせる)
とここまでは、太平洋戦争を東日本大震災にスライドさせたイメージで進むのだが、後半、完全変態した成体形ゴジラになってからは、ゴジラ本来が持っている「原爆」の恐怖のイメージが沸々と滾(たぎ)ってくる。
ゴジラに対して、国連の多国籍軍が編成され、ゴジラを駆逐するためには、熱原爆を落とすしか手がない、それを日本が許容できるのか、というハナシになってくる。
このあたりになると、心底、恐怖が増してくる。
なにせ鑑賞したのが、広島・長崎に原爆が落とされた日の直後だったからね。
この、無謀な策を、「復興」の名のもとに受け容れようとする政治判断も描かれ、背筋が凍ってしまった。
しかし、この映画は、第1作の焼き直しである。
東京に原爆は落ちない。
落とさせない。
核に対して核、という回答はあってはならない。
第1作では、オキシジェンデストロイヤーという科学の力(しかしそれとても、武器になりうる可能性がある)が投入されたが、今回は、「技術」である。
コンクリートミキサーとコンクリートのクレーン注入機で、ゴジラに血液冷凍剤を注入しようというのだから、科学ではなく、「技術」だろう。
この技術志向は、かなり興味深い。
SF(空想科学映画)的解決ではなく、あくまで、技術。
ゴジラ退治のシーンは、まさしく、大規模工事現場の様相。
あれれ、なんだか既視感が・・・
樋口真嗣が監督した2006年の『日本沈没』では、太平洋プレートのひずみに巨大な鋼鉄製のプレートを打ち込んで、日本の沈没を食い止めた。
あれに似ている。
ただし、今回のやや乱暴ともいえる血液冷凍作戦は、映画的には驚く効果を残した。
(というか、この画を撮りたくて、この作戦を採ったのだろうけど)
それは、冷凍剤注入中に覚醒したゴジラが立ち上がり、そのままの状態で固まってしまう画。
そしてその固まったゴジラは事態収拾後も立ち続けている。
原爆の象徴=原爆ドームのように。
無自覚な放射能施策を忘れてはならない、と告げいるかのように。
東京に原爆を落とさせなくてよかった、と告げているないかのように。
冒頭に挙げた大森一樹監督の発言を振り返ってみると・・・
第1作目の『ゴジラ』は、そもそもファミリー映画ではなかった。
スター映画でも、ファミリー映画でもない、「恐ろしいゴジラ」を現代に蘇らせたのだから、この映画、成功だろう。
ただし、この映画は、これで完結であり、凍り固まってしまったゴジラが蘇る日は、スター映画・ファミリー映画になるかもしれないが。
評価は★★★★(4つ)としておきます。
<追記>
エンドクレジットでは長谷川博己、竹野内豊、石原さとみと並んで(他の多数の出演者の後に)、野村萬斎がクレジットされていましたね。
パンフレットを買えば書いてあるのかもしれませんが、これは、ゴジラ役でしょうね。
今回のゴジラはオールCGとのことですが、その元の動きのモーション・キャプチャを野村萬斎が務めたものと推し量りました。
エンタメ作品としてこれが作られたことが嬉しい
ゴジラは一つも見たことないし、庵野にも何の思い入れもないが、評判がえらい良かったので見に行ってみたら、納得。興奮したし、フィクション映画を見て初めて恐ろしいと感じた。
明らかに東日本大震災とその後の原発事故を意識した演出とストーリーは、見ていて本当に辛かった。特に蒲田上陸のシーンは津波そのままだったし、放射能炎で東京が焼かれるシーンはあの時の気仙沼を見ているようだった。初代ゴジラは原水爆の被害をテーマに、B29の空襲ルートに沿って東京の街を襲撃したらしいが、今回の「この時代にこのストーリーのこの演出で」という感じは、ある意味では見事な先祖返りをしてみせたのかも知れないと思ったり。この作品に出てくる官僚と政治家、あまりにも有能過ぎないか?と思わんでもないけど、何かと自粛ムードを醸し出したあの出来事を、こういうエンタメ作品に昇華してみせたことが何より嬉しい。それに、安っぽい「絆」とか場違いな恋愛ドラマを一切挟まない、滅茶滅茶地味な映画でも面白いもの作れるのだと知らしめてくれた点も。あと尾頭さんがめっちゃ良いキャラしてた。石原さとみは、まあしょうがないか…。浮いてたけど。
真神新・呉爾羅
面白かった。印象的だったのは、これぞ真形態の上陸したゴジラを丸子橋で自衛隊がアパッチや10式戦車等で迎え撃つシーン、米軍空爆後の今までに見たことない炎を吐きながら背ビレや尻尾からも熱線ビームのシーンは史上最恐でBGMとともに神秘的、東京駅での戦いで高層ビルを爆破して押し倒したり新幹線やら電車での攻撃は新鮮で面白かった。血液凝固剤(?)を飲ませてやっつけたみたいだけど最後の尻尾の先の意味深なガイコツ(?)は何?次回作はこのカチカチになったゴジラをどうしたら面白くなるだろうか。
久し振りの傑作
いきなり東京湾の海底トンネルに現れ、羽田のポンプ場から我が家の近くのドブ川を通り蒲田で暴れたときには、驚きました。
うちの近所のドブ川の橋は大破、ご近所のマンションもボコボコでした。私の家にも瓦礫くらいは飛んできたのかも。ただ、あの形態はゴジラではないです。
川崎からの再上陸には、防衛ラインが多摩川に置かれ、前の職場の近くの河川敷に戦車隊が配置されたときには、再び驚きました。
あと面白かったのは、政治の駆け引きです。内閣の決断力の無さ、責任の所在の押しつけ、憲法第9条と日米安保条約との兼ね合いなど、なかなか自衛隊の出動もままならないことが分かりました。在日米軍も困るでしょうね。戦争法(平和関連法案)に関心がある人も見るべきです。
音楽ですが、最初の伊福部さんのゴジラのテーマが流れたときには、懐かしくて涙が出そうになりました。人類が反撃に出た時にかかる「怪獣大戦争マーチ」にも心が熱くなりました。
とにかくうちのご近所の方々には、お薦めの映画です。
ゴジラが大好きで今回新作が日本で作られると聞いてとても楽しみにして...
ゴジラが大好きで今回新作が日本で作られると聞いてとても楽しみにしていた。
が、なんとまあ期待はずれというか。
良い部分ももちろんあった。
まず、ハリウッド版ゴジラと違って、始まった瞬間に事件が起こって、ゴジラの登場が早かったこと。
そして最初から最後までリズムよく進み、間延びしていたり飽きるところがなく、最後まで一気に見れたところ。
退屈する時間がなかったところがこの作品の良かったところだと思う。
それと、ありがちな主人公の恋愛や家族物語が一切なかったところ。
シンプルで、完結。これは良かった。
しかしそれ以外まあ本来のゴジラとはかけ離れた期待はずれのものだった。
ゴジラに関して言えば本来のフォルムから大幅に異なり、手が小さくなり脚が太い。しっぽもやけに長い。
それに歯が小さい。これは個人的にとても気持ち悪かった。
ピラニアみたい。
もっと普通に歯を生えさせれば良かったのに。。
目が魚の眼みたい。
なんか本来の眼じゃない。
全体のバランスが肥満の洋ナシ型みたい。
しかも口だけじゃなく、背中や尻尾からも放射。
しかも一番気に入らないのは、口から放射した時に顎が2つにカパァと割れるところ!!!!
バイオハザードのゾンビの進化系みたいな、エイリアン的な感じ。
ここまでするならゴジラである必要ない。
これは本当にショック。
こんなビジュアルにした理由が聞きたい。
ゴジラがこんなフォルムである必要がどこにあるのか聞きたい。
他には、石原さとみの英語も気を散らす。
これも必要性を感じない。
ゴジラを見るにあたってそこにこだわったのが謎。
あとは主人公が政治家ということで、指揮をとるだけなため、戦場との距離が遠い。
よってあまりゴジラと戦うところの緊迫感、恐怖感があまりない。
住民のゴジラに対する恐怖感が強調されていないため、本来ゴジラが登場した時のみんなの恐怖というものが感じられない。
また、あまりにもよくできすぎた戦略。
瓦礫だらけで、道にトラック何台も通れないはずなのに、なぜかゴジラが倒れたところにすぐ車が到着して凝固剤を口に流し込む。
え?がれきは?
なんでここにゴジラが倒れるってわかったん?
疑問が残りますね。。
今思いつくのはこれぐらいですね。
まあ期待しすぎました。
監督が庵野ということでエヴァファンは褒めるのかもしれません。
なかなかおもしろい
ゴジラって実はあまり見たことなかったかも。
日本を日本人が守るという点、官僚と政治家の感覚のズレや様々な許可に時間がかかる点などなど。
難しいところもあったがなかなかよかった。
日本に3度目の核爆弾を落とさせないってところは感動。
すごい
面白いとの前評判を聞き、期待しすぎずに観に行ったのだが、期待を上回る面白さ。米軍機のゴジラへの攻撃で市民が地下鉄に避難するところとか、なんかリアルで怖かった
ハリウッド版ゴジラより好き
凄い映画
現在日本で作れるゴジラで、ここまでやり切ったというのは素直に賞賛します。
内容はキューブリックの「博士の異常な愛情」のような、思考実験に近いものをゴジラを通して作成していると感じました。
思考実験の中身は大まかに2つ、「日本に想定外の脅威が現れたら、日本は対処できるのか」と、「大量殺戮兵器に対抗するには、より強力な兵器の使用以外に方法がないのか」。
映画の細かい評論は僕には出来ませんが、上記2つの、今の日本に日々降りかかる重大なテーマを、映画として描き出すことが出来ていると感じます。良くも悪くもとても日本的な展開と解決法で、「これは核に頼る欧米人には作れない、本物のゴジラだ」と、感心します。
見応えアリ、改善すべき所もアリ
※自己満レビューです。
観たことのある怪獣系映画がガメラ、マグロゴジラ、ゴジラFWとまぁ殆ど観たことが無かったのですが、レビューで「架空兵器無し」「政治的な対応などが見られる」と聞き、軍事や政治(中道)大好きなので飛びつくように映画館に観に行きました。
序盤、ゴジラが東京を歩きまわって街をぶっ潰すのですがそこで自衛隊を防衛出動させるかどうかの総理の決断力の無さ…ようやく防衛出動させ、さぁ攻撃!って時に住民数人いるから止めとくわ!って…
庵野が政治系の作品作るってことは現実への問題提起するだろうなぁとは思ってたけど、さすがにあれは観ていてイライラしました。
中盤、ゴジラが更に進化してビーム吐きまくり都心やそこから避難している人を破壊し尽くすのですが、それは爽快というより恐怖でした…… 法の縛りから解き放たれた本気の自衛隊や米空軍をもろともせず、それらが街ごと薙ぎ倒されるのは邦画では味わえない恐ろしさでした。
終盤、ゴジラがエネルギー装填中に主人公たち(?)が有効な攻撃手段が無いのか模索するのですが、この辺り蛇足多すぎ…
石原さとみが核兵器の恐ろしさを語り出したり、新総理がラーメン食べてたり、主人公が政治はどうだとか語り出したり…流石に観てて興ざめしそうになりました。ここ最後の作戦のために自衛隊が全力尽くしてる!とかにすれば良かったのに…
あと、ゴジラの血液固めてエンドってなんかショボくないですか?
とはいえ、評価するべき点はたくさんあります。
インデペンデンスデイみたいに下手にハッピーエンドにしなかった点
恋愛要素や慣れ合いがなく、ジャニーズなんかも出なかった点
日本の映画のダメだと言われる点を排除し、観易い映画になっていました。
あと、自衛隊が出た事などでこの映画を叩いてるいわゆる左系の方々、ちょっとそれは違うんじゃないかと思います。
疑問に思った点
・シッポのレーザー殆ど活躍してなかったけど出す意味ある?
・最後の核兵器使わなくても背中レーザーエネルギー切れにさせてバンカーバスターやハープーンで叩けば倒せそうじゃね?
・米海軍殆ど出て無かったけどなぜ?
いろいろ書きましたが、とても良い作品だったと思います!
個人的に
楽しめる内容だった。
ただ、子供向けではなく万人が観れる内容でもないかと(^_^;)
庵野監督らしい官僚の方々や対策本部の方々のやり取りがメインな感じでした。
そしてとにかく情報が多すぎてビックリでした(;・∀・)
庵野作品の割にちゃんと1話完結してたのも良かった(^-^)
ここからネタバレになります。
今回のゴジラは気持ち悪く不気味で怖い‼
予備知識なくこのゴジラ観たらトラウマになる人も居るのではないかと思うほど。。。
ハリウッド版の様な躍動感は無いものの日本のゴジラらしいどっしりとした存在感はありますね。
人の8倍の遺伝子情報を持ち凄まじい勢いで進化し体の表面にいる微生物がバリアの役割をしてるようで機関銃やミサイルを受け付けないし、地対空のセンサーを持ってるのに電車爆弾が有効になるのが不思議な感じもしたけど見応えあった(笑)
8月12日 追記
話が飛躍過ぎるけど、シン・ゴジラってエヴァンゲリオンのエピソード0的なポジションになりそうな気が…
ゴジラ=イブ
次回作があるならゴジラが動き出して東京に核が落とされて、セカンドインパクトが起こり人類の半分が…
って考えすぎか(笑)
エヴァ感
エヴァを実写化したような作り。カメラワーク。
無駄なカットのように思えるものが心地よい。
まぁこんな撮り方する映画監督なかなかいないですよね。でも思い切りの良さといい計算高さといいゴジラって何だっけ!?みたいなムチャも面白かった。現代人に問う!みたいなこの監督のスタイルはうまく観客に考えさせますよね。
ただリアルに描く現代人の中で、「ゴジラ」というものだけ映画の世界の中になかった、知らないという設定って難しいなと感じました。(つまりあの生物を見た瞬間、リアルなら「あの謎の生物…ナッシーかゴジラじゃね!?」となって、架空の生物が本当に…みたいな事になるはすが、ゴジラというものを日本人は知らない事になっている)
普通に観る分には違和感ないですが、だったらゴジラじゃなくてもよかった気もします。笑
ゴジラってなんだろう、と改めて思いました。
今年ベストどころじゃない!!言葉がもはや追い付けない!!
去年は『怒りのデス・ロード』に全細胞が歓喜したのに、まさかもうこんなに早く歓喜されるとか予想外!!しかも邦画で、大作で、ゴジラ映画でよ!?誰が思った!?
会議シーンに膨大台詞、強烈フェイントすぎるゴジラ(第一形態、第二形態のシャレにならない気持ち悪さw)…マジで宣伝巧すぎだろって口開くほどビックリしたのに、本編自体も全身硬直しちまうほどの素晴らしさ(放射能が大きく絡んだ社会派要素がこれまた最高)!!ちょいちょいエヴァのBGMとか類似作戦挟んでくるけど、それがねぇ陳腐じゃなくて、ニヤニヤサービスなのも良い(ほんとそこで笑わせるとか、庵野さんはやっぱ天才)!!
しかも豪華すぎるキャストが添えもの程度じゃないのも良い!!芝居自体の感想だと、作っている感は否めないけど、今回ばかりは作っている感がしっかり功を奏してた(余計な感傷をバッサリ切った庵野さんの判断スゲエ)。主軸がキャッチコピーの様に”ニッポン(現実)VSゴジラ(虚構)”だし、英知でゴジラに挑む話な以上、余計な装飾邪魔だしね(昨今の邦画の超大作でこんな実験精神あった?)。
とにかく俺はこのゴジラ、マジでマジで大好きだ!!Blu-rayの発売日が決定したら即予約!!久しぶりに日本映画に”風化されない映画”が来たよ!!
レイトショーで
えーとこれ、映画として成立してますか?
・脚本…おもに台詞が政治家が言わないだろうオープンで裏の無い物ばかり。思ったことを思い付きで発言してるかのような薄っぺらさ。キャラの過去や性格が一切語られない事と相まって、人物像がどれもペラペラ。
シリアスな場面でも響いてこない。
・カメラワークが変。手前に物があるようなカメラは変ではない。それ以外の、主に主役が誰かと二人で会話するシーン。なぜ背景を強調したり変に引いたりする…。
俯瞰で風景を映すシーンはやけに早く切り替わる。没入感が損なわれる。
ゴジラが町を破壊するシーンでは何故か下から視点が多い。モブの個性は全く表現してない作品なので誰の視点なんだか分からなくて萎える。と言うか我に帰っちゃう。
カメラが動くシーンではやたらとカメラが揺れる。そのため、素人っぽい映像に。
オマージュなのかどうか知らんけど、変なトコが多い。
そのため、誰にも感情移入出来ない。映画の世界に入り込めない。
ストーリー的にご都合主義と言うか、流れが決まっててそこに乗ってるだけみたいなのは…まあどうでもいいか。
クライマックスはポンプ車がゴジラに群がると言うカッコ悪い事になってる…。
これで感動するとか、名作だとか意味が分からない。レイトショーで安くて良かったってのが正直な感想。ドヤ顔で海外に発表したら恥かくよコレ…
迫力満点!!!!
ゴジラの予備知識ゼロで鑑賞。
映像と音楽、効果音の迫力とマッチング!!
とても良かった〜
会議シーンが多くてつまらないと聞いたのですが、
皆の慌ただしく、
難しい用語を文壇に使った会話はゴジラという映画を飽きさせない、いいアクセントだと思った!!!
また、ゴジラのシーンではゴジラのゆっくりな動きであるのに対して会議シーンは早口言葉のスピーディーさで対比が良かった!!!!
監督の意図が読めて満足(^^)
ゴジラの成長は興奮したし、
またなんといってと口からの破壊光線!!!
圧倒的な力の強さを表してて、ゴジラファンじゃない私でもたまりません!!よかった!!!
日本の現在[いま]とリンクする作品。いま見て欲しい!
しびれた!!オタクには特に嬉しいノリかも(*^^*)それを除いても、いまの日本人の心にグッとくるメタファーが込められた作品。魂が入ってるよ。映画監督としてのポスト宮崎駿は庵野秀明だったな。
特に心に響いたこと。ここから少しネタバレ。
白い防護服の人々が危機に立ち向かう場面。胸が熱くなった。突然涙が出た。
これは福島の原発で働く人々のことだ。架空のヒーローでなく、日本と世界のために命がけで働いた人々があの時本当にいたのだ、そして今も。
そのことを思い出すと、この「シン・ゴジラ」は事象の本質を描いていること、そこから私たちを突き動かす何かを寄越してくる映画だと感じる。
この映画を見た人は、危機的状況が進行中であることを思い出させられるだろう。凍結されたゴジラがその象徴だ。
また日本の国防について、それにまつわる議論がなされねばならない改憲問題についても、多かれ少なかれ頭を過るであろう。
この作品は間違いなく庵野秀明のターニングポイントになる作品だと思う。彼の監督としての新しい一歩を快哉をあげ称えたい。
追記:小◯百合子(のパロディ)を入れてきたり、政治ネタで笑わせる前半部分も良かった。ゴジラの動きやメタモルフォーゼ部分のサプライズも映画への評価を押し上げるポイント。
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