劇場公開日 2015年6月6日

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「グザヴィエ・ドランという才能。」エレファント・ソング 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5グザヴィエ・ドランという才能。

正味な話、物語的には「大山鳴動して鼠一匹」な一本。

ただそれを不穏極まりなく、心に刺さる棘にしているのが。
一重にグザヴィエ・ドランという稀有な才能の塊と、丁寧な作劇なんだろうな…

「察する系」の説明しない映画だけれど、観ている間はそれを気にさせない説得力。
そしてマイケルが映る間に途切れる事のない不穏な空気。
そして呆気なく弾ける結び。
物凄い、コレが気持ち良いんだ…

映画に貴賤は無い。
でも、コレを観るには敷居は在る。

「芸術としての映画」を、久しぶりに堪能した作品。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ