劇場公開日 2014年12月20日

「野球の映画は難しい。」バンクーバーの朝日 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0野球の映画は難しい。

2015年1月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

難しい

カナダで暮らす日本からの移民たち。うまい話に乗せられて外国へ旅立つというのは、ブラジルもそうだが、そういうブローカーみたいな人がいたということか。

カナダの野球殿堂にも入っているというバンクーバー朝日軍の話。
白人に迫害されながら、またものすごい低い待遇で労働する。
そんな話と野球と並立して描かれる。

レジー笠原(妻夫木聡)は野球さえできれば、この国に生まれたこともよかったと思える、というような意味のことを言うが、そういう切実なものが画面からは伝わってこない。そこが、本作の致命的なところだ。
周りの大人たちの熱狂とはうらはらに、選手たちは変にさめている。

窮乏といっていい生活と野球をするというのが、簡単には結びつかないのだ。実話と言われても、登場人物たちに熱を感じないのでは、なかなかに難しい。

石井裕也監督は野球があまり好きではないのか。そんなことさえ思う。
石井裕也にはビッグバジェットは似合わないか。

コメントする
mg599