劇場公開日 2014年3月29日

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「医療ドラマに徹して欲しかった」チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5医療ドラマに徹して欲しかった

2022年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

別荘地下室の大量死事件の真相に迫る、田口と白鳥の活躍を描く物語。

フジテレビドラマの映画版ですね。
竹内・阿部の映画版も好きでしたが、伊藤・仲村のドラマ版も好きで全て鑑賞していました。

ただ、この映画は、医療ドラマではなく、刑事ドラマになってしまったのが残念。医療過誤やAI診断等の医療に係る話が出ているとはいえ、大量死は警察が主役となる話。幾ら、白鳥の上席者が死亡しているとはいえ、厚労省の役人が係る話ではないんですよね。
物語の中で、その役回りをしっかりと分けて話を進めていけばリアリティを感じることも出来たのでしょうが、刑事然として事件にクビを突っ込んでいく白鳥を見ていると、少し興ざめを感じてしまいました。

また、この手の映画に有り勝ちなのが、テーマを散逸させてしまうこと。この映画では、ドラマ4シリーズ「螺旋迷宮」のスミレ先生を出演させてしまったので、何の話だか分からなくなってしまいました。

評価はやや厳しめです。

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よし