劇場公開日 2014年2月22日

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「ヒットガールでスピンオフ希望」キック・アス ジャスティス・フォーエバー クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ヒットガールでスピンオフ希望

2019年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

興奮

前作ではヒットガールは小学生。
小学生が、悪人とはいえ殺しまくるところにその痛快さがあり、
ビッグダディ(ニコラスケイジ)がそのお馬鹿さを含めて、
マジメに悪者退治しているのも、加点ポイントでした。
今回はヒットガールは高校生で、
女子高生ならではの青春群像描写が入ってくると、
彼女のビッチな決め台詞も、少し生生しくなるというマイナス。
「てめえの○ンポくわえてろ!」を
小学生が言うのと女子高生が言うのでは、全然後味違うでしょ。
ヒットガール復帰が、彼女の屈辱からというのも上がるし、
でも彼女の仕返し(ゲロゲリ棒)はこの作品ならでは。
カーアクションも良かったわー。

その割に、「キックアス」デイブが、
前作とは比較にならないくらいムキムキでモテモテなのに小物であるのと、
「マザーファッカー」クリスやニューキャラの「大佐」も小粒な所為で、
(ジムキャリーなのにこの程度の役かよ!)
余計にヒットガールが目立ちすぎる。
というか、それを期待してその通りになるのは、爽快でしたがね。

全体的に色々パクリというのかオマージュというのか、
(バットマン・アイアンマン・ロッキー・アベンジャーズ等々)
散りばめられていて、そこはご愛嬌としましょう。
「マザーロシア」は「イワンドラゴ」だし、
ラスト、バイクに乗ってくシーンなんかダークナイトそのまんまやん。

「ヒットガール」ミンディの保護者、マーカスのダメさとか、
そのマーカスに何故が従順なミンディとか、
トッドのお咎めが全くないとか、
納得できないところは多かったけど、
結構泣いちゃったんだよなー、年の所為だろーなー。

クリストフ