劇場公開日 2014年1月31日

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「クリスチャン・ベールは相変わらず……」アメリカン・ハッスル なかもずさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0クリスチャン・ベールは相変わらず……

2014年1月31日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

「アブスキャム事件」という実際にあった出来事を基にした作品。
FBIが天才詐欺師に協力を強いてオトリ捜査を始めるが、すったもんだあってえらいことになっていく話。

おもしろくなかったわけじゃないけどかなり長く感じた。
展開がこじれまくるので、集中して観ていなきゃいけないし、結構体力必要。
僕はかなり疲れました。まぁ合わなかっただけかもしれない。

『ダークナイト』のクリスチャン・ベール演じる詐欺師のアーヴィンのキャラクターが素晴らしい。詐欺師なのに妙に人間臭いわ苦労人だわで、鑑賞中は彼の幸せを願わずにはいられなかった。この映画の苦味ある余韻は、アーヴィンがいるからこそ。そんなわけでけっこう感情移入しちゃって妻のロザリン(=ジェニファー・ローレンス)が出てくる度に本気でイライラしてしまった。

クリスチャン・ベールといえば役作りの話(激痩せしたり直後に筋肉つけまくったり)が有名だけれど、今回もたいがい頭おかしい(褒め言葉)。これ太るだけじゃなくて髪の毛の大部分抜いてますよね?
情報仕入れずに観に行ったので彼だとは気付いたときはかなり驚いた。クリスチャン・ベールのためだけにでも観ていいレベル。

なかもず