ブルージャスミンのレビュー・感想・評価
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虚栄
お金持ちにはどこか胡散臭いところがあるけど、それがこちらの嫉妬心なのか妬みなのか本当のところわからないことがある。これはそんな虚栄の塊のお金持ちたちをうまいこと皮肉っていて、映画ならではの悲哀と滑稽さが出ていて目がハナセナイ。でもせっかく見る映画は、笑えるものがいいな。
自分に正直に生きたいけど、そうも素直になれないのが女なのでしょうか。
ウディ・アレン印滑稽作品
同情出来ないセレブ人間の転落人生を滑稽に描いた、なんとも言えない感情にしてくれる面白い作品でした。
彼女はその後どうなるのか…
これがウディ・アレン節なのか、それとも絶望は描きたくなかったのか…
序盤から何も変わっていないだけに希望は見出だせませんでした。
ケイト・ブランシェットは流石です。
泣いた、ゆっくり泣いた
ケイト・ブランシェット、オスカー獲ったのね、納得。奈落に堕ちるみたいな感じですが、ラスト1分はとても芝居ぽくって、でもとても自然で、そんな人いないけど、いたらきっとこうだろうなという感じ。ラストシーンは画面右上を軽く見上げる表情に僕は絶望だけじゃなくて、希望も同じだけ感じました。その一部のシーンを切り取って観ても、涙がでます。いい映画でした。
見終わった後に。
ジャスミンの墜ちていく姿と。
墜ちているのに、まだしがみつこうとする姿。
これは、予告を見ていて、想像できたし、
ケイト・ブランシェットの演技のすごさが光ってた。
想像以上だったのは、その他の人物。
良いと思える人物が全く出てこない!
妹のジンジャーは、ジャスミンと対照的なのかと思いきやそうでなく。
堅実な暮らしをしてそうに見えるけど、彼女の行動はなんかいやに思えた。
ジンジャーの恋人のチリも、優しい人かと思っていたら、
相当な暴力男。
登場人物、みんな見ててイラッとするし、哀れ。
でも、人ごとじゃない感じもする。
とても、人間臭いし、どの人物もいやらしい。
人間の奥にある欲望を見せつけられた作品。
見終わった後に、考えさせられる作品だった。
セレブな生活とは、ほぼ無関係な生活だけど、
その中の人間の感情や行動は、さほど遠くない気がした。
ケイトケイトケイト
ジャスミンすごい。気品があって美しい。ケイトブランシェット万歳。ウディアレンに虐められてだんだんと落っこちていくけど、その疲れた表情も神経症も癇癪も最後まで憎めない。
どことないまとまりの悪さにより減点。
個人的にはコーエン兄弟に撮らせたい。
圧倒的演技力
美しいタイトルとジャケットに反して、醜くなってく女性の物語。
時間がたつごとに血走しる目や挙動不審な様子が、よりセレブ時代と対比されて際立つ。
どんどん病んでいくケイトブランシェットの迫力ある演技に、星4!
ブランジェトいいね!
ブランジェトの演技は本当にいいねめちゃいい。筋は悲しいね。主人公なんかプライド高すぎ、妹の塗装工の夫を批判しまったりひとりごとをよくいい精神不安、当時の資産家の夫を告発したのもジャスミンで理由は夫の浮気、結局ジャスミンが傲慢すぎるんだよね
ケイト・ブランシェットがすげえ
どうしようもないお話しなんですけれど、笑っちゃったなぁ。
ジャスミンがケイト・ブランシェットだから笑える。
もう一度見ても多分笑うんだろうなぁ。
まさに最優秀主演女優。
ケイト・ブランシェット最高。
そして、ウッディ・アレン最高。
軽快なドロドロストーリー
精神が不安定になった女性をケイト・ブランシェットが見事に演じている。こういう気持ちの微妙な変化をここまで表現できるのは、彼女を置いて他に無いと思えるほどのさすがの演技。
また結構シビアな内容ではあるが、ウディ・アレンらしく軽快なタッチで描かれ、ウィットも効いているため、過度にどんよりすることもなく、それがまた彼女の演技をひきたたせてもいる感じ。
秀逸な脚本と女優陣の名演技に脱帽(*_*)
ある日、夫の浮気にセレブ妻がプッツンしてしまったら、、、。過去と現在が、交錯して描かれジャスミンが優雅なセレブ妻から、落ちていいき、その後再生を目指すのだが、、。ジャスミンと血の繋がらない妹が、とても対照的で、ジャスミンのキャラクターが、際立っている。とにかく、女性同士の会話、ファション、恋愛スタイル、全てが綿密に計算され尽くして、最後まで、う〜んと納得の連続だった。なぜ、ウッディアレンは、ここまで、女性を知り尽くしてるのぉ〜と改めて、感服です。
痛々しいなぁ、ジャスミン。
観たい、観たいと思いながらご縁が無く、今回やっと観られました。
皮肉めきながらも軽快なコメディなのかと思ったらジャスミンが痛々しくて。華々しい過去の自分にここまでとらわれてしまうのかと、、、。かと言って妹ジンジャーにもツッコミどころがあって肩入れできず。ほかの登場人物もそんな感じで、、、ウディ・アレンの映画の面白さの一つはキャラクター設定ですね。
ケイト・ブランシェットの演技が凄い!さすがアカデミー賞!でした。
ブルージャスミンな映画
ケイトブランシェットのオスカー受賞を機に見た作品。細かい感情まで繊細に表現していてこれは受賞するな!っていう演技でした!ある意味重いテーマのストーリーだけど、全体通して重さは感じずどこかセレブ映画のきらきらした雰囲気を残している印象でした。ジャスミンの過去を振り切れていないというのが表れていたように思いました。
そりゃ脚色もしたし、都合の悪い事柄も隠したけど・・
映画「ブルージャスミン」(ウッディ・アレン監督)から。
人間って、精神が不安定になるとこんな感じになるかという様子を、
主演、ケイト・ブランシェットさんが見事に演じてくれた。
第86回アカデミー賞で主演女優賞を受賞、納得の演技だった。
アルコールの力を借りなければ、精神が安定しないのは、
「私の抗うつ剤は6種類のミックスで、通称『カクテル』、
でも効くのは、ウォッカ・マティーニだけ」の台詞でわかる。
さらに、自分の現在の状態を知られたくないために、ウソをつく。
しかも「ウソがばれたのかもよ」と軽い気持ちで話しかけると、
「ウソって言葉を使わないで!」と興奮して言い返し、
「そりゃ脚色もしたし、都合の悪い事柄も隠したけど・・
感情や考え方がユーモア、それこそが私でしょ?」と言い訳をする。
このシチュエーションは、映画の中だけの話ではなく、
誰の周りにも起きていることなのかもしれないな、とメモをした。
何度か口にする名曲「ブルームーン」は、カクテルの名前でもある。
菫(スミレ)のリキュールを使った薄紫色らしい。
ただし、このカクテル「ブルームーン」には、
「できない相談」「叶わない恋」などの意味があるという。
「月が青っぽく見える現象」も稀だけど、
「ひと月に2回満月になる時の、2度目の満月」もブルームーンと呼ぶ。
こんな意味から「めったに起こらないこと」「あり得ないこと」の例え、
そんな視点でこの作品を観ると、また面白い。
主人公が「再び華やかな世界へと返り咲こうとする展開」は、
「ブールームーン」(できない相談)なのかもなぁ。
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