悪の法則(ネタバレ)のレビュー・感想・評価

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悪の法則

劇場公開日 2013年11月15日
32件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

良かったです ネタバレ

冒頭チーターが獲物を捕らえる場面があり、それを双眼鏡で見つめるキャメロンディアスはこれから自身が始める狩りの事を考えていたのではと想像します。彼女自身がチーターでありハンターなのです。この映画はまさに彼女が主役であり彼女の物語ではと思います。ど派手なアクションはありません。非常に良かったです。

今日この頃
今日この頃さん / 2015年2月24日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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1時間たっぷり忠告されても、聞かんもんは聞かん ネタバレ

リドリー・スコット。いつぞやの「デ・パルマ」ベストのように世間でリドリー・スコットと言えば

5位・ブラックホークダウン
4位・ブレードランナー
3位・ディレクターズカット ブレードランナー最終版
2位・ブレードランナー ファイナルカット
1位・エイリアン
(あくまでしんざん調べ)

そこでオレは、というと、
5位・誰かに見られてる
4位・ハンニバル
3位・グラディエーター
2位・ブラック・レイン
1位・エイリアン

という偏屈っぷり。

というか、おふざけではあるが、オレ的世間ランキングのほうもあながち間違いではないのではないだろうか

「悪の法則」を忘れたかのように鑑賞。

そりゃあ、あなた、1位になるに決まっている。あくまでオレ個人の話だが、本作でオレ的評価は、弟トニーに肩を並べた。

オープニング。

灼熱の太陽、ウサギを追うチーター、ラテンのにおい、こりゃトニーの世界だ。「マイ・ボディガード」「リベンジ」「ドミノ」あたりのギラギラ映像。

ファスベンダーとクルスのシーツのシーンもトニーの「デイズ・オブ・サンダー」のラブシーンをちょっとだけ思い出す。

しかし、その絵は幸せなカップル、というより、ファスベンダーがその舌技でクルスをイカせる、という「オレ、イケてるぜえ」なファスベンダーを印象付ける。

おっとこ前1位から転落するも、ファスベンダーのかっこいい、いや、そのうえで、かっこつけた弁護士は、アンドロイドやセックス依存症よりはるかにハマっている。

誘われて関わった悪事。だが皆がやめておけ、という忠告を、最初の1時間、ありとあらゆる登場人物が主人公に警告するのだ。

しかし、主人公はクールな対応でそれを無視する。

そして事件がおこる。

なにがどうなったか、さっぱりわからないまま、裏切者として追われるのである。

そう、この映画、そんなことは一切説明する必要もなく、ただ組織に目をつけられたものは、否応なく、システム的に、ただ殺されるのみ、をじわじわと、一人ずつ、着実に、殺されていくさまを描いた映画。

目をつけられたのは、組織の不利益のとばっちりかもしれないが、動き出したものは止まらない。トップダウンは確実に組織の歯車を動かす。

主人公の周りの人間はそのことを知ると、一人は関わっていないことを主張する。一人は素早く逃げる。

しかし、どうあがいても、結果は同じだ。

直接的なドンパチや殺人シーンもあるが、それはサービス精神、というか、(特に後者は演者のためっぽいが)それ以外はにおわす、におわす。ファスベンダーの顔色がどんどんやばいことになっていることに心底恐怖を感じる。

本作は、アメリカと中米、あるいは中東との関係、という見方もあるが、個人に落とすと、人は上へ、上へと向上心を持って、としても、いきなり訳も分からず、梯子を外される。

他人にどんなに1時間みっちり警告されようが、聞かないものは聞かない。ノリノリ、決心を決めたときは、忠告など聞くわけがない。

そう、ファスベンダー演じるカウンセラーは俺たちだ。いつなんどき、落とし穴があるか分からない。

かといって、ノリノリなタイミングで起こした決意を否定など絶対にできないのだ。

なんて恐ろしい世の中だ。オレは舌技だけにしとこう。

追記
ほかの演者もハマっている。

キャメロン・ディアス。この役、黒幕感はあるが、特に深い意味はないように思う。そんなことより、指のジャランジャラン感と顔の下品感が最高。

ハビエル・バルデム。これまた成金感と小物感がとてもいい。

ブラッド・ピット。上記にも書いたが、見せ場もらってよかったね。

ペネロペ・クルス。オープニング、やらしい。ディアスとの唯一の共演シーンのおかげで清純ぽく見えるので、逆に、ああ。。。(涙

追記2

本作、俺みたいなのが見ると、怖え、けど超傑作!!と思うが、イケイケさんが見たらどう思うだろうか?

たぶん30分で寝てるだろうな。

しんざん
しんざんさん / 2015年2月2日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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スタイリッシュでかっこいいが、、、よくわからん間に終わった ネタバレ

金持ち、スタイリッシュ、スマート、美人、と画はかっこよかったが、肝心のストーリーはなんだかよくわからない間に終わった。
「それで終わり??」という感じ。

しかしあの道具はほんと恐ろしい。
それから南米に行くのは躊躇する、、。(別に行く機会もないと思うが)

※他の方のレビューを読むと
・価値観を共有できない相手と対峙する恐怖(善悪?そんなの関係ないね!)
・そういう理不尽なデタラメ社会は、すぐ隣にある
・こういう世界に立ち向かえるのはチーターだから。
・取り返しがつかない、引き返せないという絶望
・哲学的な言葉、ストーリーを懇切に説明しないが故にスタイリッシュ。
・「悪いのはだれだ?」という軽い宣伝文句は全然的外れ!

なるほどなあ。確かに!(少し評価上げとこ。)

momokichi
momokichiさん / 2014年12月12日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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価値観を共有できない相手に恐怖するアメリカ人の姿 ネタバレ

マイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、ハビエル・バルデム、ブラッド・ピットと豪華キャスティングに、ハリウッド大作系の作品かと思いきや、実に哲学的な台詞の連続で、脚本を担当してコーマック・マッカーシーと、監督のリドリー・スコットの2人の作家性が全面的に展開する作品。
ただ、哲学的な台詞が連続するとはいえ、難解な作品ではない。
要するに、「自分が信じて疑わない絶対的な価値観すら通用しない相手に対して、人は何ができるのだろうか」という事を問うているのだと僕は理解している。

さらに、今のリドリー・スコットが監督をしているという点から、少しうがった味方をすると、本作は現在のアメリカの立場をそのまま描いた作品だと考えると面白い。
自分の価値観や想像力を越える相手と、「ヤバい」仕事や交渉を行う。ヤバい事だとは分かっていても「自分は大丈夫」と自己を過信する。しかし、ほんの少しボタンを掛け違っただけで、相手は突然、終わらない恐怖で追いつめていく。
「いちど動き出すと、だれも止めることはできない。選択肢はない」
「ただ現実を受け入れることだけ」
「お前の悲しみでは、何も買えない。なぜなら、悲しみには価値がないから」
どれも、今のアメリカを象徴するような台詞で溢れている。

殺人器具「ポリート」や殺人ビデオ「スナッフ」は、中東で現実に起きている事の象徴だ。
南米の麻薬組織機の人間は、それが殺人であっても、それぞれが自分の役割を割り切って、淡々と仕事をしているに過ぎない。
アメリカは、そんな中東や南米を「相手」にして、外交をコントロールしているつもりになっている。
ところが、そんな相手には、アメリカ的な価値観は通用しない。
“ブツ”と一緒に死体を送りつけることをギャグだと思っている相手。
車とファックするなんて性的価値観すらまったく違う相手。
そんな相手は、キリスト教に入信しているわけでもなく、牧師が「懺悔は出来ない」と拒否をしても勝手に語りかけてくる。
否、「相手」と考えると人間のように思うが、もしかしたら相手はチーターのように人間でさえないかもしれない。
そんな相手は「死」でさえも、同じ価値観を共有していない。

主人公(アメリカ)は、弁護士として助けているはずのクライアントから嫌われている。主人公の価値観は、クライアントに受け入れられていない。だから数年ぶりに出会った元クライアントからは罵詈雑言を投げかけられる。主人公は、「何かあればすぐに怒る」という欠点を指摘され、恋人(身内=アメリカ国民)に対しては「あんな奴もいる」と自己弁護になってない言い訳で、その場をやり過ごす。

そして、主人公は、自分の周囲にいる知人たちも巻き込んでいく。無垢な恋人も、何についても「知りたくない」と見て見ぬ振りするビジネスパートナーも、裏社会に精通している仲介人も、主人公に助けられた代りに協力する運び屋も、皆殺される。殺されたくないセレブ達は、もう気がついているため、「巻き込まないでくれ」と言う。

主要登場人物の中で唯一生き残った人間が、ラストシーンで「自分は飢えている」とつぶやく。
さて、飢えている相手に狙われて、主人公(アメリカ)と一緒に殺されるのは、はたして誰(どこの国)なのだろうか……。

CRAFT BOX
CRAFT BOXさん / 2014年10月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い 知的
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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悪女 ネタバレ

キャメロンディアスの体当たりシーン?(見てる男のアホヅラもスゴイが)もあり気持ち悪いくらい悪女悪女してて凄い。人相がいつもと違う。魔女にも見える。演技力か。ブラピもブラピ自身好きそうな殺され方。DVD1枚であんなに恐怖を感じさせるのは良かったがそれだけ。

がい
がいさん / 2014年10月1日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  怖い
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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35点 ネタバレ

まとめると悪い事したら、取り返しがつかなくなるよ!
ってことやんね?わら
絶対にバレないなんてない!
罰は必ずくださるってこと!
自分が理解出来てないだけかもやけど、内容ないな〜と思った!!

コウセイ
コウセイさん / 2014年7月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  単純
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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悪女ほど怖いものはない! ネタバレ

豪華キャスティングにもかかわらず、キャメロンの性悪で育ちの悪さの演技っぷりに度肝を抜いた。若い頃は、可愛い女性役が多かったが、こういう役をする齢になったんですね。

yoite
yoiteさん / 2014年5月29日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 怖い 難しい
  • 鑑賞方法:映画館
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「後悔先に立たず」を教えてくれる ネタバレ

経験した事は無いだろうか?

まぁ大丈夫だろう。何とかなるだろう。と思って手を出したら、とんでも無い目に遭ったこと(自分は何度かあります笑)。

本作はそれを最悪の結末[死]を持って教えてくれるのです。

会話劇という形を取りながら、前半は主人公に、「本当に悪の世界に踏み込むの?」「しくじると首切られるんだよ!」首切られた後めちゃくちゃにされた女もいるんだよ!」と、忠告とも警告とも取れる発言する登場人物たち。
後半は、「後悔先に立たずなんだよ」と諭してくれるカルテルのボス。

この不条理劇を、自分の過去の経験に置き換えて考えられない人、自分の思慮の浅さから恐ろしい目に遭った事の無い人は、ピンとこないかもしれませんね。

おそらく過去にヤバい経験が無いであろう事は、主人公の前半の緊張感も覚悟も無い顔を見れば明らか。
前半のある意味アホ面と後半のひきつりまくった顔の落差を見せてくれる、マイケル・ファスベンダーの演技は絶品!

何かをやる時は、必ず良い結果だけでは無く、最悪の結果を想定しておくべき!そのリスクを考えてから行動するかしないか決めましょう。という教訓になる映画です。

たぁ〜ちぃん
たぁ〜ちぃんさん / 2014年5月15日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  怖い 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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なにこれ? ネタバレ

なんでこんなに評価が低いのか
わからないんですけど?
って位、自分ははまりました。

キャメロン・ディアスって
すごい女優さんになりましたよね。
チャーリーズ・エンジェルの時は
こんな演技派女優になるとは
思いませんでした。

ブラッド・ピットは
やっぱりこういうクセのある役を
やらせたら見事に演じてくれます。

この映画は本当に悪いのは誰だ?
主人公をハメタのは誰だ?
的な映画ではありません。

一度選んだ選択肢により
後戻りできない事態に陥る主人公と
それに巻き込まれる婚約者
その他関係者の話です。

主人公は軽い気持ちで
裏の商売に手を出しますが、
後悔したときには、もう遅く
ただの弁護士が麻薬組織から
逃げられるわけがありません。

その点は現実世界でも同じで
後悔したときには遅いことは
多かれ少なかれあることです。

最後に勝ったのはマルキナでしたが、
それまで勝っていたのは
ウェストリーだったんでしょうか?

ニセ保安官の雇い主は麻薬組織?
ウェストリー?
どっちだったんでしょう?

ちなみに一番好きなシーンは
ウェストリーの最後のところです。
音楽もカッコいいし
ここでこれを使ってくるのか!
っていう驚きと
そしてブラッド・ピットの演技が
最高でした。

Tyler
Tylerさん / 2014年4月27日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 怖い 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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会話 ネタバレ

主に会話なので、ワンシーン見逃すと途中でわからなくなります。わからなくなってしまえば、もちろん、おもしろくないです。

でも、内容をしっかりと理解しながら見ているとすごくおもしろい作品だと思います。
特に、最後の方のシーン。「Hola!」は、精神的な怖さが半端じゃなかったです。

また、役者さんも豪華でした。もっと違う役者さんなら「悪」がでないなと。そう感じました。

評価が悪いので、見んでええやと思っていましたが、実際見てみると素晴らしい映画でした。

大畑
大畑さん / 2014年4月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  怖い 知的 難しい
  • 鑑賞方法:-
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おもろない! ネタバレ

豪華俳優やから、楽しみにしてたのに
残念やったなぁ。ストーリーが単純て
いうか、話しがとんでなんか、えっ
終わったん言う感じやな

マイク・タイソン
マイク・タイソンさん / 2014年2月9日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  単純
  • 鑑賞方法:映画館
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臆病者ほど残酷 ネタバレ

リアルなサスペンスというよりも、寓話的な話。
別に弁護士とメキシコマフィアの騒動を描きたかった訳ではない。
あらゆる時代、あらゆる国に当てはまる普遍的なテーマを描いている。
--

主人公の弁護士に、周りの人間は麻薬マフィアの残虐さを長々と話す。
彼らは、弁護士に危険を「忠告」したのではなく、
麻薬ビジネスに加担しているオマエもその残虐さの一員なんだと罪の「告発」をしていた訳だが、
そのことに弁護士は気づかない。
いや、気づかない振りをしている。
周りもやっているからと流されている。自分は残虐ではないと勘違いしている。
そうやって罪から目を背けている。

目を背けた結果、惨劇が起きる。


流される事、目を背ける事、その先の悲劇を想像しない事、自分の責任だと分かっていない事

それは、歴史的に繰り返し起きている。(唐突すぎる例かもしれないが、現在公開中の映画「ハンナアーレント」のナチス親衛隊アイヒマンだって同様なのかもしれない。彼が特別な極悪人だった訳でなく流されてしまう凡庸さが苛烈な歴史を生んだのかもしれない。)

そういった大きな時事や犯罪だけではなく、もっと些細な事であっても
日常的に、気づかずに、もしくは気づかない振りをして、他人を踏みつけにしている事はないだろうか。
罪の意識もなく流されている事はないだろうか。

全く無いと言い切れる立派な人は、この映画を必要としていない。
(もしかしたら気づいていないという点において、最も必要としている人なのかもしれない。)


自分の残虐さから目を背ける者こそが一番残酷。
ラストのセリフ「臆病者ほど残酷」が耳に残る。

小二郎
小二郎さん / 2013年12月12日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:-
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長話の法則。 ネタバレ

かなり前から大宣伝予告していただけあって、宣伝効果は
あったものの、これだけのスターを起用してこの仕上がり?という、
なんかもう、纏まりに欠ける脚本の法則?を感じてしまった本作。
原作には忠実なんだろうけど、まぁ~とにかく陰惨な話の連続で、
そのうえ85%強がダイアローグときてる。長い、長い、長い、長い…
一体コイツの話をどれだけ聞いてりゃいいんだよ?と堪え性のない
私のような人間には不向きな作品かもしれない。。

しかし観終えてしばらく経つと、確かに邦題通りかもしれないな~
という、妙な説得力は芽生えてくる。
野生の法則じゃないけど、確かに悪の上には、さらなる極悪が
存在していて、お前らなんかクソ同然。とばかりに脅しにかかる。
今作の黒幕の存在は(どう見ても)まったく謎ではなかったので、
あの顔つきといい、やってること、言ってることといい、コイツが
陰でなんか企んでるんでしょ?という具合だった。加えて主人公の
カウンセラーが、何だか気の毒というよりあんたバカ?と思うほど
まんまと罠に引っかかる。あれで敏腕弁護士なの?ホントにー?
真面目なウサギを餌食にする強欲動物がすぐ近くにいるのに。
キャー、怖い!でもゼンゼン話が進んでいかないんだわ。
ブラピが出てきて延々とカウンセラーに説教するその言葉が、
後でまんま効いてくるところも、エェ~という感じでひねり感ゼロ。
怖い話はそのまんま怖くて、怖い存在はそのまんま怖い。
だったら初めからよく心得ておけ。と素人の私でも申し上げたい。

某国を悪く言いたくはないが、先日観たドキュメンタリーにもあった
ように、簡単に人が殺されて、さらにはゴミとして捨てられる現実。
生まれたばかりの赤ん坊ですら、あの場所に遺棄されるんだそうだ。
そんな場所で生活している(例え永住じゃないにしても)外国人なら、
外でなにが行われているのか、少なくとも勉強しておくべきだし、
周囲に何らかの悪が存在することにアンテナを張っておくべきだろう。
幸せボケしているのは日本人だけじゃなかったんだー。なんて、
こんなところで納得したくないほど、首へのホラーが襲いかかる。

(キャメロンの車上シーンはまさに悪夢^^;想像するだけで怖すぎ~)

sean
seanさん / 2013年12月6日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  怖い 知的 難しい
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ウェストリーについて ネタバレ

ブラット・ピットが演じたウェストリーについて。
ここにあるレビューを拝読して、誤解もあるようなので記します。

ウェストリーが最後になぜマルキナによってあのような陰惨な手段で殺されたかというと、ウェストリーがマルキナを出し抜いたからです。

映画後半でのマルキナの電話の相手が誰であるかは示されませんが、(麻薬が)どこに運ばれるかは分かっていると、感情的にマルキナが伝える相手はウェストリー以外にはありません。麻薬組織の手によってではなく、マルキナによってウェストリーは殺されるのですから。
ウェストリーから奪ったPCの画面に写し出される銀行口座には、おそらく報酬の2000万ドルが振り込まれているでしょう。
シカゴに届くまでに麻薬を奪い返すことはできないと悟ったマルキナは、即座に考え方を変えて、ウェストリーの口座自体を狙ったのです。

ウェストリーは、もしものことがあれば修道院にでも入るなどと冗談を言っていましたが、元々計画していたかのようにロンドンに降り立ち、リムジンに乗り、ひっそりと身を隠すでもなく堂々と高級ホテルに入り、受付で女性を口説いていることからも、足を洗う気などなく、まだ計画が進行中であることがわかります。うまく出し抜いて、大金が入り、気持ちも緩んでいるように見えます。

唯一ウェストリーが感情的になるのは、登場の最初のシーンで、カウンセラーの口からマルキナの名前が出たときです。もしかしたら、サングラスを外したときに見える目元の痣は、マルキナ絡みのものかもしれません。マルキナの計画を一緒に進めていた、もしくは何らかの事情で知っていたウェストリーが、マルキナが奪った下水処理車をさらに奪ったのです。

最後に登場する投資コンサルタントの男性の元々の顧客はウェストリーでしょう。ウェストリーはこの世を去り、代わりにマルキナが現れた。彼はマルキナと組むしかなく、だから、あのような探り合いの会話になるのでしょう。
これから始まる殺し合いは、元の組織と、ウェストリーが裏で組んだ組織、マルキナが率いている組織によるものと推測されます。マルキナが裏で動いていたことが判明する可能性は大きいので、アメリカには戻らないのでしょう。おそらく香港でもない。

バイカーが殺されたあと、ウェストリーがカウンセラーをわざわざ呼び寄せて助言をしたり、アメリカからの去り際に再び電話の相手をしているのは、自分が裏で動いていることのカムフラージュだと考えられます。多少の良心の呵責もあったのかもしれません。最初からウェストリーは、カウンセラーに助言のようなことをしていますから。目の前の男の行く末を、最初から知っているのですから。

この作品でもっとも惹かれたのは、メキシコの国境近くのカフェで、カウンセラーと店主が話すシーンでした。妻も娘もなくして生きている自分がもっとも無意味な存在だと語る彼に、カウンセラーのその後を見るようです。映画では描かれることがない、10年、20年先を生きているカウンセラーの姿。国境の外れにある町の片隅の小さな店で、寝入ってしまった客を起こし、食器を片付け、シャッターを閉める、次の朝にはまたそのシャッターを開け、その繰り返しのなかでただ時間が過ぎるのを待っている。

最後に余談です。
カウンセラーは、ローラのスナッフフィルム(DVD)が届くことで絶望のどん底に落とされますが、それ以上のどん底が、10年以上前の日本映画に映っています。
哀川翔・香川照之主演、黒沢清監督の『修羅の極道 蛇の道』。
どうやら規定でリンクが貼れないようです。
この映画、おそろしいですが、おそろしいくらいおもしろいです。
もしもリドリー・スコット監督が『悪の法則』の制作前にこの作品を見ていたら、きっと脚本に手を入れ直していたでしょう。

杉田協士
杉田協士さん / 2013年12月5日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
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パンフレットに寄稿する評論家も大変だ ネタバレ

 先だって公開された『ワールド・ワーZ』といい、映画配給会社は短期決戦でとりあえず集客ができればいいとでも思っているのか。もちろん、集客は大事だし何よりそれがビジネスではあるが、『悪の法則』という邦題、「黒幕は誰だ?」的な煽り、いずれもこの『The Counselor』には相応しくなかった。あまりにも作品とかけ離れた邦題を付けて見当違いな煽りを入れるのは、映画に対する敬意が欠けていないだろうか?とはいえ、そういう配給会社対する不信を覚える一方で、ぶっちゃけそうでもしないと結構きつい映画であるのもまた事実だ。

 この映画、肯定的に言うなら「俳優の贅沢な使い方」であり否定的に言うならば「俳優の無駄使い」だ。マイケル・ファスベンダーは相変わらずいい演技をしていたし、見ようによってはペネロペ・クルスもブラッド・ピットも「彼らがああいう使われ方をする」というのもある意味斬新かもしれない。しかしバビエル・バルデムはどう見ても松阪牛をウェルダンに焼いたぐらいのすごい無駄使い感がハンパない。どうしようもない肩透かしで悪い意味で仰天してしばらく開いた口が塞がらなかった。加えて構成がどうもおかしい。そもそも何故キャメロン・ディアス扮する悪女は薬の売買のルートを知り得ることができたのか?主人公が担当していた受刑者は国選であてがわれたのであくまで偶然だし、その運び屋の息子の身元引受人になるのも偶然だったはずだ。それを何故計画的に奪うことができたのか?ペネロペ・クルスは主人公の女だから「ああなった」のにメキシカンから見たら同位置にいるようなキャメロン・ディアスはなぜ無事なのか?さらには語られないことも多過ぎる。男達三人の関係も、主人公がどれほどコアに薬物の売買に手を染めていたのか、「危ない危ない」みたいなことばかり皆口々に言うが(そのくせ絶体絶命だというのに主人公以外妙に冷静だったり)、当の危ないことが一切描かれていなかったりと、つまりはこの映画には観客を説得するという手段が尽く抜けているのである。そのせいで、ただ単に残虐な描写をして観客を陰鬱な気持ちに落とし込みたいだけの、製作者の性格の悪さがにじみ出ているかのような印象すら受けてしまうのだ。その製作側の残虐性の最たるものがブラピの末路だ。劇中で説明されていたように、あの処刑方法はメキシカンが見せしめにやるやり方であって、別にキャメロン・ディアスがその方法をやる必然性はどこにもなく、ノートPCが欲しいならひったくるなり後ろからナイフでぶっ刺すなりすればいいだのであって、あんな陰惨な死に方をする必要などはどこにもないのだから。

 別に自分が善人だといいいたいわけではない。ただ映画の造りとして安易なハッピーエンドが胡散臭いのと同様、安易なバッドエンドも十分に胡散臭いのである。特に不条理という受け入れがたいものを観客に飲み込ませるなら、ハッピーエンド以上に構成や主題に気を使わなければならない。少なくとも同じコーマック・マッカーシー原作の『ノーカントリー』にはそれがあったのだが……。

2013年12月4日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  悲しい 怖い
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後味は悪い ネタバレ

終始会話メインなので
字幕で見たこっちはストーリーを
必死に追ってる∑(゚Д゚)

裏社会がどんなものかというよりも
それぞれ皆さん個性が豊かで(笑)
そちらの方に目がいった(笑)

キャメロンディアスは車と○○○www

ブラピはあんだけ逃げ足早かったのに
すごーくあっけなくご臨終。
首締め装置や首飛ばしワイヤーなど
見た目は地味だけどエグい。
ここまで地味にエグいなら
カウンセラーの婚約者ローラも
ブラピが語ったエグい方法で殺られちゃう
のかと思いきやゴミの中でポイ?
あのドラム缶漬けの死体は?
カウンセラーが最後に手にしたCD-ROMは
一体何が映ってたの?

なんだか後味悪いスッキリしない
結末でした…
もう一度見たらわかるかなー?
でももう見たくないなー(-。-;

まみむ
まみむさん / 2013年11月30日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  悲しい 怖い 難しい
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行間たっぷりの映画 ネタバレ

哲学的詩文が言の葉に乗って、登場人物達の口からこぼれでる。
このセリフが、キャメロン・ディアスの口から出ずると、滅茶苦茶にかっこいい。

劇中、この世に存在する沢山の「世界」について長口上をふるう人物が登場する。
はめられた主人公カウンセラーに対して、彼の言いたいことは結局、陳腐な言い方をすれば「裏社会」に足を踏み入れたお前が悪い、ということ。失敗したことは取り返しがつかないが、死を迎える準備ができるかできないかの岐路にいると言う。

なぜ仲買人のウェストリーは殺されてカウンセラーは殺されず、婚約者のローラが殺されたのか。
「住んでいる世界」をわきまえずに足を踏み入れた彼への罰だろう。
ウェストリーを生かしておいたら示しはつかないが、彼を生かしておいてもなんら脅威ではない。
とるに足らない相手と見下しておきながら、報復というのが妻を主人公にしたスナッフフィルムを届けるという残酷極まりない仕打ち。

「自分の存在価値があった世界」がもうどこにもなくなってしまったカウンセラー。
あるリッチな世界に生きていた平凡な男が、生きる屍になった瞬間を目の当たりにし、戦慄する。

しかし、それもこれも全て最初に忠告を受けていたこと。
マルキナはせせら笑うだろう、忠告を聞かなかったあんたが悪い、と。

特に高度な推理は必要としないが、めまぐるしく登場する沢山の人物たちが、どこで誰をはめようとしているのか、また、麻薬がどういったルートを通って運ばれていき、秩序を乱した者がどのタイミングで殺されるのか、一部始終、目が離せないスリリングな展開だ。

観客は安全圏にいながら別世界を恐る恐る垣間見る。
そこには観客に対しての無駄な説明は一切なく、時折与えられる台詞から事態を推測せざるを得ない。行間たっぷりの映画。

余談だが、ペネロペ・クルスとキャメロン・ディアスはバニラ・スカイでも共演していたが、その時もペネロペは主人公の運命の女で、キャメロンは悪女だった。

美貌も金ももっている女が、嫉妬とも妬みとも違う、他の女に対しての純粋な破壊衝動。
平凡な世界に満足する相手に苛々しながらも、絶対に自分のいる世界には足を踏み入れてほしくないという、矛盾した感情。
そんな機微を演じるキャメロンには悪女がすこぶる似合う。
悪女であることで、セクシーさがひときわ増す。チャリエンよりこっちの方がずっといい。
チーターをペットに荒野で狩りの姿を楽しんでいたマルキナが、「思い出に温度はない」と言い放つ瞬間、彼女の冷たい笑みを眺めながら、つくづく「こちら」の人間でよかったと胸をなでおろした。
原題をカウンセラーとしつつも、真の主役は全くもって彼女であった。

dandara
dandaraさん / 2013年11月28日 / PCから投稿
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  • 印象:  怖い 知的
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良質の小説のような示唆に富むセリフに満ちている。 ネタバレ

「悪の法則」。リドリースコット監督。R-15。いや、社会人二年目くらいからがいい。全体でR-24くらいの内容。

日本人は物語に教訓を求めすぎる。
そうして、理解できないと傷つき、否定する。

共感があれば何でもよい。面白ければそこからリアリティのボーダーラインが生まれるものだ。
つじつまとはそういうものだと思う。なんとも利己的で個人的でいい。面白ければ・・・。

これ、もしかしてカルトになるかも。でも、一般的には薦められないなぁ。

ストーリーは複雑ではないが、キャラクターの役割を説明せずに進むドライなスタイル。
物語背景や現状、キャラクターの状況説明が少ないかわりに、小説のような示唆に富むセリフに満ちている。このスタイルがこの映画の代えがたい魅力。

この映画は「読む」映画。表情ではなく、示唆に富んだ比喩ばかりのセリフを読むことでかみしめるように楽しむのだ。

正直、字幕訳者は時間内の理解を選んだらしく、比喩表現を無視して短い文章で状況を説明する意訳を多用していた。

文学性に富む原語の表現は字幕スーパーに表されていなかった。聞き取りやすい英語なので是非堪能してほしい。

メタファーが意図する本能に食い込むセリフの不安の暗示は、すべて現実になるようしむかれている。

役者も主人公3人の他にブラピ、ブルーノ・ガンツやらチョイ役でERのジョンレグイザモやら、これまたERのゴラン・ヴィシュニックやらアンダードームのディーンノリスやら妖しいのがいっぱい出てくる。

ブラピはいかがわしさ満点で、マイリーサイラスのお父さんそっくりに仕上げてきた。

ラスト前シーンは、このいかがわしさをいかんなく発揮してくれる。

まるで小説を読むような映画。これで原作なしだから脚本力と演出力のコラボがスゴい。

ただ・・・映画館観客の1割はついていけなくて爆睡。ラストも不満お方たちが6割くらいはいる。

特に映画体力とか映画遺伝子とかは、タランティーノのようなオマージュや引用もないし妙な時間軸交差もないので全く不要。

クラッシュのような時間交錯因果応報サスペンスでもなく、ユージュアルサスペクツのような切れ味のあるミステリーサスペンスとも言い難い。ジャンル分けの難しさがある作品。

しいて言えばあれに近いか。キューブリックのアイズワイドショット。
シュニッツラーの不安心理劇。

でも。それを超えたセリフの示唆に目力が加わる。訳も分からず涙が胸の奥からこみあげる作品でした。

<ネタバレあらすじ>
メキシコ国境間の乾いた土地、太陽、悪徳なThe richの面々。
原題は「The counselor」。相談役、ということで。劇中では「弁護士」と訳されていた。

マイケル・ファスベンダー扮する弁護士。ファビエル・バルデムはエルパソの下水業者を隠れ蓑にした麻薬ディーラー。

ドラッグは中米内の原価とLAでの末端価格差がとても大きい。
カルテルから仕入れて安定供給すれば豪華な暮らしが約束される。
毎日がパーティの暮らしのディーラーの隣には銀のマニキュアと金の八重歯が光る謎の女。キャメロン・ディアス。 プールで泳ぐ肩にはネコ科の肉食動物柄の斑点タトゥ。
2頭のチータを飼い、Cat、と呼ぶ。野生が好きなのだ。本能の赴くまま。バイセクシャル。

そして、ファスベンダーは交際中のペネロペ・クロスに夢中。

午後2時。昼か夜かもわからない気怠い寝起き。

「七日で戻るから。」と白いシーツの中で女の股に顔をうずめながら語りかける。

「どこで覚えたの?そんなこと・・・。」と貞淑な彼女を辱めるR-15のセリフ。

愛する恋人に勝負をかけたギフトを。
宝石商は年老いたベルリン天使の詩。ブルーノ・ガンツ。
「宝石は欠点を評価していくもの。」とダイアモンドの4Cを手ほどきする。
レコメンデーションは3.9カラット、カラーはD、クラリティはVSだと説明する。
「ダイアモンドの最高級は何もないこと。光そのものが最上級。「欠陥」が少しずつ光を損ない、評価のポイントとなる。そして、警告の色を放つ。」

Sweet daiamond for your hand・・・。

ダイヤモンドは国際シンジケートのにおいがする・・・。

マイバッハを駆るファスベンダーは愛する恋人のために3.9カラットを買ったのか他の推奨品を買ったのかは明らかではない。だが、苦渋の表情。経済的な問題が最近起きたことを示唆する。
そして、麻薬カルテル関係者の古い親友ブラピに近づき、ハビエルとの闇商売を開始する。

ブラピは警告する。「俺は助言はできない。が、こんな警告を聞いたことがある。それを聞かせる「ここから先は来るべきじゃない。」と。」

ハビエルは銀の爪の女にハマりながらも不安を覚える。フェラーリをファックする女。

「表情の読めない女とは付き合うべきじゃない」と。「話すべきじゃなかった」と。

一方、キャメロンはプールサイドでペネロペと過ごす。
バイセクシャル。ペネロペの身体は何度も重ねた熱い夜を忘れられない。

「結婚するの。」
「指輪、外して見せてよ。カラーはG、クラリティはSV2、大きさは3.5もしかして3.8かも。」
肉眼視だけでズバズバとダイヤ評価を辛辣にあてていく。ブルーノ・ガンツが示した1ランク下ずつを正確に。

カルテル、シンジケート、銀行・・・。個人の情報を操り罠を周到に繰り広げ展開していくのは野生の狩猟本能からか・・・。

そう。全てはキャメロンが仕掛けた罠に皆がハマっていく。
だが、ラストを見る限り、計算を清算するような映画ではない。

これは本能の残酷と美しさを示唆とともに叙事にした詩なのだ。

CYNDY
CYNDYさん / 2013年11月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 知的
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CMを見てしまうと… ネタバレ

テレビで流れているCMを見てしまうと「この後CMのあのシーンに続くんだろうなぁ」と予想出来てしまうので、出来るだけCMは見ないでおきましょうw
内容としては良くある「君子、危に近付かず」です。

とおる
とおるさん / 2013年11月23日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  単純
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世界はその一端しか知ることができない。 ネタバレ

この映画の肝は『世界はその一端しか知ることができない』ということではないだろうか。

弁護士の主人公は恋人との生活をより豊かにするために、麻薬取引という『闇の世界』へ踏み込んでしまう。どんなに警告されても、まさか自分がそのような目に遭うとは露ほども思っていなかったのだ。

そうして彼は唐突に、二度と引き返すことの出来ない所にまで堕とされてしまう。

『世界は一端しか姿を見せない』それを象徴するように、物語もまたその全貌をなかなかつかませてくれない(少々やりすぎかな、とも思ったけどw)。

バキュームカー(?)の中に隠して密輸する通常の取引に、マルキナ(キャメロン・ディアス)の一味が横取りするが、後にまた麻薬カルテルに取り戻される。
そのかわりにマルキナはウェストリー(ブラッドピット)を嵌めて、その資産を横取りする。

あらすじだけでも難解だが(自分は最後までわからなかったw)、この映画はさらに、説明をしないのだ。

誰が何をやっている人なのかも説明しないし、どれが偶然で、どこまでが計画されていた事なのか何も説明しない。

またマルキナの背後にどれほどの組織があるのかも語られず終いだし、麻薬カルテルの女を弁護したことも偶然なのか誰かの策略だったのか…。

それは主人公が垣間見ている世界と同じなのだ。
リドリー・スコット監督は僕たちに『神の目』を持たせてくれない。
その主人公と共に『世界の一端』を垣間見ることしか許してくれないのだ。

物語を語らない代わりに、彼らは世界を語る。
ある者は「本当は金がなくたってやっていける。女だけはどうしようもないがな」と言い、ある者は「君は岐路に立っていると思うだろう?けれどもう随分前にすでに選択はされているんだよ。君に出来る事は受け入れることのみだ」と語る。

たどり着いた結末は決して楽な場所ではなかった。

でもね。

それでも世界はほんの一端しか見せていないんじゃないかな、と思うのだ。
僕たちはその全てを知ることではなく、一端から学ばなくてはいけないのかもしれない。

そんな風に思ったり、思わなかったり(笑)。

kappa
kappaさん / 2013年11月23日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い 難しい
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