フローズン・グラウンドのレビュー・感想・評価
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アラスカにも殺人鬼って醸成されるものなのね
殺人鬼逮捕に向けた実話ベースの話。序盤、誰が誰だか分からないうちに話が展開されて、???ってなってるうちに徐々に話が一本化してきて分かるようになってくるが、今度分かってきたらそれはそれでイライラする展開が続く。80年代序盤の話とはいえ、基本、みんなアホでイライラする。感情としてはマイナスからゼロになるだけ。
グダグダは実際の事件を元にしたからか
ニコラス・ケイジが主演なので期待したが、
なんとも中途半端だと思っていたら 実際にあった事件を元にした映画らしい。
出てくる市警がなんとも無能で、
先入観で決めつけて まともな捜査をせず、
重大事件を見過ごす典型的なお役所仕事。
ニコラス・ケイジは州警察勤務で、
市警からの内部告発で送られてきた 一連の調書を元に しぶしぶ捜査を始めると、重大な事件が隠れていることに気付く。
つまり、実際に十数人犠牲者が出ていたのに、
犠牲者が娼婦だということで 警察は本気で事件に向き合わなかった、という事のようだ。
証言者の保護が必要になった時など、
主人公の自宅に連れ帰った件で家族と揉めた挙句、いたたまれず出ていく展開になるが、これは脚色だろうか。
警察なら宿泊先など 困らないだろうし、なんなら署内にも宿泊場所はあるはず。
ここら辺は 家族内のドラマを描き、証言者が何度も危険な目に合う展開なので、映画で盛っているとは思う。
にしても、ラストは捕まりこそすれ、スッキリしない結末だった
最初は軽く、最後は前のめり
最初は実話ベースのサスペンスということで、軽い気持ちで観始めたんですが、途中から一気に引き込まれました。「この犯人、どうやって捕まえるの!?」「次どうなる!?」と、気づけば前のめりになって観ていました。
犯人がかなりの知能犯で、証拠も決め手に欠けていて、なかなか逮捕に至らないのが本当にもどかしかったです。でもその分、地道な捜査や証言を積み重ねて追い詰めていく流れにはリアリティがあって、終盤は緊張感がすごかった。
最後、きっちり犯人が逮捕される瞬間はスカッとしたし、「本当に捕まってよかった…」と心から思える終わり方で、実話としての重みも感じました。
地味だけど、丁寧な作りの犯罪サスペンスを観たい人にはおすすめの一本です。
犯人のIQ高そう
これほどの猟奇的殺人事件が
現実にあったことに身震いした。
40年も前の事件でも地道な捜査が
実を結び解決に至ったことに安堵した。
当時のプロファイリングの正確性に
驚かされる。これがなかったら
いまだ野放しになっていたと思うと恐怖をおぼえる。
警察という組織は信用できず
不信感を持たれるのもわかるけど、
大人のとして信頼される、頼られ
なければならないと思い立った。
日本でも未解決、行方不明事件等
数多くあるが、捜査技術の進歩で
一日でも早く解決することを願う。
生存者がいたからこそ事件解決に至った。
生存者の存在を軽んじることなく
どれだけ重大か思い知らされた。
行方不明者の写真がイメージではなく
実際に失踪している本物の写真だったことに
この作品を通じて市民に情報を
呼びかけていることにとても胸をうたれた。
映画だけど、こんなに捕まることを願った犯人はいないかも
事実に基づく映画。
軽い気持ちで観始めたけど、気づいたらのめりこんでた。
こんなに犯人逮捕に力を尽くす刑事っているんだろうか。でも実際の事件で逮捕されてるってことは、いたんだろうね。
すごい。
日本は犯罪を犯してもすぐ出てくるけど、外国は刑期が何百年と加算されていく。日本も見習ってほしい。
アラスカの原野が主役です
連続娼婦殺人事件に挑む、郡保安官の活躍を描く物語。
実際にあった連続殺人事件を、ニコラス・ケイジ主演で描きます。
荒涼としたアラスカの原野が物寒しく、映画の寂寥感を際立たせます。
市警との軋轢等も描かれていたり、判事との交渉等も緊迫感を煽ります。
ただ、物語のキーパーソンになった生き残りの娼婦の行動に納得感がなく、サスペンスとしての興味は薄れて行きます。
人間の行動は理屈では図れないことはあるので全否定は出来ませんが、もう少し何とかならなかったのでしょうか?
私的評価は普通にしました。
アンカレッジ連続殺人事件
画面が暗いし女の子が少なすぎる!!
内容はごく普通だと思いますが、画面が暗くて観づらいです。演技自体も悪くないですが、実際は大勢の女の子が殺されているのに女の子はほぼ一人しか出てこないので、しっくり来ませんでした。ネトフリ映画のようなクオリティだと思います。
It's ok to ask you it? 意外と重い・・・
一人で勝手に「ニコケイ強化月間」。第四回は「フローズン・グラウンド」です。今回もニコケイは終始額にシワを寄せ悩んでいます。
ってか本作はニコケイよりジョン・キューザックの気持ち悪さに目を引かれますね。完全に主役を食っちゃってます。ジョン・キューザックっていい人イメージがあったんですが、こういう役をやると本気で怖いです。バネッサ・ハジェンスが唯一生き残る娼婦を演じているのですが、行動が自ら悪い方へ悪い方へ行っているので、殺されるんじゃないかとヒヤヒヤしてました。
しかし、エンドロールの実際の写真で改めて実話を元にしてある事を思いだし、一気に重くなりますね。ホントに世の中にはこういったサイコさんは実在するんですね。できれば一生関わりたくない物です。
✰久し振りに鑑賞✰
実話ベースのストーリー。
アラスカの街で起きた、連続殺人の謎に迫る ニコラス・ケイジ演じる、ジャック。
プロファイリングを得意とするジャックが、犯人を追い詰める過程を描いた作品。
なんと言っても、犯人を演じているジョン・キューザックの ヌルっとした 演技が
、何とも気持ち悪くて 最高に良かった。
犯人は最初から判っているので、どうやって犯人を追い詰めるのか…と云うところ。
唯一の生き残り、シンディ役のヴァネッサ・ハジェンズがまたカワイイ💕
この、シンディが逃げ出すことに成功しなければ、もしかしたら未解決事件となった可能性もあるのではないか…と、映画の内容を観て思った。
警察が慎重になるのも解らなくもないが、余りにも及び腰なダサイ姿を見て、 「ホント、使えねぇーなー」と思ってしまった。
実際にあった連続猟奇殺人事件
1980年代にアメリカで実際にあった事件の、連続猟奇殺人が映画化されたもの。
12年間に24人以上の女性が被害にあい、いまだにみつからない被害者たちもいるのだそう。
被害にあった女性達の写真がエンドロールに流れます。
冥福を祈らざるをえません。
彼女たちが安らかでありますように..
ニコラス・ケイジ演じるジャックの執念深く決して諦めない姿勢に感動し、犯人を逮捕することができて、おもわず拍手してしまいました。
殺されてしまった女性たちも(決して報われないかもしれないけれど)報われたのではないかと信じたい。
そう言えばニコラス&キューザックは名優だったんだと、忘れていた記憶を思い出させてくれた映画でした
地味ながら緊張感溢れる展開に、グッと引き付けられたサスペンス映画でした。
まあ近年のニコラス・ケイジ&ジョン・キューザック出演映画は期待ハズレのB級映画が多かっただけに見る前のハードルが低かった分、予想以上に引き付けられた面があったのも確かではありましたが。
しかしこれが実話とは驚きました、十数年にわたって、24人以上を・・・警察は一体何してたんだか・・・ってところは劇中を見ればそう言う訳でなかなか捕まらなかったのかと、多少は納得なんですが、でもやっぱり警察(市警の方ですが)は何してたんだかって話ですよね(苦笑)
それにしてもエンドロールの写真が何とも生々しかったなぁ、被害に遭われた方は、さぞ無念な思いだったことでしょう・・・。
また舞台となった極寒の地アラスカの凍てつくような寒さが、見る側にも思わず伝わってくるようで、より事件の凄惨さに拍車をかけるんですよね。
ただ実話ベースなこともあって最初から犯人が分かっていた分、謎解き要素はほぼ無かったですから、サスペンス映画としての面白みが半減していたのは少し残念だったかなと。
それと犯人の動機とか人物背景も思いのほか語られていませんでしたし、かと言って追う側のドラマが濃かった訳でもなかったりと、実話を基にしたからこそ話が薄まってしまった感は否めなかったかな、ってそこは単に監督の力不足だっただけなのかもしれませんが。
まあしかし、さすが元々は演技派俳優だった2人が演じただけあって、役者の演技には魅了されたなぁ、やっぱり凄い役者なんだなと改めて実感、仕事選ぼうよ・・・でも、しょうもない映画に出ちゃうニコラス&キューザックも、それはそれで嫌いではないんですけど。
一見善人に見えて実は裏がある変態演技は、さすがジョン・キューザックでした、そして証拠が無い中、取調べで追い詰めるニコラス・ケイジ刑事の鬼気迫る演技にも魅了されました、さすがの2人でしたね。
ただ事件の鍵を握るバネッサ・ハジェンズが演じた被害者で唯一生き残った女性の行動が、どうにも見ていてイライラしてしまって、映画的には相当マイナスに働いていたような・・・。
彼女の存在が大きかったのは間違いない事実ですし、彼女の勇気も大いに称えたいですが、もう少しおとなしくしていてくれよ!
まあそれだけ酷い境遇の中で生きて来たんだろうなと言うのは分かるんですけどね・・・そんな中でも忍耐強く接するニコラス・ケイジ刑事がカッコ良かった、久々にニコラスをカッコ良いと思えましたよ。
リアル重視でやや盛り上がりに欠けた部分はあったものの、近年のニコラス&キューザック映画としては悪くない部類の内容だったかと。
ニコラスケイジやっぱうまいなー!
面白かった
80年代のアラスカが舞台の猟奇殺人ミステリーで、売春婦がとにかく寒そうだった。
女の子がニコラス・ケイジの自宅に保護されるんだけど、奥さんに小言を言われて居場所がなくなって外に出る場面がとても切なかった。
ジョン・キューザックの悪者は本当に感じが悪くて心置きなく憎めるのでとてもいい。ご本人が本当に嫌な人だったらそれはそれで申し訳ないのだが、映画の悪者は全部やってほしいほどだ。
映画の上映は割とチェックしている方なのだが、いつの間に上映していつの間にか終わっていて、WOWOWで放送されるまで全然気づかなかった。
実際の事件を元にしている凄み
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