劇場公開日 2013年6月8日

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「嫌いにはなれない作品。」極道の妻たち Neo Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0嫌いにはなれない作品。

2014年5月23日
PCから投稿

笑える

単純

原点回帰を図った作品であり女の激しい情念を扱った作品でした。

惜しむらくは人間模様を重点的に描いているため全体的に画面が地味。
従来のシリーズファンでアクション面に期待している方にとっては確実にドンパチが物足りない作り。
そのため事前に誤った期待をしていくと肩透かしを喰らい失望することとなるので要注意です。

役者陣も、ちと残念。
主演の黒谷友香の姐さん感というよりはお姉さん感はシリーズ通して新鮮でしたが迫力には欠けます。
また相手役の原田夏希は悪女を熱演していたのですが化粧が濃過ぎてヤリ過ぎ感が否めませんでした。
何より酷かったのが、サクラ演じる小池里奈。
この人のシーンは全てがグダグダ。
作品の品質を3ランク位下げていました。
これは酷かった。本当に酷かった。

ただ嫌いにはなれない作品でした。
極道家業を務める夫。待つ妻。
夫を愛する、妻の、女の情念が周りの人間を巻き込み大きな渦となる。
その悲哀、業。
観ていてグッときます。

残された人間の気持ちの移り変わりを丁寧に描いた点は好感が持てました。
アクション映画というよりは人間模様を描いたメロドラマ映画として行く分には十分価値がある作品だと思います。

オススメです。

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Opportunity Cost