劇場公開日 2014年1月25日

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「優しい人びと」小さいおうち か~ささんの映画レビュー(感想・評価)

5.0優しい人びと

2014年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

戦前をひとくくりにしか観られなくなっていることに、気づかされた。

戦前も、人びとは笑い、泣き、怒り、小さなおうちで、今のわれわれと変わらない生活を営んでいた。

決して、異常なひとびとではなかったのだ。だから余計に、戦争の悲惨さや、怖さがリアルさを伴って心に入ってきた。

いつでも、狂気の時代になる可能性があるのだ。

タキの遺した手紙を開けるシーンで、ハサミで切り取った後の紙くずを、捨ててあげる心遣いが、この物語に出てくる人びとの優しさを思い出させてくれた。

このドラマに出てくる人物は、歴史に名を残さない人々かもしれないが、みな優しさにあふれた愛すべき人だった。

この後も、優しい人びとが悲しまない世の中を続けていけるように、大人としてしっかりしなくてはいけないと思った。

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か~さ