劇場公開日 2013年6月29日

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「中間管理職の悲哀を描いた作品。」欲望のバージニア Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0中間管理職の悲哀を描いた作品。

2014年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

洗練されていない田舎の野蛮さ。
法が機能せず、行き着く先の暴力。
この粗野で味のある雰囲気は楽しめるのですが。。

話の展開が非常に残念。
三男 ジャックの成長を軸にした話であるものの随所に二男の話が差し込まれ軸がブレブレ。
三兄弟を中心に多くの登場人物が出てくるのですが
各々の描き方が中途半端であるため感情移入が出来ない。
もっともっと人を絞って、話を深堀した方が良かったのでは?

ただ三兄弟の話…としてではなく元々いたフランクリンの保安官の話として観ると終盤、カタルシスがあり面白い気が。

田舎は田舎で暗黙の慣習があり力があるものに配慮し仮初の平和を維持している。
余計なことはしない、秩序を乱さないことに苦慮する保安官。
満点ではないまでも目的を果たしているという意味で及第点。

そんな中、都会から来た取締官、つまり本社の上司。
私腹を肥やすため田舎の慣習を無視。
長期居付く気もないので、地域が壊滅しようが気にしない。
地域の権力者と対立し、増える人死に。
両者の間を取り持とうとするが両者から責められる始末。
ドンドン不満は溜まり、終盤で…!!!!

この観点で観るのが正解な気がします。

関係者間の調整等で疲れている方。
オススメです。

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Opportunity Cost