連弾

劇場公開日:

解説

離婚問題に揺れる家族の葛藤を、ユーモラスに描いたドラマ。監督は「東京日和」の竹中直人。脚本は、本作で第25回城戸賞を受賞した経塚丸雄。撮影を「ホーム・スイートホーム」の佐々木原保志が担当している。主演は、「三文役者」の竹中直人、「狗神」の天海祐希、映画初出演の冨貴塚桂香、「シャ乱Qの演歌の花道」の簑輪裕太。芸術文化振興基金助成事業作品。

2001年製作/104分/日本
配給:松竹
劇場公開日:2001年3月31日

ストーリー

横浜に亡父から譲り受けた8軒の借家を持つ正太郎は専業主夫。妻の美奈子はゼネコンの設計課長。ある夜、そんな逆転夫婦が大喧嘩を始めた。原因は美奈子の浮気だ。そしてそれ以来、息子の徹は母を頑なに拒み、ピアノの発表会での母との連弾のことで頭がいっぱいの娘の真理は両親の醜い争いをただ傍観するようになる。やがて、離婚を決意した美奈子が家を出て行った。残された正太郎は、以前にも増して子供たちの面倒をみるようになるが、彼らにとっては鬱陶しいだけ。そんな中、こっそり母のマンションを訪ねた真理は、父の悪口を言う自分をなだめる母の姿を見て夫婦の複雑さを感じ、一方、口では母を許さずにいても心のどこかでは母を必要としていた徹も、「徹の母さんはただひとりだけだ」と父に慰められる。そして、ピアノの発表会の日。正太郎と徹が客席で見守る中、美奈子と真理は舞台へ向かって歩き出して行く。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
経塚丸雄
企画
森江宏
中沢敏明
製作
宮島秀司
原田俊明
大塚康高
石川富康
高野力
プロデューサー
間瀬泰宏
濱名一哉
関根康
協力プロデューサー
山崎康史
田村健一
深田誠剛
依田光裕
西村大志
撮影
佐々木原保志
美術
斉藤岩男
録音
北村峰晴
効果
渡部健一
照明
安河内央之
編集
奥原好幸
衣裳デザイン
伊藤佐智子
衣裳
千代田圭介
スタイリスト
衣笠夕子
劇中歌作詞
竹中直人
劇中歌作曲
竹中直人
選曲
浅梨なおこ
ラインプロデューサー
霜村裕
吉田浩二
助監督
阿知波孝
スクリプター
甲斐哲子
スチール
鎌田秀子
三浦憲治
製作協力
芳川透
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映画レビュー

3.0母娘の連弾

2021年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

妻(天海祐希)が浮気、夫(竹中直人)は激怒して離婚、娘と息子は父親が引き取る。
女と"女の腐ったような"男をコミカルに描き、母娘によるピアノの連弾で締めくくる。

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