私らしく泳ぐために

劇場公開日:

解説

若くして乳癌に犯されてしまった女性の愛と苦悩を描いたドラマ。日本映画学校92年度卒業制作作品。「チャンス・コール」(小沼雄一)、「妻はフィリピーナ」(寺田靖範)と共に、「Made in満福寺撮影所(日本映画学校)羽ばたけ、問題児たち」と題された上映会にて公開された。16ミリ。

1995年製作/50分/日本
配給:日本映画学校=文芸坐
劇場公開日:1995年7月3日

ストーリー

彼女は、スイミングクラブのインストラクター。数日前から乳房にしこりがあるのを気にしていた彼女は、それが悪性の癌であるとの診断をうける。しかも、彼女の恋人でトラックの運転手であるタモツとも、そのことが原因で疎遠になった。乳房を除去する手術を受けることを決心した彼女は、乳房のあるうちにとウエディング・ドレス姿やヌードの写真を撮影し、手術へと臨む。手術後、故郷に戻った彼女は、放射線治療をうけながら地元のスイミングクラブでインストラクターをしていた。ある日、自分の過ちに気づいたタモツが、彼女を追ってやって来る。しかし、彼女はその手術跡をタモツに見せ、胸も二人の関係も元には戻らないことを告げると、ひとり浜辺を歩いて行くのだった。

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