千両槍

劇場公開日:

解説

中村真のオリジナル・シナリオを「忍術若衆 天馬小太郎」の天野信が監督し、「雪の渡り鳥」の竹村康和が撮影した時代劇。主演は「花太郎呪文」の林成年、「遊侠五人男」の黒川弥太郎、若杉曜子、それに三田登喜子。ほかに南条新太郎、杉山昌三九、寺島雄作、小町瑠美子などが助演している。

1958年製作/71分/日本
劇場公開日:1958年1月29日

ストーリー

やくざの竜平は香月市之進の槍を、祭の喧嘩騒ぎで蹴っとばしたが、一命を助けられ、心を改めようと思った。市之進が城中の御前試合で次席家老大倉将監の甥石見源之丞を破り、城主丹後守の槍術指南に任命された時、祝いに行ったまま住みこんでしまう。将監一味は市之進をおとしいれようと、種々、彼を罠にかけ始めた。城代家老頼母は市之進に目をかけ、彼に丹後守拝領の刀を与えた。丹後守の許しは後日うける積りで。竜平は将監一味の又十郎から附け文され困っている腰元深雪を救ってやる。市之進は、将監らの罠で、深雪あての附け文を拾わされ、それを丹後守の面前で、将監に詰問される。竜平が自分の文だと名乗って出ると、丹後守は市之進の立場を判り、竜平と深雪の祝言を許した。市之進は、再び又十郎らから口論をふきかけられ、そのことから例の頼母から貰った刀の件が丹後守に知れた。しかも曲解されて。市之進は、その夜、竜平と酒を汲みかわし、彼へ頼母あての手紙を託した。途中、深雪をかばい、又十郎らからはずかしめを受けたりして、用をすまし帰って見ると、市之進は自害していた。男泣きになく竜平を、源之丞、又十郎らが襲ってきた。竜平は、もう我慢できず、槍を構えて立上った。一味を倒し、張本人の将監の家へ乗りこみ、相手に槍を擬した時、駈けつけた頼母が止めた。事件は落着し、竜平は丹後守から士分に取り立てられた。竜平は市之進遺愛の槍を手に、深雪を訪れた。

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