劇場公開日 1956年9月19日

鶴八鶴次郎のレビュー・感想・評価

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4.5これぞ山田五十鈴

2015年3月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

原作川口松太郎の芸道物。

正直言って長谷川一夫が苦手なのだが、この作品に於ける芸に対して一切の妥協を赦さない頑固一徹な男は凄く良かった。
それに対抗する、こちらも頑固な山田五十鈴も素晴らしかった。これぞ山田五十鈴と言いたい位に一歩も引かない強気な女性は、同じ女性から見たら喝采を挙げるやも知れません。
こうゆう役をやらせたら山田五十鈴の右に出る女優はちょっと思い当たらない。

お互いに想い合っていながら素直になれない2人。これぞ究極の腐れ縁(笑)

最後に山田五十鈴を想いやり、藤原鎌足と2人で酒を酌み交わす長谷川一夫。

男の強さに優しさ。何よりも男の馬鹿らしさを表現していて共感してしまいます。

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