豹の眼(1956)

劇場公開日:

解説

高垣眸の小説を「ブルーバ」を監督した鈴木重吉が新人中井新一と共同で脚色し、同じく鈴木重吉が監督した。撮影は「弾痕街」の宗川信夫。主なる出演者は「薔薇の絋道館」の北原義郎、浜口喜博、藤田佳子、「新妻の寝ごと」の伏見和子、「電光空手打ち」の佐々木孝丸など。

1956年製作/41分/日本
配給:大映
劇場公開日:1956年1月29日

ストーリー

北海道指して荒海をつっ走る密輸船ブラック・プリンス号の船底に一人の美しい少女--イランゴル国の王女沙利姫が監禁されていた。沙利姫の忠臣陳爺はコックに化けて船に乗り込んでいたが、船中ただ一人の日本人旭杜夫に事情を打ち明けて援助を求めた。姫はヒマラヤ山中の小国イランゴルの国王と日本人の妃桜妃との間に生れたが、十八年前、邪悪な総理大臣豹が王を殺して莫大な秘宝の隠し場所を記した地図を奪い去った。その地図の残り半分を収めた「王位の指環」が、忠臣陳が秘かに育てた沙利姫の手にあると知った豹は、遂に姫をさらってこの船中に閉じこめたというのである。姫の味方になると誓った杜夫は陳爺と協力して、北海の濃霧にまぎれ、姫を救ってボートで脱出したが、豹一味の龍の放った弾丸に杜夫は重傷を負い、三人は辛うじて上陸したものの、追手の急追に危く見えたとき、王大人と呼ばれる怪人物に救われてアイヌ集落にかくれ住む同志ドクター・ウスクラの家に辿りついた。豹のバラモン妖術に対抗する秘術を研究していたウスクラは、一度は重傷に息絶えた杜夫を見事によみがえらせた。その頃、豹の魔手はウスクラの家近くに迫っているのだった。

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