こんな別嬪みたことない

劇場公開日:

解説

「母の湖」の笠原良三の脚本から「歌う女剣劇」の西村元男が監督に当った歌謡入り映画。撮影は板橋重夫、音楽は清水保雄の担当。出演は「鉄腕涙あり」の霧立のぼる、「憧れの星座」の神楽坂はん子、「銭形平次捕物控 金色の狼」の南田洋子、「母の湖」の船越英二など。

1954年製作/45分/日本
劇場公開日:1954年1月3日

ストーリー

小唄師匠悦子、芸者かん子、それに悠子の三人姉妹がいる。悦子のところへはオリムピア・レコード会社の社長と福助生命の重役丸尾とが互いに彼女を狙って小唄を習いにきている。社長秘書の咲山はかん子と恋仲だが咲山の給料が安いので二人はまだ一緒になれないのだ。かん子は姉悦子に咲山の昇給を社長に頼んでくれとせがんだ。ある日、悠子はかん子の出入りする料亭にかつらを届けに行き、そこの女将にトランプ占いをして貰ったが、それには近い中に恋人を得ると出た。その夜かん子が帰ってきて悠子にダンス・パーティの招待券をくれた。人前に出るのを好まぬ悠子だったが、姉たちのたってのすすめなので、出席することにした。出席した悠子は会場で村田という好青年に会い、これこそトランプ占いに出た人と思い込んだ。しかしある晩注文のそばを届けにきた出前がなんと村田であったため村田を金持の青年と思い込んでいた悠子はおどろきの余り卒倒してしまった。憤慨したかん子は翌晩また廻ってきたそば屋をとっちめようと呼びとめたところ、それは何とまた咲山ではないか。咲山がかん子をなだめながら語るところによると、村田は咲山の後輩で芸術家肌の好青年、今日は頭痛がするというから代りに廻っているので、村田も悠子を想っているというのだ。誤解はもう全部とけ、社長の小唄の免状も咲山の昇給と引換えに出ることなった。新年宴会の会場からはかん子の歌声が流れ、屋台で仲よくそばを食べる悠子と村田の上にも唄は流れて行く。

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