秘めたる母

劇場公開日:

解説

新映プロ製作の母物映画で、星川清司と原聡の共同脚本を「花火の舞」の小田基義が監督している。撮影は「花嫁の性典」の井上莞。出演者は「わかれ雲」に出た川崎弘子、「次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路」の豊島美智子など。

1953年製作/46分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1953年10月14日

ストーリー

夫の母を誤って刺殺して長い刑期を過した住江は、出獄すると兄の隆吉の家に迎えられた。娘の恵子は、今は中瀬と云う建築会社の重役の娘として育てられ、幸福な日々を送っている様子だった。或る日前夫の庄造が恵子の住所を調べに来た。庄造が賭博に負けた金を恵子からゆすろうと企んでいるのを知った住江は、恵子を守るため隆吉に頼んで中瀬家へ女中に住込んだ。恵子は許婚の小松崎透との婚礼が旬日に迫り、住江は恵子のお供でデパートの買物に忙しく、晴れて親子と名乗れないまでも幸福そのものの毎日だった。庄造は恵子宛てに脅喝の手紙を書くが住江に見つけられ、秘そかに破り棄てられた。結婚式も無事に済み、新婚旅行を前にガーデンパーティか開かれた。ふと庄造を見つけた住江は、今日の所は黙って帰ってくれと頼むが、庄造は拳銃を出して階段を駈け上った。とっさに拳銃を奪った住江は、我を忘れて庄造を射殺した。始めて住江が実の母である事を知った恵子は、警官に引かれてゆく住江の胸に泣きなからすがりついた。

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