千姫(1953)
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千姫(1953)

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解説

寿々喜多呂久平の脚本によって「滝の白糸(1952)」の野淵昶が監督した宝塚作品。撮影は宝塚映画の常連藤井春美。「神州天馬侠(1952)」の渡辺浦人が音楽を担当している。千姫に「恐妻時代」の浅茅しのぶが扮し、これに八千草薫、寿美花代、東郷晴子、草間淑江、南郷比加利など宝塚スタア連、「真空地帯」の山形勲、「恋の捕縄」の市川男女之助、「トンチンカン捕物帳 -まぼろしの女-」の杉山昌三九などが助演する。

ストーリー

江戸中を沸かす人気役者猿若珊三郎はある夜お高祖頭巾の女に導かれて、吉田御殿に登る。美貌の若未亡人千姫との一夜を過して退出した彼は、古寺の境内で、姫の手の者に殺された。思わぬ変事に泣きわめくその情人お滝を慰めるのは、千姫の腰元小夜だった。彼女は千姫をめぐる一件でお家断絶となった坂崎出羽の家中硯十郎太の許婚なのである。その内通によって十郎太を中心とする浪士達は、千姫の滝の川紅葉狩りをよき報復の機会とまちうけた。--晩秋の一日、千姫は腰元達にかこまれて、日に映える紅葉を賞でた。お伴の芸人吉彌と与茂七が姫をはさんで醜い諍いをはじめる折しも、十郎太、小夜を交えた十数人の坂崎の遺臣たちが一行をとりかこんだ。姫の一命もあわや、とみえた時、駆けつけた年若い武士の活躍で大勢は覆える。十郎太、小夜は捕えられた。件の武士の名は速見左馬之介。姫の乳母の息--そして岡崎城内での幼友達であった。懐旧の情は一転、はげしい思慕と変る。政略結婚の半生にただ一度の真の恋である。しかしその恋も左馬之介が姫に執着のあまり京都赴任の命を拒んで捕われ、千姫また将軍家のお達しとあって剃髪、下野国常行寺へ下向するに及んで実を結ばなかった。...

スタッフ

監督
脚本
寿々喜多呂九平
製作
宝塚映画製作所
撮影
藤井春美
美術
西七郎
音楽
渡辺浦人
録音
竹川昌男
照明
田辺憲一

キャスト

作品データ

製作年 1953年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 87分

提供:株式会社キネマ旬報社

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