男ならやってみろ

劇場公開日:

解説

「幌馬車は行く」の共同執筆者・直居欽哉の脚本を、「砂漠を渡る太陽」の佐伯清が監督した明朗編。撮影担当は「風流深川唄」の西川庄衛。

1960年製作/89分/日本
原題:Count on Me
配給:東映
劇場公開日:1960年11月29日

ストーリー

九州阿蘇山麓の郷里から東京に出た梶村五郎は、交通機動警羅隊の試験に合格した。生一本の五郎の性格は清水部長に認められ彼の家に下宿させてもらうことになった。部長の家にはガソリンスタンドで働く美しい妹愛子がいた。若い五郎と愛子はいつしか愛し合うようになった。白バイ隊員の三沢は、母を交通事故でなくしその悲しみと怒りで、冷酷なほどまでに違反を取締った。タクシーの運転手長谷川も三沢に挙げられたばっかりに会社を馘になった。五郎は、この三沢と性格が合わなかった。その頃、都内に銀行ギャング事件が突発、オートバイに乗り組む五人組の兇悪犯人を追って非常線が張られた。五郎が一斉検間にひっかかっている歌手江島ミドリの自家用車を劇場に誘導している間に清水部長は兇悪犯人に殺されてしまった。責任を感じた五郎は辞表を提出した。五郎は部長の遺品となった警笛を胸に、犯行現場に残されたタイヤの跡を頼りに死物狂いの捜査を開始した。下宿にも帰らず愛子にも告げず捜査は昼夜の別なく続いた。その甲斐あって五郎は、タイヤの出所である東信車輛工場を探し当てそこに工員としてもぐり込んだ。一方、三沢もまた東信車輛に目をつけたが、そこには以前挙げた長谷川が働いていて、彼は身分を見破られ倉庫に監禁された。この東信車輛は社長の高松をはじめ大木、長谷川等銀行ギャングの巣だった。彼らは、外国人のナイトクラブを襲う計画を立て五郎のオートバイの腕を見込んで仲間に加えた。あっという間に莫大な札束を奪った五台のオートバイは、待機していた隣トラックにかくされて非常線を突破した。五郎は一味の隙を見すまし、通信文を入れた清水部長の警笛を地上に投げた。工場に帰った五郎は監禁されている三沢を見て驚いたため、素性がばれてしまった。五郎は三沢と力を合わせて闘った。その時、地上に落した通信文によって警官隊が乱入して来た。ギャング事件は解決した。五郎は警羅隊に復帰した。颯爽たる五郎の姿を愛子の微笑が見送っていた。

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