ある恋の物語

劇場公開日:

解説

松浦健郎の原作を、竹森琢が脚色し、新人第一回の中島義次が監督した歌謡映画。撮影は「この髭百万ドル」の中尾利太郎。

1960年製作/44分/日本
原題:The Lost Alibi
配給:日活
劇場公開日:1960年10月2日

ストーリー

縄張り争いに明けくれる港町クラブ・オリオンのマスター三郎は、大東クラブの大沢が放つ殺し屋に狙われていた。三郎は社長が香港から戻ったら弟分のギター弾き丈二とともに足を洗おうとしていた。幹部の望月は三郎のスキを狙っていた。ある夜、香港の社長の手紙と指輪を持ったヤクザの藤本が三郎を訪ねて来た。素姓をあやしんだが、客分としてクラブにおくことにした。望月は藤本をだきこんで三郎を倒そうと企んだ。女給ナミと友達の村秋子は三郎が好きだった。三郎はヤクザの身だと秋子の好意をつっぱねた。中国人陳は大東クラブに拳銃を売りつけた。が、三郎に好意をもつ彼は望月が大東クラブに通じていることをおしえてやった。神戸の大松組から麻薬が届いた。が、三郎は取引を断った。望月は三郎をなじった。藤本は三郎に賛成して望月は追い出された。三郎は陳から真相を聞いた。藤本は香港で取引のもつれから社長を殺したのだ。陳はこの翌日に死体となって海岸に打ちあげられた。大東クラブに入った望月は、三郎と藤本をおびきよせるため丈二と秋子を拉致した。三郎はすぐに二人を取戻し、藤本を国道脇の松林に呼んだ。三郎は藤本に堅気になる邪魔をするなといった。背を向けた三郎に拳銃を向けた。しかし、一瞬早く三郎は藤本の拳銃を撃ち落した。藤本はオリオン興業の縄張を狙っていたのだ。二人の拳銃が火を吐いた。三郎の腕から血がふきだした。藤本はニヤッと笑った。と同時に体がくずれ砂地にたおれた。

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